第268話 次はマドリーンだが
主人公は、様子が少し変なラファエラとの時間をとりました。
キッチリ、告白とエッチな事も。
亜空間部屋から少し恥ずかしそうなラファエラを連れて出ると、睨んでくる人一人と、心配そうな人2人。
メルも、心配している派か。
「何やっているのよ」と誰何して来たのは睨んできたマドリーンだ。
「ラファエラの様子が少し変だったからね。二人っきりで話して、運動して来た」
「それって、エッチな事をしてきたって事でしょ」
俺がオブラートに包んだのに、マドリーンはキッチリ指摘してくる。
「ああ。俺だって怖いんだよ。だから、ラファエラに甘えて不安を解消して来たんだよ」
そう言うと、マドリーンの表情が変わる。
驚いているのか。
彼女自身の不安な気持ちが表面に出て来たのか。
「帰ったら、次はマドリーンだから」と俺が言うと「な、なんでよ」と聞いて来る。
なので「マドリーンも様子が変だからだよ。自分でも、何時もより皮肉を言い過ぎだって気が付いているでしょ。だから、二人っきりで話す必要がある」とハッキリと言うと、マドリーンは黙り込んでしまった。
急ぎ軽食をラファエラと二人で食べ、地下三階へと向かう。
パーティの雰囲気は、ちょっと微妙かな。
なので、メルに地下三階に着くまで一緒に行ってもらっている。
メルは心の癒しになる存在だからね。
さっき亜空間部屋に二人で入った時も、皆のストレス緩和の為に皆と居てもらったし。
でも、何時もなら色々と聞いて来るマドリーンは黙ったまま。
まあ、しょうがないさ。
でも、ラファエラの気配の雰囲気は、前より良くなっているから、あれでよかったはず。
根本的には何も解決していないんだけど、不満とかモヤモヤを口に出させた効果があったのかな。
交流術スキルからのアドバイスだと、俺が守ってあげるばかりではなく、剣と盾として少し頼ってあげると安心するらしいので、これからそうして行こうかなと思っている。
心配性の俺に、それが出来るかどうか不安ではあるが。
あっ。
そう言えば、最後の方のプロポーズ的な発言は、会話イベントにあったか。
好意を持って貰えば貰うほど、俺が死んだ時の悲しみは深くなる気もするが。
どうしようもない。
今更、逃げようも無いし。
と言うか、最初から逃げようが無かったのか。
一人で戦い続ける、又は同性及び恋愛関係のない仲間のパーティを作らない限り。
その選択でも、良かったのかな。
もう、今更だ。
そんな風に考えていると、地下三階相当に到着した。
メルに俺の影に入ってもらい、地下3階を念入りに感知する。
居るのは、Dランクのファングアリゲーターとザハギン。
ボスがCランクのワーウルフか。
「ここからが本番だよ。前衛の二人に3級職は卒業してもらうから」
そう言って、宝箱回収の通り道近くに居る魔物の集団も、俺の魔法でキッチリ全滅させていく。
すると、クラリッサとラファエラが3級職でレベル上限になった様だ。
クラリッサは、隠密のレベル30で偽装スキルを取得しランク2からランク3へ。
そして、3級職の狩人に転職し、感知、偽装、弓技、感覚強化、狙撃、挑発の選択肢の中から、感覚強化を取得したそうだ。
「3級職だから、LV1、LV11、LV21、LV30と4回スキルを取得出来るので、持っていないスキルを一通り取得すると終わりなんですね」と、クラリッサは残念そうに言って来る。
「そうだね。まあ、弓技は比較的取得し易い宝玉だから、それをスキル追加の宝玉で得てもらって他のスキルを取得してもらうのでもいいとは思うけど」
「……、スキル追加の宝玉は、置いておきましょう。狩人では悩まず、一通り取得します」と、直ぐに決断したクラリッサが決めた事を教えてくれる。
「そっか」と言いつつも、弓技スキルをスキル追加の宝玉で取得してもらい、偽装か感知スキルのランクを上げてもらいたかった気もするが、とも思ってしまう。
まあ、本人の意思に従おう。
ラファエラの方は、神官のLV30で精神異常耐性を取得したそうだ。
「毒を浴びた事のと違った意味で、精神異常の方も怖いですから。出来れば、高い耐性が欲しいと思ったので」との事なんだけど。
次に4級職の大神官へと転職。
傷治療魔法、異常治療魔法、杖技、精神異常耐性、生活魔法、聖魔法の中から聖魔法を取得しランク1にしたそうだ。
地下3階へ行き、また二人の育成に戻った様です。
順調に行って欲しいですね。




