第201話 裁縫神の祠、地下三階
主人公は、裁縫神の祠へ行き、裁縫神の神像に祈る事で裁縫士への転職条件を得たい。
そう考えて、ダンジョンである裁縫神の祠を攻略しています。
裁縫神の祠の地下一階と二階は、他のパーティが居たので隠れたままスルーし、地下三階へと向かう。
するとマドリーンが、隠されていない普通のダンジョンだとイレギュラーがあるって話だったから、当面それが無いダンジョンにのみ行くのだと思っていた、と言う内容を言ってくる。
まあ、そうしたい気持ちもあるんだけど、そろそろ時間的余裕が気になってきたので、ちゃんとした防具を造れる様になりたいので裁縫神の祠に来たんだよね、と言った感じの内容を説明。
そんな会話をしていると、階段を降り終えて地下三階が見えてきた。
地下三階に入り、全力で感知スキルの任意探索を実行。
ここからはDランクの魔物が居る筈だけど、Dランクとは思えない強い個体が何体か居る。
逆に、人族は一人も居ないか。
なら、ここで狩りが出来るが。
此処に居るのは、リーサルキャタピラーとリーサルシープだ。
リーサルキャタピラーは、死を招く芋虫と言うか蚕かな。
と言うのも、ここの固体は裁縫神の祠だから、戦利品として裁縫の原料となる生糸が取れる。
それを裁縫スキルで加工すると、モンスター素材の絹が出来るんだよね。
なお、ゲームだと体当たりと糸を吐く攻撃をしてきて、その糸を避けるか防がないと1ターン消費していた。
幸い、芋虫系だからそれ以外の攻撃は無さそうだけど、1ターンの消費が現実だとどうなるんだろう。
吹き付けられた糸を手作業でとっていると、1ターン以上かかりそうだけど。
まあ、生活魔法の洗浄なら汚れ扱いで消滅させられる気がするが。
もう一種類のリーサルシープは、死を招く羊。
ゲームだと頭突き以外にも、体毛である羊毛を伸ばし左右の羊毛を鞭や槍みたいにして攻撃して来ていたけど、それ以外の攻撃方法も有るのだろうか?
そして、こいつも戦利品として裁縫の原材料となる羊毛を落とすので、裁縫スキルで加工すれば毛糸に出来る。
まあ、ゲーム内では毛糸の装備品を着た人は少なかったけどね。
でも、防寒着とか鎧の内張りとかに良さそうなのかな?
これらの魔物は、偽装スキルで隠れた俺達を感知出来ない限り、雑魚でしかないんだけど、強い個体が気になるし慎重に行こう。
感知スキルの探索により見つけた敵に向かうと、地面に生えている大き目の草を食べているリーサルキャタピラー達がいる。
戦利品から考えると、シルクワームと言う呼び名もあったかな。
9匹の群れで草を食っている姿に、桑の葉を狭い場所で食べさせていた養蚕業の映像を思い出すが、それは良いか。
先ずは9匹に爆裂火矢を頭部に撃ち込む。
でも、仕留めきれていないか。
流石Dランク。
攻撃が当たってもこちらを認識できず、のたうち回っているので、更に爆裂火矢を撃ち込んで倒しておく。
一番近くの戦利品を拾って確認してみると、Dランクの魔石とリーサルキャタピラーの繭だ。
幸い、繭の中にサナギはいないし、裁縫スキルで加工すれば茹でて加工し易くする必要が無いのはありがたいか。
次のリーサルキャタピラーの集団には、ノーマルの火槍を打ち込んで倒す。
これなら一撃で倒せる。
槍系の魔法を土、氷で試し、巨大石矢も試してみると、質量攻撃に対する防御力が弱いようで、強化タイプの石矢でも氷矢でも倒せることが判明。
なら、何故Dランクに分類されるのか。
多分、口から噴き出す糸の攻撃とかが特殊で厄介なのだろう。
でも今日は、それを確認する余裕はないので隠れたまま倒しまくる。
そして、次はリーサルシープ。
う~ん。
一集団10~60匹くらいの群れか。
同じ羊の魔物のメルと比べて、目が怖い。
リーサルキャタピラーと同じ様に、地面に生えている草をもぐもぐ食べている感じだが。
一匹だけ残して、爆裂火槍を撃ち込み首のあたりを破壊する。
強化した槍系にしたのは勘だ。
いや。
勘とは違うか。
頭をぶつけあってコミュニケーションをとるタイプの動物は、頭蓋骨が高いイメージがあるからだ。
つまり、前世の何となく知っている知識からか。
そんな事にも気が付きつつ、まだ俺達を発見できず狼狽えている一匹に火槍を首に打ち込むと、これも戦利品になってくれた。
Dランクの魔石にリーサルシープの羊毛ね。
次の群れでは、試しにノーマルの石槍と氷槍を頭部に撃ち込むと、それで頭部を破壊出来て、これも戦利品になってくれた。
ならばと、次々にリーサルキャタピラーとリーサルシープを倒して戦利品を大量に確保しつつ、強い個体へと向かう。
う~ん。
『この巨木の葉っぱは全部俺のモノだと』主張している感じの強化種のリーサルキャタピラーを筆頭に11匹のリーサルキャタピラーが居るが。
真面に戦わず、隠れたまま強化した火槍で頭部を破壊して戦利品を確保。
その後も、魔物を倒して戦利品を確保していく。
Dランクの魔物だから、皆のレベルも順調に上がっている。
そして、次の強い魔物の反応の近くまで来たのだけど。
何だ、こりゃ。
主人公は、どんな魔物を見つけたのでしょうか。




