#51 呪い
みなさんこんにちは!アオです!
「ゲーム廃人から始まる恋物語2~NEX GAME~」をどうぞ!
町に着いた俺たちはとりあえず冒険者の集いへ行き。依頼達成の旨を伝える。
そしてご飯を食べようということになった。
あお「で.......この"共鳴攻撃"を持つ巻物誰が覚える?」
あまいろ「多分なんですが、こういうのってレベルに応じてダメージが
決まると思うので私は遠慮しておきます」
あお「確かにあまいろさんのことは一理なる.......わかったわ。」
きみ「僕も攻撃よりも防御の方であるパラディンなので.......」
あお「まあ誰が覚えてもいいんだけどね.......じゃあ私とゆうさんでいいかな?」
俺「わかりました!」
俺はそう言ってあおさんから巻物を受け取る。そしてその巻物を見る。
数秒後巻物は消えて俺のステータス欄には"共鳴攻撃"があった。
あお「私の方にはちゃんとあったけどゆうさんはどう?」
俺「はい、こちらもきちんと覚えることができました!」
あお「よしっ!これで強敵が現れても楽かもしれないね」
きみ「共鳴攻撃って使用者の体力を半分程度減らす効果もありましたよね?」
あお「そうだね、199が言っていたから本当だと思うよ」
きみ「ていうことは、体力が回復できればいくらでも放つことができるのでは
ないでしょうか?そしたらかなり強いと思います!」
あお「まあ共鳴攻撃もMPを使うからMPが尽きない限り大丈夫だと思うわ」
そんなことを話しているうちにご飯が運ばれてきた。
食べながら話を続けるきみさんたち。
あお「一応ボスだったから経験値かなり入っていると思うけどどう?
ちなみに私はレベルが三つ上がっていたよ!」
俺「俺はレベルが二つ上がっていました。習得魔法・技はありませんが」
きみ「あおさんと同じく三つ分上がっていましたよ!」
あまいろ「ですが、あれだけ強いボスを倒したのに二つから三つしか
上がらないと考えるとカンストまでは程遠いですね........」
あお「確かにその通りなんだよね......あまいろさんがレベルが上がらなかったのは
一番最初の時から?」
あまいろ「はい.......でももしかしたら"何か"によってレベルの制限が
かかってしまったのかもしれません........」
あお「レベルの制限?何か思い当たる筋があるの?」
あまいろ「はい、まだこちらの世界に来て間もないころ草原を歩いていたとき
いきなりめまいに近い感覚に襲われてしまって.......」
きみ「あの時のこと?」
きみさんも思い当たる筋があるらしくそう反応する。
あまいろ「はい.......関係ないかもしれませんがおそらくその時だと思います」
あお「そっか.......ん~.......なんだろうね........」
俺「もしかしたら"呪い"の一種なのかもしれません」
あお「呪い?」
俺「はい、ゲームというよりもアニメなどで呪われて一部機能が制限
されてしまっているっていう設定があるんです」
あお「確かにある設定かもしれないね......でも一体誰が呪ったの?
それにその人の目的もわからないじゃない!」
俺「はい、まさにその通りなんです。一体誰が何の目的のために.......」
きみ「わかりませんが、もしかしたら呪いを回復できる呪文とかも存在
しているかもしれません!」
あお「ありそう!多分だけど上級魔法使いとかができるのかな?」
あまいろ「できたらでいいんですけど.......呪いを解いてくれませんか?
ずっと皆さんの足を引っ張ってしまっていて.......」
あお「わかった!じゃあ早速明日から呪いが解ける人の情報収集をしよう!」
そう言って俺たちは呪いが解ける人を探す旅が始まったのだ。
翌日、俺はいつもの時間に起きてロビーへ向かう。
あお「ゆうさんおはよう!」
俺「おはようございます。あまいろさんもいたんですね」
あまいろ「はい!レベルを上げることができると思うとわくわくで!」
あお「まあまだレベルを上げることができるって確定したわけじゃないから」
あまいろ「もちろんわかっています!」
きみさんもそろって俺たちはとりあえず情報集めをするため町をうろつく。
町の人に聞いても冒険者に聞いても呪いを解ける人はいなかった。
あお「ん~.......あっ!もしかしたら町長さんなら知っているかも!」
俺「確かにその可能性はありますね。早速行きましょう!」
俺たちは町長さんのいるところへ向かう。
あお「失礼します。町長さんいますか?」
町長「珍しいな。何か困ったことがあったのか?」
あお「町で困ったことというか、ある人を探していまして......」
町長「ほう、ある人とな.......」
あお「はい、彼女あまいろさんが呪いのようなものにかかってしまっていて
それを解ける人はいないかと思いまして.......」
町長「呪いか.......呪いと言ってもかなり種類がある。しかしこういった町で
呪いを持っている人がいるのはかなり少数だ。」
あお「そうなんですね......」
町長さんは呪いについて語りだした。
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それでは次回お会いしましょう!アオでした~!




