第217話 8つ目の始まりのダンジョン
主人公は、一昨日の夜に3つ目の基礎職の才能を選んだらどうなるのかを説明。
昨晩、隠れ職業について説明しました。
そして、クラリッサと夜を過ごし、また朝と言うか深夜です。
勇者候補の朝は早い。
まあ、他の勇者候補の奇襲に怯えている今だけかもしれないけどね。
今日も、睡眠スキルのタイマーで起きて、出立の準備だ。
と、ふと横を見るとクラリッサが寝ている。
いや~。
昨晩も良かったよ。
憂いを帯びた美女を愛す。
愛する人から求められ、二人で快楽に……、愛欲に溺れて行く……。
そんな感じだったよ。
俺の勝手な思い込みだけどさ。
でも、燃えるよね。
燃えると、独りよがりになりがちだから注意だけど。
それすら包み込んでくれるような優しさって感じ。
しかも、まだまだ初々しいし。
まあ、まだ3回目なんだよな。
正直、クラリッサに愛されているなんて『俺の勘違い』。
彼女にとって勇者候補の俺を受け入れるのは義務だから。
なんて気もしてくるが、それだけでは無いって思わせてくれるんだよな。
それが、例え真面目な彼女が必要に迫られてしている演技だとしても。
本気になってもらえるように頑張ろう。
その為にも。
この生活を守る為にも強くならないと。
そう思いつつ準備をして地下に移動。
今日も、走ろう。
昨日の朝到達したナラバラス王国のリーガンス市へと簡易転移で移動する。
そこから北上し、北に大海が広がるムルドラ市に至った後は東に向かい3つ町を超えた先がナラバラス王国の始まりの村、オーキスト村だ。
今日も、風魔法の風操作で追い風を造り、上がっているステータスで高速移動と要所要所で転移魔法の座標刻印。
真っ暗な中を二時間以上走って、なんとか暗いうちに到着。
この大陸の始まりの村でまだ行っていないのは3つ。
此処をクリアすれば、後2つか。
それをクリアしたら、また鍛え方を変える事になるが、今は勇者候補の有無の確認と居ない様なら成長の宝玉の入手を最優先で良いだろう。
そう思いつつ村の城壁の門塔の陰に、偽装スキルの隠形で隠れたまま登る。
この村では身寄りのない状態からのスタートだったと、異常にハッキリしているゲームの記憶を思い出す。
その上で、感知スキルの探索や感覚強化した視力で確認した、この村のゲームスタート地点となる家は、寂れている。
横にある畑も荒れ果てているから、ここに転生者は生まれていない。
まあ、俺の様に他の国から様子を見に来ている可能性もあるから、油断は出来ないけど、と始まりのダンジョンへ向かう。
ここの入り口は、小高い山の中腹にある崖の途中にある。
触覚のある幻覚を見破り中に入り、ダンジョンへの通路の状況を確認しつつ転移魔法の座標刻印と簡易転移の場所指定をして初級へと向かう。
うん。
地下一階への階段の途中で行った感知スキルの探索により地下一階に宝箱が感知出来たから、やっぱり、ここには他の勇者候補は居ないだろう。
となれば、後は他の勇者候補の襲撃を警戒しながらの作業だ。
地下一階のGランクのファングマウスとビッググラスホッパー、地下2階の地下二階が、ビッグリザードとゾンビ、そしてボスのオークを倒す。
地下一階と二階の宝箱の中身が、火魔法、格納箱、鋼鉄の槍Ⅱ、鋼鉄の剣Ⅱ、魔力操作、鑑定、生活魔法、鋼鉄の槌Ⅱ、鋼鉄の盾Ⅱ、鋼鉄の弓Ⅱ及び鋼鉄の矢200本だ。
とりあえず、全て亜空間収納に入れてある。
そして、ボスのオークを倒した後に発生した宝箱からは、成長の宝玉、簡易転移の宝玉、神酒、42583GAZU、エリクサーⅢ4個、従魔の卵が入っていた。
戦利品の成長の宝玉を鑑定すると、8倍だから当たりだな。
奪いに来るとしたらこのタイミングもあり得るか、と警戒しつつ成長の宝玉と簡易転移の宝玉を使い、自身の強化を進める。
ここで手に入れた成長の宝玉と簡易転移の宝玉をマドリーンに渡しておく、と言う選択肢もあったんだけど、俺だけでなく皆を早く5級職に就かせたいから31倍から39倍に成長スピードを上げる方を選択した。
そして、簡易転移で始まりのダンジョンへと向かう通路へと戻り、中級へと向かう事にした。
中級でも隠れたまま倒したり宝箱の中身を回収したりするだけの作業だ。
地下一階はEランクの中位のスケルトン、地下二階はEランクのグールとビッグスネイク、地下3階はDランクの上位スケルトン、地下4階はDランクのネイルベアとマミーでボスがCランクのホーンライオンゾンビ。
宝箱を回収しつつ、下へ行く階段への通り道に居るそいつらを倒す。
宝箱の内容は、地下一階がミスリルの剣Ⅲ、ミスリルの弓Ⅲ及びミスリルの矢200本、56346GAZU、魔晶石B5個、風魔法の宝玉、鑑定の宝玉、エリクサーⅡ9個。
地下2階が、ミスリルの槍Ⅲ、ミスリルの杖Ⅲ、ミスリルの大剣Ⅲ、59947GAZU、魔晶石B7個、エリクサーⅡ19個、格納箱の宝玉、杖技の宝玉、剣技の宝玉、水魔法の宝玉。
地下3階が、ミスリルの盾Ⅲ、ミスリルの剣Ⅲ、ミスリルの斧Ⅲ、226794GAZU、エリクサーⅡ18個、水魔法の宝玉、弓技の宝玉、盾技の宝玉、弱体化魔法の宝玉、鑑定魔法の宝玉、
地下4階が、ミスリルの槌Ⅲ、ミスリルの弓Ⅲミスリルの矢200、ミスリルの槍Ⅲ、247856GAZU、エリクサーⅢ6本、体術の宝玉、盾技の宝玉、格納箱の宝玉、土魔法の宝玉、付与魔術の宝玉、亜空間魔法の宝玉。
中級のボスを倒して出た宝箱からは、簡易転移の宝玉、神酒2本、魔晶石A3個、エリクサーⅣ5本、幻影魔法の宝玉、剣技スキルの宝玉、盾技の宝玉、幻影魔法の宝玉、罠解除の宝玉、魔法薬学の宝玉だった。
作業化している始まりのダンジョン中級をクリアし簡易転移の宝玉を使用し身に付けて外に出ると、今日も空が明るくなってきている時間だ。
ならば未だ時間はあると、隣の国へと向かう。
東へと延々走り、8つの市町村を超えるとツイラ市へと到着。
ここは国境の町で、大河を超える為の魔飛行船の発着場がある都市だ。
近郊で座標刻印をしてから門の使用料1000GAZUを払って市内に入り、20000GAZU払って魔飛行船に乗り隣のラリス王国へ。
ラリス王国のネベラル市へ到着し、門から1000GAZU払って外へ出て、近くに座標刻印をして皆の待つ宿へと簡易転移で戻る事にした。
主人公は、今朝も順調に貴重なアイテムを手に入れ自身の強化を終えたようです。
それで、次は皆の強化に移るのでしょう。




