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第21話 6つの3級職

 主人公は、2級職である基本4職で全てレベル上限になり、6つの3級職へと転職が可能になりました。

 どの職業を選ぶのでしょう。

 今は、転職先について悩んでいる。


 感知スキルの探索により周りに魔物が居ない事は確認済みだし、倒して直ぐ次の魔物が湧いた事はないから悩む時間はありそうだし。


 しかし、1級職は1種類。


 2級職は4種類だけど、3級職は6種類あるのか。


 ああ。


 生産系職の一部も3級職だから、まだあるんだよな。


 重戦士が戦士の上位職。


 狩人が戦士と斥候の複合上位職。


 魔法戦士が、戦士と魔法使いの複合上位職。


 神官が、信者の上位職。


 隠密が、斥候の上位職。


 魔導士が魔法使いの上位職だったはず。


 魔法の攻撃力を上げたければ、魔導士か魔法戦士か。


 回復力を上げたければ神官。


 近接戦闘力を上げたければ重戦士か魔法戦士。


 隠れ偽る系の力や感知の力を上げたければ、隠密か狩人か。


 隠れ偽る系の力を上げて見つからない状態から奇襲が楽そうだけど、楽をしていて良いのかどうかはあるんだよな。


 でも、死んだら意味が無いし、微妙な判断になるんだけど。


 後は、攻撃力不足になると言うのも困るけど、魔力操作スキルで強化した火魔法があれば何とかなりそうか。


 また、3級職のレベル上限の30までレベル上げをするのではなく、その職業で一人前と認められ転職が可能になるレベル16まで上げて転職するを繰り返し、6種の職業に一通り就いてみる、と言う方法もあるけど。


 ステータスウィンドウの職業経験値欄を見ながら、経験値表と念じ経験値表を表示する。


 レベル16になら87000程度でなれるが、レベル30は2556万とかか。


 駄目だな。


 今の強さでレベル30に直ぐになれる気がしない。


 まあ、レベル21にまで上げればスキルが得られるから、そこまで上げても良いんだけど。


 でも、LV21だと66万とか職業経験値が必要か。


 ならば、LV16程度で良いだろう。


 となると、最初にレベル30を目指す時の職業について考えた方が良いのかな。


 3級職でLV30になる為に強めの魔物と戦うかもしれないと想像すると、スピードで負けたくないな。


 なので、3級職で一通り一人前になる時に最後に就く職業は、俊敏が職業補正で上がる隠密か狩人か。


 後は、レベル30になる途中のレベル21でスキルを得た分強くはなれるから、必要なスキルが得られる職業を、最初にLV30を目指す職業にするのが良い気がするな


 う~ん。


 感知する及び隠れ偽る力は早めに強化したいから、強めの魔物と戦う前までに、その強化できそうな順番で転職する職業を選ぶべきなのかな。


 となると、隠密か狩人が良いから結論は出たか。


 そう思いつつ、地下二階へと続く階段に向かいながら隠密に転職する。


 すると、表示される次のメッセージ。


 『スキルを取得します。

  取得可能スキルは、感知、偽装、罠解除、回避スキルです。

  一つ選択してください』


 斥候の時には選択肢に無かった回避スキルが追加されるのか。


 攻撃を回避する能力は欲しいが、今は感知と偽装を上げ、LV30になった時に回避も取得しよう。


 罠は始まりのダンジョン中級だと未だ無い筈だから、罠解除スキルは後回しにしよう。


 幸い、罠の有無は感知スキルの探索で調べられるから、罠の掛かった宝箱とかは罠解除スキルを取得後に取りに来ればいいだけだし。


 そう決めて、感知スキルを取得する


 これで、感知もランク2だ。


 気配、罠の感知にプラスし、熱についても詳細に感知出来る様に。


 最大感知距離は、下級で1キロだったのが使用し続けてグレードが上がり2キロ程度までになっていた。


 それがランク2になり一気に5キロへ。


 マップの作製範囲が、数メートルから十数メートルに。


 と、それなりに強化されたか。


 そう思いながら、感知していたゴブリンファイターとゴブリンプーリストにダンジョンの曲がり角から粘着火矢を撃ち込み倒すとLV15だ。


 ああ。


 もう、次魔物を倒したら転職か。


 そして、LV11になった事により。


 『スキルを取得します。

  取得可能スキルは、感知、偽装、罠解除、回避スキルです。

  一つ選択してください』


 となり、今度は偽装を選択し偽装はランク3となる。


 ランク1になったばかりだと、止まっている状態でないと、偽装等解除されるが。


 ランク2になったばかりで、ゆっくり動く程度なら、偽装等が解除されない。


 ランク3になったばかりで、全力で動かなければ、偽装等は解除されない。


 まあ、他にも相手の感知能力とかとの力比べがあるそうだけど。


 この辺は、ゲームだと最初の一ターンだけ一方的に攻撃できるだけだったんだよな。


 随分違うけど、しょうがない。


 ゲームと違うから注意が必要なのだろうけど、多分これで随分使える力となった、と確信しながら次の魔物に向かう。


 地下2階への階段に辿り着くまでに、更に下位ゴブリンを倒し、隠密から魔導士に転職。


 そこで、また頭を悩ます事に。



 魔導士に転職すると出る。


 『スキルを取得します。

  取得可能スキルは、火魔法、風魔法、水魔法、土魔法、杖技、幻影魔法、生活魔法です。

  一つ選択してください』


 と言うメッセージ。


 魔法使いからランクアップして魔導士になると、幻影魔法と生活魔法も更に選択できるようになる様だ。


 はあ。


 この中で取得していないのは、水魔法と土魔法と幻影魔法か。


 でも、火魔法も強化したい気がするし。


 でも、火魔法だけに頼っていると、火に耐性のある魔物が出てきたら死にかねないんだよな。


 魔導士は、LV1、11,21,30と4回スキルを取得するチャンスがあるから、今挙げた4種類を一回ずつ取得は出来るんだけど。


 ……。


 悩んでも結論が出なさそうと諦めて水魔法を取得する。


 と言うのも、4元素魔法のスキル追加の宝玉は、割と宝箱から出やすい。


 感知とか偽装スキルの様な幾つもの異なる有用な力を持つ複合系のスキルの宝玉は出にくい。


 とんでもない力を持つスキルが得られるスキル追加の宝玉は、更に出にくいんだけど、まあ、それは良いか。


 なので、4元素魔法の宝玉とかは手に入る可能性は高く、ゲームではその入手状況でランクを上げたい魔法が変わっていた。


 だから、どの魔法のスキル追加の宝玉が手に入ってもいい様に、一通り魔法スキルを取っておいた方が良さそうだし。


 それに、ゲームでも火魔法は攻撃力が高いけど、通じない相手には通じなかったからな。


 だから、これで良い筈と思っていると、地下2階への階段へ到着した。

 主人公は、順調に3級職で一人前になっている様です。

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