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第25話 次への課題

 主人公は順調に強くなっている様です。

 もうワンランク強くなる為には、何が必要なのでしょう。

 さて。


 狩人に転職し最低限のレベル上げをした事により、今就ける3級職において全てレベル16以上になった。


 これで、直ぐに手に入る力は手に入れたか。


 後は、4級職へと転職出来る様に、3級職全てで3級職のレベル上限であるレベル30にするだけだ。


 まあ、それが成長の加護の援護があっても大変そうなんだけどね。


 と言うか、だから成長の加護を持たない一般の人がなかなか強くなれないんだろうけどさ。


 基本4職の全てに適性が有る人が殆ど居ないと言うのも大きな理由としてあるのだろうけど、厳しすぎるよ。


 と言うか、この世界の人は、強くなれない様に理が創られている?。


 だとしたら、人は滅びるしかないんじゃないのか?


 でも、それは魔族側を縛る理も知らないと、何とも言えないか。


 魔王の狂乱だって、1年から60年間あると言う話だし、向こうも簡単に強くなれる様にはなっていないのだろう。


 そう考えて努力するしかない。


 結局、魔族側の状況が分かるとも思えないし、俺は最短で1年で魔王や魔皇帝とも戦える存在になるしかないのだろうから。


 そう現時点での結論を出し、魔物に向かう事にした。



 ファングウルフ。


 最初に戦った時は、命の危険さえあった。


 しかし、一通り3級職を最低限経験した今はどうか。


 まあ、3級職のレベル1でもないしね。


 しかも、今は俊敏も職業補正で上がる狩人だ。


 奴を倒すと手に入る経験値が2万4千。


 成長の加護のお陰でそれが10倍。


 そして、レベル30になる為には、2556万程度の職業経験値が必要。


 と言う事は、100匹ちょっと倒せば、転職だ。


 オークの場合は、一匹1万2千だから、200匹ちょっとか。


 まあ、倒していくしかない。


 3級職6つを極める為には、100匹と200匹と言う数値の6倍必要なんだけど、始まりのダンジョンはその階層の魔物が全滅させられないスピードで湧いてくれるし、感知スキルのお陰で効率よく倒して回れるし、まあ何とかなるさ。


 そう思いつつ改めて今すべき事も考えてみる。


 今の職業は狩人。


 俊敏に職業補正があるのだから、今は戦いに余裕がある筈。


 なら、色々と試したり、経験を積んだりするべきかも。


 最低限のレベル上げが終わり、ある程度俺の戦闘力が上がった事を確認し、今まで避けていたファングウルフへ向かう。


 今は、まだ一匹で試すべきだろう。


 感知の範囲を広げた処、それがファングウルフより感知範囲が広いようで、二匹いるファングウルフの群れを避けながら、一匹のファングウルフへ向かう。


 ある程度近づくと、ファングウルフがこちらを感知して、凄い勢いで向かってくる。


 それに、高速火矢を二発撃ち込むと、アッサリ頭部に命中し、戦利品へと変わる。


 ……。


 適切な事前準備さえしておけば、楽勝なのね。


 ゲームだと、このランクの魔物なら命中率強化をしていない火矢でも確実に当たっていたんだけどな。


 つまり、ゲームと違う部分だから、一度は間違ってもしょうがないんだろうけどさ。


 思念操作まで出来る様になっているこの世界の火矢と、ゲームの火矢の使い勝手が全く同じわけがないんだけど、なんて言うか。


 もし、この世界を模倣したゲームなのだとしたら、もっとゲームの戦闘をリアルに作っておけよ。


 と、何かに突っ込みながら、戦利品を回収し次に向かう。


 次は、避けていたファングウルフ2匹のグループ。


 ある程度近づくと、こちらを感知し向かって来るファングウルフ。


 偽装スキルの隠形はかけているんだけどな。


 高速火矢を4発発生させ、2個ずつ頭部を目掛け放つ。


 それを避けるそぶりのファングウルフの頭部に命中し、二匹とも戦利品に。


 うん。

 

 このダンジョンでは、同じ魔物の大きな固体差を感じたことはないから、この火魔法の設定で何とかなりそうか。


 ゲームだと始まりのダンジョンなら魔物がLV1なので、同じ魔物ならステータスはほぼ同じだった。


 でも、同じ魔物が同じLV1でも持っているスキルが違う事もあったか。


 しかも、魔物が強くなればなるほどLV1時の固体差が大きくなっていた。

 

 油断は駄目だな。


 でも、魔法で倒す、の安易な繰り返しで良いのだろうか。


 今ならファングウルフのスピードにも対応できそうだから、近接戦闘も1対1の時とかで鍛えるべきだ。


 そう次の課題も考えながら、マップを埋める作業を始める事とした。

 主人公は、ファングウルフとの近接戦闘も考え始めた様です。


 可能なら年内に一章の終わりまで投稿したいので、投稿直前の推敲に余裕があった日については、複数話投稿する事にします。

 結果、推敲が更に不十分になるかもしれませんが、よろしくお願いいたします。

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