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異世界とゲームは違う様です。~やり込んだゲームに似た異世界で生き残りたいのだけど、ゲームと違う事が多過ぎて困っています~  作者: 下見野大
第4章 4人目の仲間編

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第240話 聖なる武具と居ない従弟

 主人公は、深夜から早朝にかけて始まりのダンジョン巡りをしています。

 そこで死んでしまった転生者について考えて、憂鬱になったりしましたが。

 でも、ボスを倒して発生した宝箱から亜空間魔法の宝玉を手に入れて喜んでいる様です。

 その理由は。

 この始まりのダンジョンでは、転生者が居た事により初級の宝箱は全部回収されており、魔力操作の宝玉は手に入らなかった。


 でも、神酒は3本。


 スキル追加の宝玉も数は少ないが、まあ、手に入れられた。


 その中にあった亜空間魔法の宝玉は、素直に嬉しい。


 と言うか、ここで亜空間魔法を手に入れられたのは大きいかな。


 亜空間魔法は、亜空間収納により色々な物を収納し重さを感じず持ち運べるようになるだけの魔法では無い。


 亜空間部屋と言う、この世界の空間では無い異空間に人や動物が暮らせる部屋を造れる様になる。


 何故それが必要か、だけど。


 俺なら、他の勇者候補を殺しその力を奪う選択をした場合、王女と言った権力者キャラを助けた後、ストーリーの進行に合わせ自分を鍛えながら、他の大陸への魔飛行船の運航開始を待ち、運航再開後に別の大陸の勇者候補を探しに出るだろう。


 しかし、『それでは遅い』ともっと前の段階で他の大陸に向かおうとする奴が居るかもしれない。


 そして、それはゲームの様に不可能だと断言できるだけの情報がない。


 なので、こちらが他の大陸に移動出来なくても、他の大陸から勇者候補である転生者がやって来るかもしれない、と悪い方の想定をすると、借りている宿で寝ているのって、襲撃を考えると危険なんだよね。


 だから、普通の冒険者のふりをする為に宿や借家は借りるけど、寝るときは亜空間部屋に入って、他の勇者候補の探索とかから身を隠していた方が良いんだろうな、と思っているから。


 現在、亜空間魔法スキルはランク2で、亜空間部屋はランク3から使える様になる。


 亜空間魔法スキルの宝玉は、今回手に入れたのを入れて3個。


 ああ。


 マドリーンに預けているのも入れると4個か。


 亜空間魔法を一気に鍛えてランク4にしても二つ残り、マドリーンに預けている物も全て使いランクを上げると5に出来る。


 まあ、とりあえずはランク4で良いだろうけど。


 その場合、気になるのは亜空間部屋で寝ている間に消費されるMPかな。


 亜空間部屋は、造っている限り、ずっとMPを消費し続ける。


 だから、今までだと寝ている間にMPは回復していたが、亜空間部屋の維持に相当なMPが必要だと、寝ている間にMPが枯渇なんて事も考えられる。


 まあ、魔力操作スキルがランク5になったから、大きくなった魔力節減の効果で大丈夫だとは思うが、魔力操作スキルの別の能力である魔素利用については、魔法で造る異空間である亜空間は殆ど魔素の無い場所だから、その力は当てにならないとの事。


 亜空間との出入りにドアが造られるから、そのドア周辺から魔素を取り込んで、と言う事は出来るらしいが、それをやると魔力を感知出来る人にそこに何かがあるってバレるかもしれないからな。


 まあ、今までは寝ている間でも感知スキルの察知とか効果範囲を狭めての探索とかにMPを使っていたけど、亜空間部屋で寝る事で安全が確保できるなら、それは多少減らせるのかな。


 察知の方はOFFに出来ないけど、探索の方は亜空間部屋内と借りている宿の周辺までにすれば、消費MPは減らせるか。


 という事で、亜空間魔法スキルに聞いてみた処、部屋の作成時にMPをそれなりに使うが、維持にはそれ程MPは必要ないとの事。


 よし。


 より安全を確保できる様になった。


 そんな事を考えながら、先へと進んでいる。


 ラリス王国の始まりの村であるラーリリア村から東北東に進み町を超えると都市があり、そこで道が東と南に分岐するので、座標刻印をしてから王都方面の南へと進む。


 村、町、市を超えると、王都エリラル。


 その近辺で簡易転移の場所指定と転移魔法の座標刻印をして、王都から東へと進む。


 都市、町を超えるとオーベル市に着いたので、近辺に座標刻印と場所指定をしておく。


 座標刻印だけにしなかったのは、この都市の東側にある森の中に、聖槍が眠るダンジョンがあるからだ。


 聖なる武具。


 ゲームと同じなら、聖剣、聖槍、聖斧、聖槌、聖弓、聖杖の6種及びそれに付随する聖盾や聖鎧がこの世界には用意されている筈だ。


 それらは、それぞれの大陸の隠されたSランクダンジョンに安置されている。


 まあ、ゲームとは違い、死ぬと終わりな世界と言うのもあるから、Sランクダンジョンなんて当分無理だろうけど、一応何時でも来られる様に転移先の指定を両方でしておいた。


 そして、道は北と南へと分岐するので、南へ下る。


 町を超えると、次は国境の都市ノーザン市だ。


 この国と隣のムーバラス王国は、聖槍の眠る森と国境の防壁で区切られている。


 国境の防壁の門は、まだ空いていないので、都市の近くで座標刻印をし、飛翔スキルで空を飛び国境を越えて、ムーバラス王国へと入った。


 そして、ムーバラス王国側の国境の都市であるオラムル市へと向かう。


 ここでも、都市近くで座標刻印をしたあと、北北東へ向かう。


 町を2つ超えると、都市があり、そこで北と東南東に道が分岐するので、そこで座標刻印をして北に向かう。


 町、村、町を超えて都市に辿り着くと、そこから北は海、西は聖槍の森となるので、道が東へと向かう。


 また都市近郊で座標刻印をして、東へ進み町と村を超えるとムーバラス王国の始まりの村であるマーガラル村だ。


 もう、空が少し明るくなっている。


 少し焦りながら、始まりの村の状況を思い出しながら感知スキルで探索を行う。


 この村では、祖父母と同い年の従弟と暮らしているパターンだったか。


 ……。


 同い年の従弟が居た事から、勇者候補が二人発生している事もあるかな、とか思っていたんだけど、どうなんだ。


 幼馴染キャラ4人を思い出しながら探る。


 それらしいのは居る。


 と隠れたまま村に入り、家の中を覗き込んだり、働いている姿を遠目に見たりして、4人ともいる事を確認する。


 ならばと、スタート地点の家に行ったのだけど。


 俺の部屋も、同い年の従弟の部屋も無い、と言うか倉庫状態だ。


 ……。


 従弟が居ないという事は、想定したように従弟も転生者という事?


 この村では、複数の勇者候補が転生する事を想定した形でゲームが造られていたのに、結局誰も転生していないのか。


 未来が読め、前世のゲームの制作に介入出来る力を持っている存在か何かが、俺を転生させたのだろう、と思っていたけど、そうでもないのか。


 ゲームにこれだけ似ているんだから、何らかの存在の意思が介在していない、とは思えないんだけど、どうなんだろう。


 本当の事は、分かる訳ないか。


 今は強くなる事だけ考えるか。


 ここには、転生者は居ない。


 それに今は喜んでおこう。


 そう思いつつ、他の勇者候補の奇襲に注意しながら、始まりのダンジョンへ向かう。


 他の大陸から来た転生者である勇者候補が襲い掛かってきたりしないでくれ、と願いつつ。

 主人公は、転生者が生まれていない始まりの村へと到着しました。

 という事で、別の大陸から転生者が先に来ている事を想定しつつのダンジョン探索になりそうです。

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