第40話 スキルのランク
主人公は、転職、職業レベルのアップ、スキル追加の宝玉により強くなっています。
この階層の宝箱も当たりだったな。
亜空間魔法と言ったレアな力を手に入れ、浮かれながら魔物を狩りまくっていると忍びLV31を超え、またスキルの取得だ。
偽装、感知、影分身、回避等と取得したいものは色々とある。
しかし、今後は、こんなに簡単にスキルを取得出来ないかもしれない。
なら、先の事を考えて取得するべきだろう。
近々のイベントだと、村から出立する時に偽装スキルで職業等を偽らないと、『それ程の力を持っているのなら、村のために働け』『村を見捨てるのか』等と村長やその取り巻き達と揉める事になるんだよな。
それでストーリーに何か影響があった訳では無いが、ゲームクリア後となる魔皇帝討伐後もこの世界に居ると言う事を考えると揉めない方が良いのかな。
揉めない為には俺一人なら偽装ランク2以上、仲間を連れで一緒に旅立つならランク3以上あれば良いから、まあ、現状楽勝なんだけど、ゲーム通りかどうか。
感知も大事だし、影分身を使えるスキルにする為には、ランク2以上にしたい。
回避だって今以上に上手くなりたいが……。
多分、俺は今後色々と偽り続けなければならない。
馬鹿正直に『基本四職全てに適性が有りました』、『勇者候補なんです』、なんて言う気はないんだから。
偽装スキルを上げておこう。
そう決断し偽装スキルを取得する。
だけど、これまでと違ってランク4からランクが1つ上がりランク5になったりはしない。
ランク5は最上級の力と言う事で『別格』及び『上級者』と言うゲームでの設定。
この世界だと世界の理になっている。
なので、ランク4からランク5にするには、偽装スキルを2回取得する必要がある。
この世界の理では、スキルのランクを上げるには必ずスキルを取得しなければならないが、スキルを使用する事によりスキル経験値・熟練度が得られ、スキルのランク内のグレードはあがる。
そのグレードをランク4で十分に上げておけば、一度の偽装スキル取得でランク5にする事も可能なんだけど。
でも、スキルのランク内でのグレードはステータスウィンドウで確認する事は出来ないし、スキルに聞いても答えてくれないので、どのタイミングで取得すれば一度の偽装スキルの取得でランク5に出来るか分からない。
しかも、ランク4のスキルをランク4で限界まで鍛えるのには、数年から数百年掛かると各スキルから教わっている。
その期間の違いは、その力に対する才能の有無の他、スキルをどれだけ使ったり鍛えたりするかによって変わるのだそうだ。
幸い俺の持つ成長の加護もそれに影響するのだけど。
ランク4から一回のスキル取得でランク5に出来るまでスキルを鍛えるのに、限界まで鍛える場合の半分の期間で良いと言っても、早くても数か月はかかるし、長ければ数十年かかると言う事になる。
なので、偽装スキルをランク4でそこまで鍛えられるかと言われると、そんなに期間は掛けられないだろう、とランク4で2度偽装スキルを取得してランク5にすると決断した。
まあ、ゲームプレイ時もそうだったしね。
ちなみに、偽装がランク5になったあと、一切スキルを鍛えずにランク5で鍛え切った状態にするには、偽装スキルを10回取得する必要がある。
なので、単純にランク1~5と言う表現だけでなく、『ランク4.5』と表現されたり、『ランク5.1』、『ランク5.2』,『ランク5.3』,『ランク5.4』、『ランク5.5』、『ランク5.6』、『ランク5.7』,『ランク5,8』,『ランク5.9』、『ランク5.99』と表現される事もある。
と言うか、そう表現する人の方が多いか。
ちなみに、16段階になるんだから、レベル1~16と言い換えて表現すれば良いのにと言う意見も有るらしいが、スキルランクを上げる為には必ずスキルを取得しなければならない。
そして、ランク内のグレードは鑑定スキルの解析鑑定でも確認しようがないと言う事情もあり、レベルと言う表現は一般には使われないけどね。
ランク内のグレードのアップは、スキルを取得しなくても鍛えれば超えられる壁だから、まあ、ゲームやこの世界の理でそうなっている様に、ランク1から5と言う表記で良いと思う。
ステータスウィンドウ内の表記もランク1、2、3、4、5だしね。
だけど、グレードを確認できる仕組みは欲しかったかな。
だって、ステータスウィンドウのメモ機能に、偽装スキルランク4.5とか、自分で記入しておかないと、ステータスウィンドウのログ機能を使ってスキルの取得履歴をワザワザ確認しなければならないって事でもあるから。
ちなみに、偽装スキルをランク5で鍛え切った5.99状態にすれば、殆どの場合で偽れそうだけど、他のスキルもあるので果たしてそう上手くいくのかと言うと、疑問だよな。
そこまでランクを上げるのは大変なのに。
偽装の力を合わせ技で上げられる力には、何があったかな。
そんな事を考えつつステータスウィンドウ内の時計を見ると夜の10時だ。
今帰ると、イベントが始まるか。
それは、ちょっと怖いのだけど。
でも、二人を手に入れる為には。
と、簡易転移で始まりのダンジョンの入り口の通路に戻り、ランクの上がった格納箱に置いてあった物を全部入れる。
そして、メルを影から呼び出して、偽装スキルの隠形で村にも居る斥候系の人達でも感知出来ないように隠し、メルに影に入ってもらってから、村に帰る事にした。
スキルのランク5は別格な力と言う事なのか、面倒な表記になる様です。




