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異世界とゲームは違う様です。~やり込んだゲームに似た異世界で生き残りたいのだけど、ゲームと違う事が多過ぎて困っています~  作者: 下見野大
第4章 4人目の仲間編

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第221話 魔力操作スキルの恩恵

 主人公は、主人公キャラだと始まりのダンジョン初級で手に入れられる魔力操作スキルの恩恵を忘れていた様です。

 チートスキルの一つだと言う認識はあったのですが。

 王都近くの隠されたダンジョン地下1階で俺が一通り戦ってみて、今度は俺無しでの戦闘を試してもらう事にする。


 なので、感知と偽装の設定をラファエラに頼んだんだけど。


 俺の指示は間違っていた様だ。


 ゲームだと始まりのダンジョン初級で必ず手に入る魔力操作スキル。


 まあ、縛りプレイで宝玉をゲットしても使わないって人もいるらしいが、俺はそんな面倒な事はしなかったからな。


 なので、その恩恵を忘れていた俺は、ラファエラに魔力操作スキルが無いと指定するメニューが表示されない、感知スキルの探索や察知の感知強度や探索範囲、偽装スキルの偽装強度とかを指定しろって言ってしまった。


 でも、優しいラファエラは、難しい顔はしていてもそれを指摘し辛いらしく、自分のステータスウィンドウ及びメニューが俺にも見える可視モード(全表示)に切り替えて、俺に見せて来た。


 ステータスウィンドウ上のMP量をみると少しずつ数値が減っているから、やっぱり、ランク5の偽装を5人に行う事及びランク4の感知スキルの常設の察知と探索のその能力を100%使う状態だとMPが減り続けてしまう様だ。


 そして、やはり偽装メニューにも感知メニューにも強度や範囲を調整できるメニューがない。


 「そっか。魔力操作スキルを持っていないから偽装強度メニューとか察知感知強度メニューとか探索感知メニューとか探索範囲指定メニューは無いんだね」


 「勇者候補以外でも、そう言うメニューが表示される筈なんですか?」と、ラファエラが確認してくるのだけど、俺の不注意だったな。


 そう思いつつ、魔力操作スキル無しの縛りプレイをしていた人の情報を思い出そうとしたんだけど、そもそも興味なかったから細かい部分の情報を見ていないんだよね。


 確か大雑把な指定しか出来ない、だったかな。


 と説明をすることにする。


 「ああ。魔力操作スキルを持っていれば、メニューが出る筈だね。

  今のラファエラみたいに、メニューが無い場合はイメージによる指定か。

  感知範囲を『広く』『通常』『狭く』、感知強度や偽装強度を『強く』『通常』『弱く』にとか指定するのかな。どう? 指定できる?」


 そう言うと、難しい顔をしてしばらく黙り込むラファエラ。


 「スキルによると、それで指定できるそうです。『最大』『広め』『通常』『狭め』『最小』とか、『最強』『強め』『標準』『弱め』『最弱』と言ったように、もう少し細かくも出来るそうですけど」


 「そっか。5段階なのかな。

  なら、全部『通常』で行ってみる?

  一応、説明しておくと、感知スキルの探索は感知範囲と感知強度の両方の設定がある筈だから、それの調整で消費MPは増減させられる。

  だから、場所に応じてそれらを細かく変更する事で消費MPを減らせると思うよ。

  俺も最初の頃は強度80%で50メートルとか強度50%で200メートルとかにしていたかな。

  後、常設で行う感知スキルの探索については、風魔法持ちのマドリーンに風探索で感知してもらうのでもいいし」


 「えっ。でも、攻撃魔法を使う私のMPが足りなくなるんじゃない?」と、マドリーンが言って来る。


 「ああ。だから、片方が『広め・弱め』で感知するタイプにして、もう片方が『狭め・強め』に感知する設定にしておくってパターンも有るだろうね」


 「……、そっか。やり様次第なのか」と、マドリーンは納得したようで、マドリーンが風探知を『広め・最弱』で、ラファエラが探索を『狭め・強め』でシッカリと感知すると言う設定にしてみる様だ。


 しばらく、ラファエラのステータスウィンドウに表示されるMPを見ていたけど、ゆっくりMPが回復しているから、偽装についてはこのまま隠形の強度を『標準』で行ってみようと言う話になった。


 そう言えば、主人公キャラのMPを節約する為にNPCのラファエラに探索を任せる場合でも、強度とか範囲メニューは出ていたな。


 ゲームだと。


 と言うか、主人公キャラが魔力操作スキルを持っていると、主人公が属するパーティのキャラ全部で、強度とか範囲がメニューを表示し数値で指定できたのに。


 はあ。


 ゲームと異世界の現実の違いか。


 まあ、ゲームだと奇襲され死んだらリセットすれば良いと、細かく感知や偽装するキャラを切り替えるなんて行わず、プレイヤーキャラによる弱めの偽装とか感知でプレイしていたからな。


 異世界の現実においては、既にランク4の魔力操作スキルによる消費MP減少効果により、感知とか隠形とか俺だけでもやり続けらえる状態になってはいるから、俺(主人公キャラ)だけで感知と偽装を行えるのはゲームと同じともいえる気はするが。


 でも、偽装とか感知とかの消費MPがゲームより多い気がするし、リアルだからと奇襲に備え戦闘前から聖魔障壁を張る必要がある等、ゲームよりMP管理がシビアなんだよな。


 ゲームだと、キャラの育成が終る前は、魔力操作スキルはランク1で、偽装スキルや感知スキルがランク5以上で、隠す仲間が12人でも、隠形の強度について細かく管理した事は無かったんだから、異世界の現実の方がMP管理が厳しいのは間違いが無い筈。


 ああ。


 異世界の現実だと、感知能力の弱い敵なら、発見されないまま敵を壊滅させるまで何度でも攻撃を続けることが出来る。


 だけど、ゲームだと隠形で隠れている事により一方的に攻撃できるのは、最初の1ターンだけだったから、その程度の隠形の強度でしかなかったと言う違いが有るとも言えるのか。


 そんな違いに不安を感じていると「私達は、どうしましょう」とクラリッサが聞いて来る。


 「ああ。アリーサとクラリッサは、聖魔障壁を大きめに薄く張るのと、狭めで強めに張ると言う設定でも良いけど。でも、消費MPと相談かもね」


 「……、やれることは色々とあるんですね」とクラリッサは軽く尊敬してくれている感じになるが。


 「MPの回復を優先させた方が良い場合も多いだろうから、微妙なんだけどね。信頼できる強い人に、その辺を享受していただきたいって思うくらいだけど。

  でも、知りたければ軍に入れとか言われそうだしね」


 「そっか~」と、クラリッサではなくマドリーンが困り顔で返事をしてくれる。


 「魔回薬とかMP回復薬とか潤沢に手に入れられればいいんだけど、流石にね」


 「薬学も魔法薬学スキルも手に入れているから、後は魔回薬とMP回復薬の原材料となる魔力草が必要になるんだよね。

  それは、薬師神の祠の地下3階とか4階だっけ」と、マドリーンが確認してくる。


 「そう。魔素の濃い場所に生える魔力草を手に入れる為には、薬神の祠とか森系とか草原系のダンジョンとか、そう言う場所に行き採取する必要があるんだけど。

  魔素が濃い場所だから、当然魔物が強いんだよね」


 「それで、どうするの?」とマドリーンも困った感じで聞いてくる。


 「隠された未発見のダンジョンで魔法薬を宝箱から入手するのが、今の処効率が良いんだよね。

  薬神の祠奥深くで魔力草を手に入れても、戦闘でMPを消費した結果、手に入る以上にMPの回復アイテムが減った、とかになったら馬鹿みたいでしょ」


 「そんなになるの?」とマドリーンは半信半疑の様だけど。


 「多分、パーティで効率よく戦えば、そんな事にはならないと思うけど」と俺も確信は無いので、そう言っておくしかない。


 「そっか。まあ、未発見のダンジョンを一通り回って楽に採取できる場所がないか調べてから、って事?」と、マドリーンが確認してくる。


 「そんな感じだね。お告げだとハッキリしない部分があるから行ってみないと分からないだろうし。それに未発見のダンジョンなら他に手に入る物もあるし、それで俺や皆の強化も出来るし」


 「わかった」と言った会話をサブリーダーとしつつ移動し、次の倒すべき魔物のグループに到着した。

 主人公は、またゲームと異世界の現実に困惑している様です。

 そして、MPを回復させる手段について、考え始めたようです。

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