第59話 2人は4級職へ
主人公は、仲間にした幼馴染をレベリングにより強くしています。
そのスピードは早く、取得するスキルの選択が厄介なようです。
マドリーンは風魔法をランク4にした。
アリーサは、精神異常耐性をランク2に。
順調に強くなっていると言って良いのかな。
マドリーンは、新しく使える様になった風槍をハイオークに使い、防具を着ていないハイオークなら弱点に1発撃ち込めば倒せることを確認している。
そして、魔石や武器を残して消えていくハイオークを見つつ「凄いね。あっという間に」と感慨深そうに言っている。
確かに凄いけど、まだ魔力操作スキルを持っていないから、イメージによる指示により単純な強化を行う事は出来ても、特別な属性を付与した魔法は使えないんだよな。
それが、ゲームにおける主人公の優位さだったんだけど、NPCキャラとは違う現実にこの世界で生きている二人にも持たせたい力だ。
どうにかならないかな。
宝箱から入手出来れば良いんだけど。
でも、魔力操作スキルのランク上げは俺もしたいんだよな。
そんな事も考えつつ、ランク3の風槍を同時に発生させられる事を自慢げにしているマドリーンを見ると、俺も嬉しくなってくるかな。
村でも、極一部の人しかこのクラスの魔法を使える人居ないし。
一段落ついたかなと、ステータスウィンドウの時計を見ると13時過ぎか。
格納箱から出した携帯食を渡し二人に相談する事にする。
「明日、3人で村を出るって事は、今日ご両親に相談する事になるよね。
となると早めに帰った方がいいと思うんだけど。
後、出来ればこのダンジョンのボスも倒しておきたいし」
そう言うと「でも、この調子だと4級職の魔究師になれるんじゃない?」と、マドリーンは正確に状況を把握している様だ。
でも俺はそこまで把握していないので「今、職業経験値は幾つ?」と確認すると。
「800万くらいだよ」との返事。
その返事とステータスウィンドウで確認できる経験値表とログの内容を確認し「なら、後3~40匹倒せば、転職まで行くと思うよ」と状況を伝える。
すると「そうだよね。なら魔究師になっておきたいかな」と、マドリーンは浮かれ気味。
「分かった、スピードを上げて倒していこう」
そう言って、携帯食を食べてから、二匹いるリザードマンのグループに向かう事にした。
その後、マドリーンは魔導士でレベル30になり、水魔法を選びランク2に。
そして、魔究師に転職し、4元素魔法、杖技、幻影魔法、生活魔法、爆裂魔法の選択肢で、また悩んでいる。
「風魔法を2回取得してランク5にするのと、水魔法を取得してランク4迄上げるのと、どちらが良いのかな?」と悩んでいるそうだ。
なので、俺が「ランクは上がらなくてもグレードが上げるだけでも威力とか上がるって話だよ」と言ったら、更に悩み始めた。
そして、また俺に「どうするのが良いのかな?」と聞いて来るので俺の意見を言ってみる。
「ランク4以上の攻撃魔法は消費MPが多いから、今の俺達では連続して使用は難しい。だから、切り札的な魔法になる。当然ランク5の魔法は、その傾向がさらに強くなるよ。
それに対し、ランク3以下の魔法は、普段使いの魔法になる。
だから、現状だと切り札を得たいか、普段使う魔法を複数属性で取得したいか、と言う選択になるのかな」
そう言うと、普段使いの魔法の強化をしたいと思った様だ。
LV1で水魔法を取得しランク3に、LV11で水魔法をランク4に、LV21で風魔法のグレードを上げランク4.5にする事にしたそうだ。
そう言えば、ランク5の攻撃魔法なんて俺も持っていないけど、特化型にするとあっという間に取れそうだと、少し衝撃受けたけど、それは内緒か。
まあ、マドリーンがランク5の魔法を取得したとしても、魔力操作スキルを持っていないから強化は限定的。
だから、単純比較で俺の方が劣ると言う訳でもないんだろうけど。
アリーサの方は、神官のLV30で、更に精神異常耐性を取得しランク3へ。
大神官に転職し、LV1、11,21で聖魔法を取得しランク3にした。
アリーサは特化型になるつもりなのかな。
俺も聖魔法を高ランクでも持っていてもらいたいから反対する気はないんだけど、あまり悩まなかったのが少し気になったかな。
このまま大神官でLV31にして、更に聖魔法を取得させたいところだけど、この時点で午後3時を過ぎてしまったので、ボスの部屋の近くに簡易転移で向かう事にした。
主人公は、二人を連れてボス戦に向かう様です。
大丈夫なのでしょうか。




