第69話 旅立ちの前の忠告
主人公は、門番たちに魔王の狂乱に備えるべきだと言った話をして自宅に一度戻る様です。
門番達と、魔王の狂乱に備えるべきだとの話をし、自宅へ戻る。
自宅では忘れ物が無いかを確認してアリーサの家へ。
アリーサは完全武装で出てきて、自分より重いのではと言う様な巨大な荷物を持っている。
アリーサは両親に愛されているな、と思うけど、これで移動したのではステータスが4級職だとバレそうだ。
なので、家に中にお邪魔させてもらい、そこで3人に内緒ですよと言いつつ格納箱スキルを使い格納しておく。
すると、慌てて更にご両親が色々と持ってくるので、それを木製のコンテナに入れて全て持っていく。
それだけで30分以上かかってしまったが、事前に言っておかなかったのでしょうがないだろう。
アリーサの両親は、どうやって格納箱スキルを手に入れたのか聞きたそうにしていた感じだが、それは言わずに4人でマドリーンの家に。
既にマドリーンは、家の前で俺達を待っている感じで、抱き着いている甘えん坊の妹を宥めている感じか。
はあ。
あの妹さんには嫌われている感じなのに、面倒だな。
マドリーンに近づいていくと、案の定俺に聞こえる様に「マドリーンお姉さまが、あんな男と一緒に村を出るなんて、絶対に許せません」とか言って来る。
そう言えば、アリーサにも年の離れた兄が居たけど、現在は王国軍に参加していて居ないんだよな。
居たら、あんなふうに言われたり『妹を連れて行くのなら俺を倒していけ』とか言われたりしたのだろうか。
まあ、ゲームにはそんな描写は無かったけど、アリーサの兄と王都とかであったら、どうなるんだろうな。
そんな事を考えていると、マドリーンの所に辿り着いた。
すると、こっちを睨んでくる妹ぎみ。
それを無視して「マドリーン。荷物は?」と聞くと。
「うん。叔父ちゃんからこれ貰っちゃった」と見せて来るのは肩から掛けるバックだ。
ああ。
大量の荷物の重さを感じずに運べる『魔法の袋』か。
袋に入る量は『魔法の袋』の質によるらしいけど、最低ランクのモノでも結構高価な筈なのに。
そんな風に思いながら魔法の袋を見ていると「ふん。貧乏人とは違うのよ」と言った声も聞こえてくるが。
「それ、持っているとバレルと狙われるって話だけど」と最初に忠告しておく事にしたのだけど。
「うん。こっちのバッグと上手に使い分けるから」と二つのバッグを肩から掛け、それを使い分ける事で誤魔化す様だ。
まあ、マドリーンならそういう事には長けてそうだし、任せれば良いか。
「じゃあ行こうか」
そう言うと、「ちょっと待って」と言って次期村長のお兄さんを俺の前に引き出してくる。
「え~と。何?」
俺が状況が分からずマドリーンにそう言うと「聞きたい事があるんでしょ」とマドリーンはお兄さんの背中を叩いている。
すると「こ。この村は、どうすれば良いと思う?」と意を決したように聞いて来る。
「いや。昨日村長に色々と言いはしましたが、所詮俺は村人でしかないですから」と言うと「昨日、あれだけ的確に色々と言っていたでしょ」とマドリーンの方が俺に文句を言って来る。
「言ったけど。あれだって、そんなに真面目に考えた事じゃないし。俺は、そんな立場じゃないからね」
そう言うと「なら真面目に考えてはいないけど、気が付いた事を兄に教えてよ」と言って来るけど、どうしたものか。
あのマドリーンの様子だと、言わないと旅立ってくれないか。
そう思い「……、俺の認識なんて間違っている可能性が高いですよ。その前提で良いなら」と先ずハードルを下げる為の言い訳をする。
それでも「ああ。それでも良いから意見を聞きたい」と、マドリーンの兄が言って来るので俺の思った事を話す事にした。
マドリーンは、次期村長の兄に、主人公の視点で忠告してもらいたいようです。




