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異世界とゲームは違う様です。~やり込んだゲームに似た異世界で生き残りたいのだけど、ゲームと違う事が多過ぎて困っています~  作者: 下見野大
第4章 4人目の仲間編

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第224話 地下3階と戦利品

 主人公は、王都近くの隠されたダンジョンを攻略しています。

 地下1階では、戦闘経験を積み、地下2階では宝箱の回収程度。

 そして、地下3階へと到着するようです。

 ワニス王国の王都ラーガル近くの隠されたダンジョンの地下3階。


 そこに居るのは、LV1のグレーターコボルトだ。


 Fランクのコボルトが小人と言うか中学1年生くらいの身長だったのが、Eランクのハイコボルトになると成人男子位に。


 Dランクのグレーターコボルトだと成人男子より二回り位大きい、凶悪な面をした人型の犬に見える魔物だ。


 コボルトが木や骨の棍棒や青銅の剣や鉄の剣に木の盾だったのが、ハイコボルトが鋼鉄製の剣や槍に鋼鉄製の盾。


 グレーターコボルトになると、ミスリル製の剣や槍にミスリル製の盾。


 そして、それなりに丈夫そうな革鎧を着ている。


 その魔物に、先ずは俺が何時もの通り偽装スキルによる隠形で隠れたまま、魔法を使う。


 うん。


 やっぱり、Dランクの魔物という事か、丈夫になっていて、強化した矢系の魔法では駄目。


 正確に言えば、槍系より消費MPを抑えている強化した矢系魔法では、一撃で致命傷と出来ない個体がそれなりに居る。


 なので、ノーマルの槍系の魔法で倒す事にする。


 一通り、魔法で倒した後は、先ずは俺だけ偽装スキルの隠形を解除して、剣や槍で戦う。


 グレーターコボルトの剣技や槍技はそれなり。


 威圧の咆哮と言った特殊攻撃も無い。


 ああ。


 噛みつき攻撃はあったか。


 ただ、俺より巨大なので、上からの打ち下ろしは結構な力だったか。


 それを受け流して敵の体勢を崩してから致命傷を入れる。


 首をはね、心臓を突き刺し、脳天から真っ二つ等の。


 俺が1対2も経験しておく。


 特に連携もしてこないし、素早さで上回っているので、一対一になる様に動き、一匹ずつ倒す。


 今日は、先を急ぐから、この程度か。


 と、次はラファエラに偽装スキルの隠形を試してもらうと、『標準』の強度で発見されないと確認出来た。


 マドリーンやアリーサも槍系の魔法でサクサク倒し、クラリッサとラファエラに剣で戦ってもらう。


 マドリーンとアリーサもミスリルの杖での戦闘を一対一で経験してもらっているうちに、宝箱の回収をすべて終える。


 後は、ボス戦だ。


 でも、ここでは俺が皆を隠し、こちらを発見できないコボルトキングの頭部を強化した火槍で吹き飛ばして終了した。


 このダンジョンでの宝箱は、地下1階が風魔法、幻影魔法、槍技、槌技、生活魔法、格納箱スキルの宝玉、47432GAZU、魔晶石C8個、ミスリルの槍Ⅲ、ミスリルの盾Ⅲ。


 地下2階が、火魔法、水魔法、剣技、斧技、鑑定、弱体化魔法スキルの宝玉、125642GAZU、魔晶石B4個、ミスリルの剣Ⅲ、ミスリルの大剣Ⅲ、ミスリルの槌Ⅲ、エリクサーⅡ11個。


 地下3階が、土魔法、闇魔法、精神異常耐性、弓技、体術スキルの宝玉、472346GAZU、MP回復薬Ⅲ9個、アダマンタイトの大剣Ⅲ、アダマンタイトの槌Ⅲ、魔晶石B8個。


 ボス部屋の後ろにあった宝箱から、心眼、影分身、罠解除スキルの宝玉、434435GAZU、エリクサーⅣ9本、魔晶石A3個と、それなりの戦果だろう。


 このダンジョンで固定で手に入るスキル追加の宝玉は、心眼だったか。


 ゲームだと、ランク1では、フェイントや嘘を見破り易くなる程度とされ、効果が見えないし分からないスキルだった。


 ランクが4に上がれば弱点が分かる様になるとかで、クリティカルヒットが増える効果があったんだけど。


 他にも、ランク2以上になるとランクに応じてイベントの選択肢に『嘘を見破ったのか』って感じの内容が増える事が偶にあったけど、イベントが大きく変わる事は無かったし、エンディングにも変化があった訳じゃなかった。


 そんな感じで、ランク1とか2だと何の役に立つんだって感じで、2個目3個目の宝玉が手に入るまで放置していた宝玉だったけど、異世界の現実なら役に立つのか。


 いや。


 ランク1だとゲーム同様死にスキルかもな。


 見破り易くなる程度らしいから、先読みとか交流術の方が役に立ちそうだし。


 まあ、先読み・交流術・感知・鑑定スキルなんかとあわせて使うと、偽装とか嘘とかが見破り易くなるのだとしたら、有効なスキルだけど……。


 ゲームの設定だと、他の力と合わせられる様になるのはランク2からだったかな。


 多分、高ランクにすべきスキルだけど。


 でも、今の俺の強さでは、2個目が簡単に手に入らないんだよね。


 だから、宝玉のまま持っておくのでいいかもな。


 ランク1で鍛え切れば、ランク2相当の力になるから、そうしたい気もあるけど。


 そんな風に不自然にハッキリとしているゲームの記憶を確認しつつ、ダンジョンの外に出ると、まだ昼過ぎだ。


 なので、次のダンジョンに向かう事にした。

 主人公は、お昼程度にダンジョンの攻略を終えられたので、更に別のダンジョンに向かうようです。

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