第309話 料理神の祠の状況は
主人公達は、料理神の祠へのツアーに参加したら、魔物との戦闘にも参加させられています。
一回目の戦闘の後、先輩冒険者のオベリアさんから、何か話がある様です。
料理神の祠へのツアーにお金を払って参加したのに、魔物の殲滅に参加する事になり、マドリーンが魔法で出来る限り魔物を倒している。
そのマドリーンの偽装後のMPが200をきったら、後退。
弱く偽装後だから2分も持たなかったが。
後ろに下がると、マドリーンにミスリルの絆の魔究師であるオベリアさんが話しかけ来る。
「大したものだよ。
この状況で、矢と槍の魔法を使い分けているんだから。
魔究師になれば、今すぐにでも私達と同じ事が出来そうだ」
そう言われたマドリーンは「ヨシマサちゃんの指示に従っただけですから」と謙遜している。
しかし、大丈夫かな。
魔物の集団がかなりの大部隊になってこちらに来ているが。
1000匹程度いる上にEランクではなくDランクまで混ざっている。
この連中で防ぎきれるのか。
でも、弱く偽った状態の俺は魔法を使えない設定だから、魔物の殲滅に参加する訳にはいかないんだよな。
……。
俺って分からなければ良いだけか。
そんな風に思っていると、メルルさんがやってきた。
「斥候系は集まれって声が掛かった。一緒に行こう」
そう言われたので付いていくと、慌ただしい状況の中での会議の様だ。
「ここを仕切らせてもらう忍びのハルトだ。
後、2~3分で魔物の集団が到着する。
今回は何時もの倍以上魔物が居る様なので、防げそうにない。
その認識であっているか」
そうハルトさんに言われて、頷いている面々。
俺が頷かなかったのが気になったようで、俺に対し聞いて来る。
「君の認識は違うのか?」
「いえ。1000匹くらいの魔物が来ているのは感知していますが、ここの戦力が良く分からないので」
「ああ、そういう事か。
それで、階段まで戻り、階段での戦闘で数を減らすしかないと思うのだけど」
なるほどね。
以前、俺達がやった対策が正解と言う事の様だ。
そう思っていると護衛のパーティの斥候系からは、幾つか意見が上がっている。
「でも、それで対処できるかな?」
「駄目なら今回は諦めよう」
俺は、様々な声が上がっているのを黙って聞いていたんだけど、『やるだけやって、駄目なら帰ろう』って意見が主流のようだ。
そう思っていると「おい。ボスが動き始めたぞ」と別の情報が入る。
「何をした。いや、何をやった」
「まさか、ボスまで感知で調べたんじゃないだろうな」
あ~。
それ拙いんだ。
でも、俺が感知した時は、何の反応も無かったけど。
「えっ。駄目なんですか」と、1人の隠密職らしき奴が聞いている。
「高ランクの魔物は、感知スキルの探索の魔力にも気が付くんだよ。そのくらい知っておけよ」
そう怒られているが「だけど、Dランクの魔物が大量にこちらに向かって来ていたから、それがボスかもしれないって心配になったから」との言い訳。
あ~。
そう言う認識ね。
まあ、ボスは本来Cランクだけどね。
「馬鹿。ここのボスはCランクだ」と別の斥候系の人が指摘してくれる。
「だ、だけど」と迂闊な冒険者が狼狽えているだけなので。
「俺も感知してみましたけど、CじゃなくてBランクかなって思いましたけど」と指摘してみた。
すると「君もか」と怒られた感じ。
なので「感知スキルに探索を感知されない様にと指示した上、偽装スキルの隠形で感知スキルを隠したら、ボスは感知出来なかった様で何の変化も無かったですよ。まあ、消費MPはうなぎ上りですけどね」と、情報を上げてみる。
すると、『あ~。そう言うのもあるか』って感じの人が4分の1程度も居る。
その程度の事すらしていないなんて、大丈夫なのだろうか。
と言うか教育があまり行き届いていないのか。
「ちょっとまて、俺もやってみる」とハルトさんが狼狽えながら言うので「もう、感知されているのなら、消費MPが結構増えるので、普通に探索で調べれば良いと思いますけど」と指摘してみる。
「まあ、そうなんだがな」と言いつつ、感知スキルの探索をしている。
と言うか、殆どの人が感知スキルの探索をしている様だ。
「駄目だ。階段に下がろう」とのハルトさんの指示。
俺も同意見かな。
料理神の祠ツアーは、上手く行っていない様です。
どうなるのでしょう。




