第26話 近接戦闘訓練
主人公は、今なら俊敏に職業補正のある狩人職なので、余裕をもって戦えると思っている様です。
俊敏が高い今なら、ファングウルフのスピードにも十分に対応できる、と言うかスピードで圧倒出来そうか。
なら、近接戦闘も経験しておくべきだろう。
そう決断したので、魔物が2体の時は爆裂火矢や高速火矢で。
一体の時は、近接戦闘で戦う事にする。
まあ、オークの時は2対1でも近接戦闘を試してみるのもありか。
剣技・盾技・槍技スキルは必要ないと思うまで教育モードに設定しておこう。
そんな風に戦い方を決め、本格的に魔物狩りとマップ散策を始める。
武器を使った戦いを経験する為、先ずは一匹のファングウルフを探し出して戦いを挑む事にする。
その為に感知スキルの探索範囲は更に広げ、戦闘中に他のファングウルフに襲われない程度に距離が取れるファングウルフを探し出し、安全を確保。
敵は、普通乗用車くらいの大きさの狼の魔物だから油断は出来ない。
他の魔物との距離を取れる様にファングウルフを誘導し、剣と盾を掲げて接近戦を挑む。
ファングウルフには、噛みつく・爪で切り裂くと言った近接戦闘か咆哮と言った攻撃しかない筈。
素早い動きで俺の頭に噛みついて来たファングウルフを避けながら奴の足に切りつける。
すると、足に傷を負い動きが鈍ったので、突撃して止めの一撃。
次も、一匹のファングウルフを探しだし、おびき寄せ戦いを挑む。
今度も足に噛みつき攻撃をしてきたのを避けながら奴の足に切りつけ動きを鈍らせる。
すると、今度は咆哮による攻撃を受けた。
しかし、精神異常耐性が仕事をしてくれたのか、体が硬直する事は無かった。
なので、頭部に噛みついて来たファングウルフにカウンターの形で剣を頭部に打ち込む。
すると致命傷となったようで姿が掻き消えて戦利品だけ残る。
それを横目にステータスウィンドウのログを確認すると、奴の威圧の咆哮は、咆哮している間、敵を恐怖状態にして動きを止める効果の様で、それを精神異常耐性が防いでくれたようだ。
後は音などの強すぎる刺激をコントロールしてくれる感覚強化スキルの影響もあるのだろう。
強化機能の方は消費MPを考えてOFFにしたけど、保護機能の方は必要だろうとONにしてあったから。
なので、耳が痛くなる程大きかった咆哮の音が、少し大きい音程度になってくれた。
この調子なら大丈夫だろうと、次からは2匹ファングウルフが居る場所にも向かい、強化した火矢で一匹を倒し残ったファングウルフと近接戦闘を行う。
ミスリルの剣Ⅲと鋼鉄の盾Ⅱを使ったファングウルフとの戦闘は、スピードでこちらが勝っているので、どうとでもなる感じ。
なら、次は別の武器だ。
と鋼鉄の槍に装備を切り替えて矛先を口から脳に突き刺したり、飛び掛かってくるファングウルフの脳天に槍を打ち下ろしたり。
後は、ミスリルの槌で頭を殴り潰し、鋼鉄の斧で首に致命傷を入れる、と言った事も経験してみる。
うん。
後、使っていない武器は弓と杖だけど、その辺の経験については慌てなくても良いか。
そんな風に武器を使った戦いをしていると、あっという間の狩人LV21になり、新しいスキルを取得出来る状態に。
次は、狙撃スキルを選択してみた。
初めて取得するスキルだからランク1だけど、試してみるか。
そう思いつつ、スキルからの説明を受け、遠距攻撃を意識すると、ターゲットスコープが表示される。
そこに向かって、あまり狙わず全力で銅貨を投げてみたのだけど、キッチリそこに命中した。
なるほどね。
なら、魔法攻撃もと思ったのだけど、残念ながら直進しかしない火弾には効果が及ぶようだけど、ロックオンのうえ自動追尾機能の付いている火矢とか火槍とかには効果が及ばない様だ。
なら、射程が延びるのかなと思ったら、射程延長と言うスキルがあるそうで、そう言う力は無いとの事。
狙撃スキルは様々な力を持つ複合系スキルではないと言う事か。
既に持っている弓技との相性がいいのではと思ったが、彼方は彼方で弓の命中率を上げる効果があるから、微妙なのかな。
そんな風に思いつつスキルからの説明を聞き続ける。
すると、ランク2になると視覚強化の効果を持つようになり、より長距離を狙えるようになるらしいが、本命はランク3から追加される能力だとの事。
と言うのもランク3になると、離れた場所で移動する狙撃対象の動きをスキルがある程度予想できるようになり、そう言った敵への命中率を上げられる様になるんだって。
そうなって初めて、このスキルの本領が発揮されるんだ。
と言う事は、これは当面死にスキルかも。
そんな確認をしながら、マップを全て確認し、宝箱を全て回収した。
手に入れた狙撃スキルは、ランクを上げないとあまり使えないスキルの様です。
まあ、そう言うスキルは多く存在するのですが。




