#39 緊急依頼~準備~
みなさんこんにちは!アオです!
「ゲーム廃人から始まる恋物語2~NEX GAME~」をどうぞ!
翌日、いつものように起きる。食堂にに行くと、すでにあおさんがいた。
あお「おっ!おはよう~!」
俺「おはようございます。きみさんたちはまだですか?」
あお「うん、私が来たときはいなかったからまだだと思う」
そう話ながら俺は朝食をよそう。今日の朝食は久しぶりの食パンだ。
俺「ここ、料理がめちゃくちゃそろっていますね」
あお「そうだよね~。近くにある引き取り所で引き取られた
魔物の皮とかも料理に使われているらしいよ~」
俺「それっておいしいんですか........」
あお「私も最初はそう思ったけど食べてみたら全然うまいよ!
それに食べなくても引き取り所でお金になるからwin-winの関係!」
俺「確かにそうですね」
そう話ながら食べているときみさんが起きてきたようだ。
きみ「おはようございます。早いですね」
あお「おはよう~!まあ私の朝はこのくらいだからね!」
きみ「そうなんですね。それで今日は何をする予定なんですか?」
あお「とくにこれといって決めたものはないけどなぁ~」
俺「それなら、そろそろ冒険者のランクをあげませんか?」
きみ「冒険者のランク?」
俺「そうか、きみさんはまだ冒険者申請をして間もないからか........
冒険者になるとそれぞれ"ランク"っていうのが設定されていて
ランクが上がるとより多くの依頼を受けられるようになるんだよ」
あお「で、昨日やっていたボスラッシュはランク制限がかけられていなくて
最低ランクであるEでも受けられる依頼だったんだよ」
きみ「そうなんですね。でもそのランクのあげ方ってなんですか?」
俺「俺もそう思って一度受付の人に聞いてみたんだけど詳しくは教えられない
そうで、それでもたくさんの依頼を受ければよいって言ってくれたよ」
きみ「ゆうさんたちは僕たちと合流する前にかなりの数こなしたんですか?」
あお「いや、それがそこまで数をこなしてはいないよ。確か数個ぐらい
で次のランクに行っていた気がするけど.......」
俺「確かにそうですね。もしかしたら緊急依頼によってかもしれませんが」
あお「そんなのあったっけ?」
俺「覚えていないんですか?ほら町長さんがいきなり冒険者の集いに来て」
あお「あ~!確かにそんなこともあったね!」
きみ「そんなことがあったんですか?」
俺「その時は、町周辺にたくさんの敵が湧いたから倒してほしいっていう
”町”からの依頼で緊急性があったから緊急依頼としてなっていたよ。
だから報酬が上がってランクが上がったのかもしれないね」
きみ「なるほど.......緊急依頼来ないですかね~.......」
あお「でも、緊急イコール危険な感じだからない方がいいんだけどね」
俺たちがそう話しているとあまいろさんも起きてきた。
あまいろ「おはようごじざいます。かなり人少ないですね......」
あお「まあ、町の人によればこの時間はまだ"早い"らしいからね」
あまいろ「そうなんですね。これが現実世界と異世界の違いですね」
きみさんは俺と同じ食パンを、あまいろさんはオムレツにサラダ、コーヒーを
頼んでいた。あおさんはとっくに食べ終わっていた。
きみ「あまいろさん、朝からがっつり食べますね」
あまいろ「そうですかね?母から朝は食べなさいって教えられていたので」
あお「へぇ~そうなんだ。健康的だね」
あまいろ「いえ、そんな褒められたことでもないですし........」
そして、全員が朝食を食べ終えて一息ついていると、ロビーの方に人だかりが
できていた。なんだろう?と思いながら俺たちもロビーへ行く。
町長「冒険者の皆の者手を貸してくれないか!」
あの時のデジャヴのように感じるのは気のせいだろうか........
町長「町の近くにある森、イバリの森で超大型モンスターが出現したとの
情報が入った!もしかしたらこの町に被害をもたらすかもしれない。
その前に一刻でも早く討伐を依頼する。緊急依頼だ!」
村長さんがそう言い終わると周りからは「おぉ~!」という声が聞こえてくる。
町長「この依頼にランク制限をかけるつもりはない!だが一人も死ななずに
帰ってくることが条件だ!冒険者の者頼んだぞ!」
受付「町からの緊急依頼を受ける人は超大型モンスター討伐後に
受付に申し出てください。報酬が町から支払われます」
前の緊急依頼のときと同じ方式なのだろう。超大型モンスターか........
きみ「これが緊急依頼ですか?」
あお「そうだよ。冒険者全員でメラメラと燃えるこの感じ私は好きだわ」
俺「そうですね。俺は行くつもりですが皆さんはどうしますか?」
あお「安心してもちろん私たちも行くわよ!」
あまいろ「私も習得したばかりの呪文でサポートします!」
きみ「僕もできる限りのことを尽くします!」
俺「じゃあきまりだな。早速イバリの森へ行くぞ~!」
周りを見回すと俺たちと同じ冒険者の人たちがぞろぞろとイバリの森へ
向かう準備をしている様子だった。2回目の緊急依頼開始だ!
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それでは次回お会いしましょう!アオでした~!




