第301話 始まりのダンジョン上級の3階までは
主人公は、今日も強くなる為に始まりのダンジョンへと来ました。
獣系の魔物が居るダンジョンとの事。
どうなるでしょう。
始まりのダンジョン上級地下一階に到着し、感知スキルにより探索の魔力の網を広げ、大まかな状況を確認する。
ここの始まりのダンジョン上級は始めての攻略だけど、感知スキルがランク5になり、マップの自動作成能力も高くなっている。
なので、マップを埋める為だけの移動とかが必要なくなり、マップの作製作業も楽になっている。
その事に満足しながら宝箱の回収に向かうと、居るのはファングウルフの集団か。
隠されたダンジョンなので、地面に伏せて寝ている状態で22匹も居る。
それに対し、火槍を撃ち込み一掃する。
狼って匂いとか音とかの感知能力が高い気がするけど、流石にEランクか。
後は、ノーマル槍系でなくて、強化した矢系の魔法でも倒せる筈だな。
次のファングウルフの集団に辿り着いたので、爆裂火矢、巨大石矢、巨大氷矢、高速風矢、高速水矢を的確に眉間とかに撃ち込むと、一撃で倒せている。
では次は、とネイルイーグルの群れに向かう。
爪で武装した鷹。
当たり前だけど、空中に浮かんだまま寝たりはしていない。
ああいう鳥って、直ぐに空高く飛び上がったりは出来なかった気がするが、それは前世の話しか。
魔力を使う事で自由に飛べる飛翔のスキルなんか持っていて、直ぐに宙に浮いたりするんだろうな。
後は、鷹と言うと目が良いって前世ではなっていたけど。
視界に入ると感知されてしまうかも。
そう思ったが、ランク5.1の偽装スキルだと大丈夫だった。
まあ、5級職で高レベル且つ器用ステータスに補正がある聖騎士だから、器用ステータスも影響しているのだろうけど。
ランクEの魔物なら、それ程注意しなくて良い程度には強くなったのか。
そう思いつつ、強化した矢系の魔法を頭部に撃ち込むと、全部戦利品となってくれる。
次は、『試してみるか』と偽装の隠形の強度を80%にしてから10%ずつ下げながら目の前を歩くと、30%の時に目があった。
そして、12羽が同時に羽ばたいたかと思うと、天井近くまで一気に飛び上がる。
「ボゥゥゥゥゥゥ」と体勢を崩してしまうくらいの風が吹いて来た処からすると、魔力で浮き上がったのか、力強い羽ばたきで浮き上がったのかは分からないけど。
そう思いつつ、高速風矢を撃ち込むと、全弾命中で戦利品にかわっていく。
後は、隠形を解除して、剣や槍や斧でも戦ったが、ファングウルフもネイルイーグルもステータスが違い過ぎて、無双しただけだった。
空を飛べるって言ったって、ダンジョン内では限界もあるしね。
まあ、スキルに教わりながらの訓練としてなら、十分意義はあったんだろう。
地下一階の宝箱の回収を終え、地下二階へ。
次は、Dランクのネイルベアとファングアリゲーターか。
どちらも感知能力が高いと言う感じは無いが、ランクがDになった分、基礎の能力が上がっているから注意すべき。
だけど、どちらとも戦った事があるので、サクサク魔法で倒したり、圧倒的なステータスにより剣で切り裂いたり、槍を打ち下ろしたり急所を突いたり、斧でぶった切ったりと無双だ。
宝箱を回収し終えて、地下3階へ。
ここからが本番か。
いるのはCランクのワーウルフにホーンタイガーか。
最初に出会ったのは、ワーウルフの集団。
人型の狼の魔物。
武器なんかは持っていないか。
でも、爪が伸びたりするかもしれない。
後は、あの牙か。
狼系だから、匂いと音に敏感。
ダンジョン内に風の動きはないけど、俺が動くとそれで風が生じて臭いが奴らの鼻に届いてしまうかもしれないか。
と言うか、匂いは風がなくても広がって行くものだったかも、と警戒しながら接近してく。
音の立ちにくい革のブーツを装備しているし、忍び足だけど、バレル時はバレルんだろうな。
そう言えば、前に戦ったのは、ダンジョンのボスとしてだった。
それが、大量に居る。
あの時は、縦横無尽に動かれて、苦労したのだったか。
……、身体強化の宝玉が2個ある。
一個使うべきか。
そう決断し、宝玉を使いスキルを身に付ける。
取り敢えず自分の強化と言う対策をし、明鏡止水スキルで偽装スキルの隠形も強化し、全力で隠れながらの強化した槍系攻撃魔法を打ち込む事にした。
爆裂火槍、高速風槍、高速水槍、巨大石矢、巨大氷矢をワーウルフの数に合わせてトータル15発発生させ、撃ち込む。
魔法を発生させても、ロックオンしても反応しなかったワーウルフ達が撃ち込むと同時に反応し、魔法を避けようとしたり、避けながらこちらに突撃してこようとしたりしている。
でも、爆裂火槍は頭部を吹き飛ばし、高速風槍、高速水槍は的確に急所である頭部を破壊する。
しかし、巨大石矢と巨大氷矢では追尾しきれず、避けられ4匹がこちらに向かって来る。
その4匹の内3匹にイメージで強化した風槍を撃ち込み頭部を切り裂いたので、残りの一匹と装備した剣と盾での接近戦に移る。
奴は、爪を伸ばし、結構なスピードで突っ込んでくる。
身体強化でステータスを上げつつ、剣を打ち込むとダンジョンの壁を利用した立体起動で奇麗に避けられる。
Cランクなら5級職の高レベルになれば、楽勝の筈なんだけど。
でも、スピードに特化されたらこんなモノか。
いや。
力とかも強そうか。
特殊な攻撃や魔法スキルを使って来ないだけ、まだやりやすい。
何度か奴の延びた爪と切り結ぶと、息が臭いのが気になるが、気にしてもしょうがない。
しかし、延びた爪に対し剣を撃ち込んだり、盾で弾いたりしても、爪が剥がれないとはな。
爪と言うよりは、骨だったりするのか。
それとも、人とは爪やそれを固定する強度が違うのか。
そんな事も推測しつつ、剣技、盾技が教えて来るイメージに沿って体を動かし敵に対応する。
しかし、ランク4のスキルに指導を受けながらでは、Cランクのスピードに完全に付いて行けない。
ああ。
盾技はランク3だったか。
伸びた爪で突いたり切り裂こうとしてくるのを、剣で受け流したり、盾で受け流したりするが、ホホ、足、腕等に幾つか体に傷を受けてしまう。
毒とかは無さそうだけど、でもバイ菌はいるよな。
と思いつつ対処しているんだけど、スピード負け、と言うか反応速度で負けているので、スキルに指導を受けながらではなく、自分の意思と反射で剣と盾を使う。
すると、次第にこちらが推し始め、傷を受けるのが奴に変わる。
それにいら立った奴が距離をとった後、爪を槍の様に突き刺してくる。
それを避け懐に斬り込もうとしたが、武器とは違って直ぐに腕を振り切り裂く攻撃に変えて来た。
それを盾で防ぐと、そのまま盾を掴み長身を生かして俺の頭に噛みついて来る。
その奴の股間にけりを入れて浮き上がった処で、喉に剣を突き刺しそのまま頭部に切り上げて倒した。
ふう。
余裕は未だあるけど、1対2だと、もう余裕がないかこちらが倒されるくらいか。
今更だけど、剣技、槍技、斧技とランクを合わせる為、盾技スキルの宝玉を使い、盾技もランク4にする事にした。
主人公は、Cランクの敵との戦いを始めました。
自分を強化しつつ。




