第308話 戦闘開始
主人公は、ベテランって感じの冒険者パーティであるミスリルの絆の人達との会話により、情報を得たり儲け話をしたりしています。
それで、料理神の祠に辿り着いたのですが。
移動の途中、後ろの女性陣は女性陣だけで、何処のカフェのお菓子が美味しいとか、料理がおいしいと言った会話をしていたようだけど、目的地に着いたので、皆気持ちを入れ替えてダンジョンに順次入っていく。
俺達もミスリルの絆の人達に続いて、中に入って行ったのだけど、階段の途中で止まってしまう。
まあ、全員で150人くらいいるのかな。
護衛が90人。
ツアー参加者が60人くらいだろうか。
なので、階段で渋滞している訳なんだけど。
また、ここのダンジョンは、空飛ぶホーンチキンなんているからか天井が高く、その分地下一階までの階段が長いんだよな。
ステータスが上がっているとはいえ、スカイツリーの3倍の高さの階段の上り下りがあるから。
さて。
地下一階に入り、ホーンチキンに見つかり警戒の鳴き声をあげられると、祠中の魔物が集まってくるけどどうするんだろう。
「先ず、ツアーの護衛が中に入る。
その後、君達護衛の下についているパーティが中に入り、護衛と合流する。
そして、一度一通り魔物を殲滅したら、料理神の神像に向かうから、そのつもりで」
そう言って、料理神の祠の地下一階への階段を下りて行くミスリルの絆の面々。
そして、微かに戦闘音が聞こえ始め、俺達も地下一階に入る。
そして、ミスリルの絆の人達がいる所へ近づくと「ヨシマサ君。とりあえず、待機しておいて」と指示があったので、皆と待機しながら、俺は感知スキルによる探索を行う。
今は、ランク3と言う事にしてあるから、何の指定もしない場合、最大半径10キロ圏内の感知が出来る。
この祠は地下一階しかない為に広いとはいえ、神像のある場所より先まで感知出来るので、探索してみたのだけど。
う~ん。
ボス、Cランクかな?
しかも、Dランクっぽい魔物も、こっちに向かって来ているけど大丈夫かな。
まあ、大丈夫か。
これだけいるし。
いや。
心配していてもしょうがないし、他の冒険者達の手並みを見に来たんだから。
そう思いつつ観察していると、冒険者が3つの方向に向かって列を造り、その一番前のパーティの魔法使い系の人が魔法を撃つ。
そして、その魔法を撃つ人を守るパーティメンバー。
基本的に、皆槍系の攻撃魔法か。
強化している人も、していない人も居るが、基本消費MPを気にしている感じかな。
最前列に出ても、数分で後ろに下がっている。
これってMP持つのかな。
……、あれ?
MP回復薬とか一般的な魔法薬だったかな。
一瞬でMPを回復させるMP回復薬が魔法薬で、時間と共に回復するMPの量を増やす魔回薬が魔生薬。
今回のツアーに魔回薬は用意して来ていないから、手持ちのMP回復薬を使う事になるのか。
自作の物では無いし、最低でもランク2だけど、皆の前で使って大丈夫かな。
そんな事を考えていると、ガロードさんがやって来た。
「魔物の数が多い。
しかも、ランクも上がっているモノがいて魔究師のMPの消費が多いから、槍系の魔法を覚えている魔導士にも攻撃に参加してもらおうと言う話になった。
君らも列に並んで攻撃に参加してくれ」
そう言われたけど「こんな事になると思っていなかったから、お守りに持っているMP回復薬しかMPの回復手段がないんですけど」
「そっか。なら、冒険者ギルドが俺達用に用意してくれている魔回薬Ⅲを渡すから。
勿論、魔導士の分だけだけどね」
「分かりました、と言うかしょうがないんでしょうね」
「ああ。料理神の神像まで行きたいのならね」
そう言われて、列の最後尾に並び、ガロードさんが持って来てくれた魔回薬Ⅲをマドリーンに渡し、殲滅に加わるタイミングで飲んでと指示をしておく。
「どうするの?」とマドリーンが聞いて来たので「MPの管理は俺がやるから、風槍で倒し続けるしかないんじゃないかな」
「それだとMPが持たないでしょ。ファングボアやホーンピッグやホーンチキンなら強化した風矢でも倒せるけど」とマドリーンが偽装した設定を守りながら言って来る。
「まあ、撃ちもらしは俺達が剣で倒すって事も出来るけど、周りがフォローしようとして混乱する事になるかもしれないから、全力で倒せるだけ倒すしかない気がする」
そう言っていると、まだ前に幾つかパーティが並んでいたのに次前に出てくれと言われてしまう。
皆MPに余裕がないのか、魔物の大部隊が来るまでは魔究師のMPを回復したいのか。
後者だと思いたいが、と思いつつ前に出る。
マドリーンは、強化した風矢を空飛ぶホーンチキンに。
余裕がある時は、Fランクのファングボアとホーンビッグにも。
地上を走ってくる、Eランクのホーンブル、ホーンカウとFランクのファングボアとホーンピッグにも基本風槍を使う事にした様だ。
それを守るクラリッサ、ラファエラ、アリーサ。
俺は、マドリーンのMPを管理している体で、マドリーンの横に立つ。
実際は、俺らと同じくツアー参加者なのに戦いに駆り出された連中の様子やツアーの護衛の人達の様子をチェックもしているけどね。
ああ。
鑑定とかされて表示されるMP量の偽装もすべきなのかな、と思っていると偽装スキルがそれはしてくれるそうだ。
なので、偽装した後の数値に基づき、魔法の使用により減るMPを見ながら、後ろのパーティに下がると伝え、後ろに下がる。
MPが200切ったら交代。
それでも2分持たなかったが、まあ、そんなモノだろう。
後ろに下がると、マドリーンにミスリルの絆の魔究師であるオベリアさんが話しかけ来た。
主人公は、マドリーンを中心に魔物の殲滅に参加しています。
先輩冒険者のオベリアさんは、何を話しかけてくるのでしょう。




