表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ゲーム廃人から始まる恋物語2~NEXT GAME~  作者: アオ


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

23/103

#23 イベント三日目

みなさんこんにちは!アオです!

「ゲーム廃人から始まる恋物語2~NEX GAME~」をどうぞ!

翌日、俺たちはラジェスさんが新しく追加してくれた依頼を行うことにした。

今回も前回と同じで洞窟の探索依頼という形だ。楽で報酬も弾むので良い。

あお「あ~、私もそろそろ攻撃系の技が欲しいよ~。」

あおさんはしたくをしながらそうつぶやいた。

俺「でも、あおさんの職業的に無理だと思いますが.....」

あお「そんなのはわかっているけどさ~ゆうさんみたいにかっこいい技を

   使って敵を蹴散らしたいの!!」

俺はそんなあおさんの要望に苦笑いするしかなかった。

俺「もしかしたら、今回の依頼でレベルアップして新しい技を

  覚えることができるかもしれませんよ。」

この世界には攻略本や便利な攻略サイトは一切ない。地道に自分たちで

解き明かす以外の方法はない。だからこそ、そういった自信が持てるのだ。

あお「確かに!!ゆうさんはもう準備できた?」

すでに出発してしまいそうな勢いだったので少し止めてさあ出発だ。

あお「今回の場所は遠いんだよね?」

俺「そうですね、片道30分くらいあるので時間に余裕をもって行動しないと

  大変なことになる気がします。」

あお「そっか。そういえば、ゆうさんは今どのくらいポイント貯まった?」

ポイントというのは運営側が出しているイベントのことのだろう。

俺「えっと......67ポイントですね。あおさんはいくつですか?」

あお「私は忘れたけど確か120いくつだった気がする。」

見るのが面倒なのかだいたいの記憶の数で教えてくれた。

俺「そうなんですね。あっ、それと技の話なんですけど......」

俺がそう言い出した瞬間一気にあおさんの表情が曇るのがわかった。

そんな表情に少々ビビりながらも言葉を続ける。

俺「あのあと、新しいスキルを手に入れたんです。」

あお「ゆうさんまでも私から奪っていくの~!?」

"奪っていく"とはかなり間違った言い方ではないだろうか。

俺「奪ったも何も......ちょうどいいところに敵がいたので見せますね。」

俺はそう言って少し前に習得したスキル"エクスポーション"を発動させる。

すると辺りに爆発が起きて次々と敵を倒していく。

あお「何その技!?かっこよすぎでしょ!!」

俺「かっこいいとかはよくわかりませんがまあまあ強いですよ。」

あお「範囲技だから雑魚敵とかはまとめて一掃できそうだね。」

そんなことを話していると今回の依頼の場所の洞窟に着いた。

俺「じゃあ早速行きましょう!」

俺たちは洞窟に入っていった。さて今回はどんな敵が出るのかな?

少しわくわくしながら洞窟を探検し始める。前回と違うこととしては

マップの方も書かないといけないことだ。このマップ作成が地味にめんどい。

なので一フロア進むごとに書く人を交代して書いている。

あお「このフロアの地形が書きづらい!!」

そう言ったあおさんはペンを投げ出しそうになっている。

まあその気持ちはわからなくもない。実際、一フロア前の俺もそうだったからだ。

敵が出ることにわくわくしていたが全然出てこない。前もそうだったが

なぜか洞窟では敵が出てくる頻度が少ないのだろうか。まだ二つ目の洞窟だから

全てがそうだと言い切れないがそれでも疑問だけが残る。

そんなことを思いながら足を進めると、ついに敵が現れた。

しかも全く知らない未知の敵だ。パッと見では人型に近いような敵だ。

そいつと戦い始めて数分後、体力は着々と削れているがなんせ一回のダメージが

少なすぎるのか相手の体力が高いのかはわからないが時間がかかっている。

その分、相手からの攻撃もあまり痛く無いのでそこは大丈夫なのだが。

あお「大丈夫?」

俺「はい、なんとか。でもまだまだ倒すのにかかりそうです。」

ここのフロアはあおさんが担当なのであおさんは敵の特徴などを書いている。

五分後、これ以上こいつと戦っていると時間が無駄になると思った俺は

逃げ出した。幸いにも敵は追ってこなかった。

あお「体力が高いのか防御力が高いのかわからないけど大変な敵だね。」

俺「そうですね。次は万全の準備で戦ってみましょう。」

その後もちょこちょこ敵と遭遇することはあったがあの敵との遭遇はなかった。

あお「さっきの敵ってレア枠なのかな?」

俺「どうなんでしょうか?でもその可能性は大いにありますね。」

ちなみにさきほどの戦いで俺たちはレベルアップしたがまだ技を習得しなかった。

あお「そういえば、イベントの方って大丈夫なの?」

俺「全然期間はまだまだあるので大丈夫ですよ。」

あお「そうじゃなくて、ポイント減少の話。」

俺「ポイント......減少......?」

あお「ほら、個人戦だから協力して倒すとポイントが減るってやつ。」

俺「あっ......」

俺はまずいと思いながら大急ぎでポイントを確認する。するとそこには

案の定、洞窟に入る前とポイントが減っていた。

やってしまった......俺が気まずい顔であおさんを見ると

あお「まあ、仕方ないよね!大丈夫!次から気を付けよう!」

と言って慰めてくれた。

読んでいただきありがとうございました!

ブックマークや評価を付けてくださるとうれしいです!

それでは次回お会いしましょう!アオでした~!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ