#1 プロローグ
みなさんこんにちは!アオです!
ついに前作の続きの作品であるこの作品が始まりました!
頑張って書いていくのでどうぞ最後までよろしくお願いします!
「ゲーム廃人から始まる恋物語2~NEX GAME~」をどうぞ!
俺「えっ!?天田紀さん!?」
俺、花田祐樹は今ゲームハールドクエストの公式オフ会にやってきた。
そしていつも一緒にゲームを行っている仲間あおさんやきみさんと
回っていたときに同じく一緒のパーティーのあまいろさんから連絡が入る。
あまいろさんはこの日は家族との旅行によってオフ会は断念した。
しかしあまいろさんのミスで旅行の日は別の日だったため昼が過ぎてから
開催地である東京の東京駅に集合ということになった。
そしていざ、あまいろさんが来たと思って対面してみるとなんと.....
同じ高校一年生の天田紀色さんだった。
俺と天田紀さんがどぎまぎしながら顔を見合わせていると
あお「あれ?もしかして二人とも知り合い?」
とあおさんが俺たちに話かける。あおさんは大学生でかなり前から
ハールドクエストを一緒に行っている人だ。
俺「はい、そうです。」
色「じっ.....実は一緒に高校でなおかつクラスメイトで。」
いつもの天田紀さんが声を出して想像する。天田紀さんがこのゲームを
やっていることは知っていたがまさかのその正体が"あまいろさん"だったとは。
きみ「すみません、これからどうしますか?」
そう言ってきたのはきみさんだ。きみさんは中学三年生の絶賛受験生で
ゲーム歴は俺とほぼ同じだ。そのため初期のパーティーからの仲間だ。
俺たちがなんとも言えない雰囲気を察してくれたのかそう言った。
色「みなさんが良ければですがこのままオフ会続けませんか?
私、実はめちゃくちゃこのオフ会楽しみにしていましたので!」
きみ「俺はもちろんオフ会を回りたいです!」
そしてあおさんや俺の意見によって残りのオフ会も行うことになった。
あお「でもまさかゆうさんとあまいろさんが同級生だったとは。」
"ゆう"というのは俺のゲーム内の名前だ。
俺「本当ですよ。前からずっと行っていたので不思議な気持ちです。」
色「私もそうですよ。本当に昔からやっていたなんて。」
天田紀さんも俺と同じような気持ちになっていた。
そしてその後俺と天田紀さんの間にはそんな怖い空気も流れることがなく
そのまま公式オフ会を続けた。時間が過ぎていき時刻は5時。
そろそろお開きにしますかというときに放送が鳴り始める。
【皆様にお知らせです。この後、ちょっとしたイベントを予定していますので
是非、大型モニター前に集合してください】
俺たちは不思議に思いながらゲームをやっている身なので向かう。
大型モニター前までくると同じ放送を聞きつけた他のユーザーたちも
たくさんいた。まあそりゃあそうだろう。
「皆さんお集まりいただきまことにありがとうございます」
そう司会のような人がしゃべりだす。しかしステージの裏側では声が
漏れていた。しかもその声は決して良いと言えるものではなかった。
俺たちはそんなことに気にしながらそのまま聞く。
そして司会のような人が再びしゃべり始める。
「さて、今回はお集りのある人に試練を与えます。」
その言葉と同時に周りがざわつき始める。ゲームの何かと思ったが
そんな甘い期待をぶち壊す言葉が放たれる。
「そしてその試練はここではない別の場所。皆様がよく呼んでいる
"異世界"で行います。」
そのとたん大型モニターを中心として円を描くように周りからフェンスが
上がってくる。そのとたん周りの人が騒ぎ始める。
「何を言っているんだ~」「早く帰らせてくれ!」そんな声が
聞こえる。俺たちもパニックに陥っている。
「まあまあ、落ち着いてください。そんな慌てたところで無理ですよ。」
さっきまでの司会の人の表情が変わった。俺は恐怖心が湧いた。
「それでは検討を祈ります。」
気が付けば会場スタッフの人たちはフェンスの外に追いやられていた。
そしてその人たちも不安や恐怖、どうしていいのかわからず突っ立ている人
様々な人がいた。そのスタッフに対して「どうにかできないのか!」と
騒ぎ立てる周りの人。今の状況に誰一人として何も理解できなかった。
そして司会のような人がどこかへ消えていったと同時に周りの人の体が
白く光り始めて飛ばされる。そんなことを見て俺たちの不安は余計
大きくなるばかりだ。振り返ると天田紀さんを含めた俺たちのパーティーの
人も茫然となっているようだ。当たり前だろう。
そんな非現実的なことを見続けること数分、俺の体が白く光り始めて
浮遊しているような感覚に陥る。驚きながら俺は下を見る。
さっきまで地面だったはずのところが徐々に消えていくのがわかる。
そして下からはあおさんが何か叫んでいるのが見える。内容までは聞き取れて
いなかった。ああ、このまま俺死ぬのかな......短い人生だったな。
そんなことを考えていると体が動かせるような感覚がする。
俺は体を動かして辺りを見る。そこにはさっきまで居たオフ会の会場では
ない別の場所だった。しかし今ここがどこかは全くわからない。
そんなこと思いながら辺りをうろうろし始める。
するとそこに一人の人影が見え始めた。
読んでいただきありがとうございました!
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それでは次回お会いしましょう!アオでした~!




