第234話 ネイルモォール討伐
主人公は、王都近くの隠されたダンジョンのボスとの戦いを始めました。
相手は、巨大なモグラの魔物であるネイルモォール。
隠れて討伐出来なかった事もあり、苦戦しそうな感じです。
この王都近くの隠されたダンジョンのボスであるネイルモォール。
石槍の攻撃により聖魔障壁を破壊され壁に叩きつけられたが、大したダメージではない。
そう思っていると、更に巨大な石槍が。
あれ?
さっきの石槍は、石槍ではなく石弾だったのか。
俺の数倍大きい魔物だから、魔法も大きくなるのか?
戦闘中なのに、そんな事に気が付き考えていると、巨大な石槍が、こちらに向けて発射される。
なので、慌てて大地創造魔法で巨大な大地の壁を作り、それに硬化魔法を掛ける。
聖魔障壁では、防げないかも、と思ってしまったから。
冷静に考えれば、ランク5になった魔力操作スキルにより強化の上限が上がっているのだから、十分防げると分かるはずなのに、その巨大さに判断を誤ってしまった気がする
「ドゴ~ン」と音を立てて、石槍を防ぐ大地の盾。
奴は、土属性無効を持っているのだろうから大地創造魔法を消されるのではと心配だったけど、自分の体に触れる程度の距離の土属性攻撃しか無効に出来ないのか、攻撃では無いから無効化出来ないのか。
無効属性なんて持っていないから、スキルに聞く事も出来ない。
それとも異常耐性スキルとかに聞けばわかるのかな、と思い聞いてみたが返事はないか。
しかし、魔物が大きくなると、その使う魔法もそれにある程度比例して大きくなるんだったかな?
ゲームでは、そんな描写は無かったけど。
いや。
今はそんな考察は良い。
後手、後手に回って殺されてしまうぞ。
そう気が付くと同時くらいに、奴の爪が大地創造で造った岩の壁を破壊する。
硬化魔法を掛けてあったのに、アッサリ切り裂かれ崩れて行く処を見ると、ある程度の距離にある土属性の物を無害な物・扱いやすい物に出来るのが土属性無効なのか。
だから、今そんな考察は良い。
と奴を睨みつけようとすると、大地創造の壁が崩れている間に、また地面に潜った様だ。
彼奴が、攻撃より地中に逃げる事を優先してくれているから助かっているな。
そう思いつつ、土探知魔法で奴の居場所を探し出し、もう一度業火を地中の空間に撃ち込む。
「ギャァァァァ」と泣き声か悲鳴を上げて、地飛沫と共に地面に飛び出してくる奴。
あっ。
高温業火にすらしていない。
と、反省しながら爆裂火矢を16発発生させて撃ち込むと、また土の壁で防ごうとする。
それを思念による誘導で避けながら、撃ち込むと「ボゥボゥボゥ」という爆発音とともに、また「ギャァ」との泣き声も。
奴の造った土の壁を大地創造で地面に戻そうとすると、土魔法同士の魔法力の戦いが始まり、俺の方が勝った事で、巨大な土の壁が消滅する。
すると、その向こうに爆発によりダメージを受けたネイルモウルがこちらを睨んでいる。
そして、俺の石槍より巨大な石矢を16発発生させたので、こちらも巨大氷槍を16発発生させて、たがいに撃ち込む。
俺は、ステータスウィンドウのMPの残量を確認しながらさっきより強めの聖魔障壁を張る。
ネイルモウルの方は、土の壁で全方位をカバーし、そのまま地下に潜っていく様だ。
ならばと、バンカーバスターの様に、地中まで攻撃を届かせるように氷槍を鋭く、勢いを付けて、土の壁の向こうに居るネイルモールに撃ち込む。
そうしている間に、「ガガガガンガン」等と音を立てて命中し始める石矢。
慌てて、聖魔障壁を強化する。
魔力操作スキルがランク5になり、魔力節減と魔素利用の効果が高まった事により、MPに余裕があったんだけど、大丈夫か?
不測の事態に備え、亜空間収納から慌ててエリクサーⅢを取り出して首の辺りに掛けながら、聖魔障壁を更に強化し、大地創造魔法で奴を地上に引きずり出してみる。
聖魔障壁に命中した事で砕かれた石矢の上げる粉塵の向こうに、自分を守る為の土の壁を取り除かれ、氷槍に体を貫かれ、こちらを睨んだまま戦利品に代わって行くネイルモウルの姿が見えたが、魔法は止まらず、俺を攻撃し続けている。
なんて言うか、凄い執念だ。
しかし、奴が戦利品に代わり、数秒経った後、最後の石矢を聖魔障壁で防ぎ切った事で、俺の勝利が確定した。
感知スキルで、皆の無事は感じていたけど、改めて皆の方を向くと、全員が結界の上に居て眉をひそめている。
俺もそうだったけど、Cランクの魔物にここまで苦労するとは思っていなかったんだろうな。
特化型は厄介。
皆と合流し戦利品を確保に行くと、ネイルモォールについては、魔石だけ。
ボス部屋の奥の部屋に行くと、大き目の宝箱があり、その内容物も回収し、転移で宿を借りている王都の近郊へと戻る事にした。
主人公は、Cランクのボスに苦戦し、でも倒して宝を得たようです。




