第255話 レッサーデーモン戦
主人公は、仲間達と王都近くの隠されたダンジョンのボス戦に挑んでいます。
ここのボスはレッサーデーモン。
悪魔系は、力が強く、丈夫で、魔法も使え、悪知恵も働く。
ボス戦を無事に終えられるでしょうか。
王都近くの始まりのダンジョンのボス部屋に居たのは、レッサーデーモン。
奇襲を仕掛けたが邪魔障壁で防がれ、大地創造魔法での攻撃も通じない。
工夫が足りなかったか、とか考えていると、一つの黒い炎の矢と、複数の牙の様な魔法が飛んでくる。
黒炎魔法と邪魔法か。
それを聖魔障壁で防ぎながら大地創造で地面から岩の槍を隆起させるが、それを器用に飛びながら避けるレッサーデーモン。
多弾頭化している火槍、氷槍、石槍をそれぞれ8本ずつ発生させ打ち込むが、邪魔障壁によって防がれてしまう。
悪魔系は、身体能力が高いだけでなく、魔法の能力も高いからな。
と言うか、何の工夫もしない魔法攻撃は、多くの場合、邪魔障壁に防がれるって既に確認しているのに。
と思いつつも牽制の為に、更に魔法を撃ち込む。
それを防ぎながら、爪による接近戦を仕掛けて来たレッサーデーモンから距離を取りながら、地面に硬質化魔法をかけ、大地創造で地面を隆起させながら、奴の左右からの大地の隆起で挟み込み潰すようにしてみた。
しかし、邪魔障壁が地面をこする「ギギギ」と言う音をさせながら、奴は大地崩壊のサンドイッチを回避する。
連続して打ち込まれる牙状の魔力弾を聖魔障壁で防ぎ、奴が仕掛けて来る接近戦も、奴の攻撃のタイミングをずらしながら聖魔障壁の体当たりで回避していると、奴の視線が別の方向に行く。
岩陰から覗いている皆に気が付いた様だ。
全力で殺す。
イメージにより強めに強化した業火で敵の意識を防御に向けさせ、硬質化を地面と天井に掛け、上からも下からも地面と天井を隆起させてもう一度サンドイッチに。
奴の邪魔障壁の強度を超えた攻撃だったのだろう。
「ガキン」と音がしたかと思うと、奴の気配が消えてくれた。
天地創造魔法で地面と天井の隆起を解消させ、硬質化により地面及び天井の強度を元に戻す。
そんな事をしていると、戦利品の魔石が発生。
ああ。
レッサーデーモンの体内にあった魔石まで破壊したからか、戦利品の魔石のランクが下がったかも。
恐る恐るやって来て「け、結構やばかったのかな」と聞いて来るマドリーンに「皆に気が付かれ殺意がそちらに行ったのが分かったから、怒りに任せて攻撃して何とかなったけど、あれで通じなければ、やばかったかもね」
ステータスウィンドウのMP残量を見ながら、そう言うと「目があってゾッとしたのは殺気だったんですね」と、ラファエラが軽く体を震わせながら言って来る。
「あれってCランクの魔物だから、私達でも一対一で勝てる程度なんですよね」とクラリッサが聞いて来る。
「あいつは、Cランクだから、5級職でそれなりのレベルがあって楽勝って分類だけど、Cランクでも強い方なら5級職でも厳しいのかな」
「ヨシマサ君の強化した槍系の魔法が通じないなんて、凄かったです」と、アリーサが魔法の視点で怖かった事を言って来る。
「全くね。最初の大地創造で倒せたかと思ったんだけど、地面と天井に硬質化を掛けていなかったからか、邪魔障壁で耐えられちゃったしね」と俺が状況を説明すると。
「そっか。硬質化はかけていなかったんだ。それで、最後の攻撃は強化した業火の上に硬質化した大地創造で挟み込んだんだね」
アリーサは興奮している様だけど、魔法を重ね掛けでは無いけど、複数ぶつける事で敵の防御力を超える攻撃が出来たと正確に理解しているようだ。
「そう。あのクラスの邪魔障壁でもあれだけ硬いとなると、ランク5の攻撃魔法の種類を増やして、色々と手を尽くさないと勝てないのかもね」
そんな分析をしつつ、ボス部屋の後ろにある部屋に行って宝箱を回収。
このダンジョンで手に入ったのは、地下一階が火魔法、水魔法、剣技、槍技、生活魔法、格納箱の宝玉、56452GAZU、魔晶石C15個、ミスリルの剣Ⅲ、ミスリルの弓Ⅲ及び矢200本。
地下2階が、風魔法、土魔法、槌技、体術、弓技、鑑定、亜空間魔法の宝玉、356221GAZU、魔晶石B15個、ミスリルの大剣Ⅲ、ミスリルの盾Ⅲ、ミスリルの槌Ⅲ、エリクサーⅡ32個。
地下3階が、光魔法、聖魔法、状態異常耐性、弓技、鞭技、剣技、杖技、睡眠の宝玉、735324GAZU、MP回復薬Ⅲ25個、アダマンタイトの剣Ⅲ、アダマンタイトの槍Ⅲ、アダマンタイトの弓Ⅲ及びアダマンタイトの矢200本、魔晶石B11個。
ボス部屋の後ろにあった宝箱から、偽装、転移魔法、生命力回復、魔力回復の宝玉、罠解除、455243GAZU、エリクサーⅣ11本、魔晶石A9個。
強い敵が居たのは魔素が濃いから、という程魔素の濃さに違いは感じなかったが、戦利品が良い気がする。
ボス絡みの宝箱以外だと、Cランクの敵が大量に居る場所から発生する宝箱については、一つの宝箱に2つの物が入っている事もあったしね。
まあ、ゲームの時の話だけどさ。
後、このダンジョンにおいて固定で手に入るのは偽装スキルだったか。
そんな確認をして宿に戻る事にした。
主人公は、魔法の重ね掛けでレッサーデーモンの邪魔障壁の護りを突破し、倒しました。
今後は、そう言う工夫がもっと必要になりそうです。




