表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界とゲームは違う様です。~やり込んだゲームに似た異世界で生き残りたいのだけど、ゲームと違う事が多過ぎて困っています~  作者: 下見野大
第2章 3人目の仲間と王都編

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

82/283

第82話 隠形スキルによる奇襲の成否は

 主人公は、改めて強盗団を殲滅する、と心に決めた様です。

 しなくて良い言い訳をしている気もしますが、人を大量に殺す前の通過儀礼なのでしょうか。

 強盗団は、殲滅する。


 あいつらが、弱かろうが、事情があろうが、そんな事まで配慮してあげる程、俺は優しい人間ではない。


 そう決断し、街道から獣道の様な道を見つけて通り森の中に入り、奴らの根城に近づく。


 不用心な連中の様で、俺の感知によると警戒している奴は居ない。


 その程度の連中か。


 ああ。


 村に内通者をつくっていたから、安心しているのか。


 そう状況を予想しつつ、行動に移す事にする。


 強盗達の根城には未だそれなりに距離があるが、3人の安全を考え、ここで待機していてくれと指示をする。


 更に、3人には隠形を掛けてあると説明し、俺が攻撃すると隠形が解ける可能性も説明。


 クラリッサには、「強盗への復讐を確実に出来る様にする為に、俺がまず強盗の数を減らすから」と伝え、隠形で世界に紛れながら接近して行く。


 そうやって根城に近づいてみると、粗末なテントが幾つか建っている。


 うわ~。


 まあ、技術を持っていないから家とか建てられないのかもしれないけどさ。


 俺の奇襲がバレタ場合に人質にされそうな人については、どうも木製のコンテナに入れられている様だ。


 若い女性が7人、子供と母親と思われる気配が2組で5人、それぞれコンテナに入れられている。


 そして、その横に街道を移動していた人達から奪ったであろう戦利品が入っていそうなコンテナも置いてある。


 その横に、小屋みたいな形でマイクロバス程度に大きくて立派な馬車がある。


 しかも、自走タイプのゴーレム馬車で、悪路でも走れる様に16本の蜘蛛のような足が付いている。


 確か、ああいうのは高い筈だけど、あれも盗賊達が奪った戦利品だろうか。


 ちなみに、盗賊団のリーダーかなと思う一番強い気配は、そのゴーレム馬車の中だ。


 そして、そのゴーレム馬車の窓は小さく少ない上にドアも窓も閉められているから、少々暴れても外の様子については気が付かれなさそうかな。


 そんな確認と分析をした上で、優先して倒すべきだと決めたのは感知スキルを持っているであろう斥候系。


 幸い3人しか居ないし、3人とも赤黒いオーラを纏う殺人者で2級職の斥候だ。


 次に、優先して倒すべきなのは、攻撃力の高い魔法使い系か。


 これも、4人と少ない上に、同じく赤黒いオーラを纏った2級職の魔法使いだけだ。


 なら、まずその7人を優先しよう。


 他に、3級職の重戦士も居るが、俺は4級職だから、接近戦を真面にしなければ何とかなるだろう。


 後は、隠形でどこまで誤魔化せるかだけど。


 対人戦を意識してから、偽装スキルに色々と聞いている。


 一番力を入れて聞いたのは、偽装スキルの隠形で見つからないで済むかどうかなんだけど、結局相手次第という結論になった。


 偽装スキルによる隠形は、偽装スキルのランクとグレード。


 そして、俺の器用ステータスによりその成否や隠形の強度が変わってくるそうだ。


 他にも、隠形状態で騒げば見破られる可能性は上がるし、器用ステータスを上げる身体強化や覚醒と言ったスキルや、明鏡止水なんてスキルの力を強化するスキルまである。


 それに対し隠形で偽られる方は、間違った認識に気が付ける知力、誤魔化しに対する抵抗力として精神ステータスが関係し、それが高いと隠形を見破られるとの事。


 他にも、心眼なんて見破るスキルはあるし、感覚強化と言う5感を強化するスキルでも違って来るし、感知スキルのランクやグレードが高いと当然見破られる。


 そんな風に複数の要素が絡むので、偽装スキルの隠形による奇襲が成功するかどうかは相手次第となる、との事。


 まあ、ここの強盗はせいぜい3級職しかいないし、斥候系は2級職の斥候しか居ないから大丈夫だろうとは思っているが。


 それでも実際に隠れての奇襲で多くの人と戦う気になると、気にすべき事はある。


 例えば、隠れての奇襲で、敵に気が付かれるかどうか、とかだ。


 1、攻撃が当たっても気が付かれない

 2,攻撃を受けると気が付く

 3,同じパーティの人が攻撃を受けると気が付く

 4,攻撃を仕掛けるタイミングで気が付かれる

 5,同じパーティの人に攻撃が仕掛けられると気が付かれる

 6、殺気を向けると気が付かれる

 7、周辺で攻撃の気配があると気が付かれる

 8,大き目の音を立てると気が付かれる

 9,目の前に立つと気が付かれる、

 10,臭いで気が付かれる


 等々、気が付かれるのにも細かい段階や状況の違いがあるって話んだんよね。


 他にも、

 1,目の前に居るのに隠形を実行すると認識できなくなる

 2,目の前から物陰などに隠れて隠形を実行すると認識できなくなる

 3,一度認識されると隠形が成功しない


 といった違いも出てくるようで、偽装スキルの隠形で世界に紛れながら奇襲をすると言っても、色々と油断できない仕様の様だ。


 だから感知スキルを持っている可能性のある斥候を優先して倒そうと思っているのだけど、斥候と同じパーティの強盗に攻撃があったと気が付かれる可能性はあるんだよな。


 ゲームだと、事前に偽装スキルの隠形をONにしておくと、MPが少し消費され、敵からの奇襲が殆ど無くなり、こちらが奇襲できる事が多くなり、奇襲により1ターン一方的に攻撃出来ると言う仕様だったんだけど、全然違うし困っちゃうよね。


 でも、悩んでいてもしょうがない。


 偽装はランク4.5だし、ステータスは4級職で尚且つ器用ステータスも職業補正で高くなる忍びだから、大丈夫だろう。


 イザとなれば『人質を保護しながら火嵐でこの辺一帯を焼きはらう』で行こうかな。

 偽装スキルの隠形により隠れての奇襲。

 でも、相手との力関係で、色々な状況になりそうです。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ