第178話 魔物の倒し方の検証
主人公は、王都近くの隠されたダンジョンへ行き、皆を鍛えながら宝箱を回収するようです。
ですが、初めて戦う魔物の様で、検証も行うようですが。
王都レイニーク近くの隠されたダンジョンの地下一階で最初に戦ったのは、ビッグスパイダー。
戦利品は、魔石だけでなく、裁縫の原材料となるビッグスパイダーの糸玉もあった。
巨大な蜘蛛なんて見るのも嫌だったけど、戦利品があるなら倒し甲斐がある、とやる気になれたのは良かったか。
ノーマルの火矢で倒せない、と言った検証を続けながら、出来るだけ倒しておこう。
そう思いつつ、その後も検証を続ける。
ノーマル石矢とノーマル氷矢では、頭部の甲殻に防がれ負傷はさせられても致命傷とならない個体が多かった。
しかし、質量攻撃の側面がありスピードを上げると威力の上がる高速石矢や高速氷矢なら、頭部に撃ち込めば多くの場合、一撃で致命傷を与えられると分かり、討伐に必要な消費MPはそれ程でもなさそうだ。
最低限の確認を終えて、この階に居るもう一種類の魔物がビッグビートルに向かう。
大カブトムシの魔物だ。
しかし、ゲームと同じなら前世のカブトムシと違って、飛んで高速移動しながら槍の様に角で突きさしてくる攻撃をしてくる筈。
角は、日本のカブトムシみたいに、その先が分かれていない。
ヘラクレスオオカブトみたいな二本の角だけど、角の長さが短いか。
そして、甲殻によりこちらの攻撃を弾く、防御力の高い魔物。
力も前世同様に強かったか。
そうは言っても、ゲームだと雑魚だったけど、どうなるか。
6匹が寝ている処を、爆裂火矢で頭部を狙う。
うん。
ダメージは与えているが、やっぱり殆どの個体を倒せなかった。
攻撃が命中すると流石に目覚めた感じでワチャワチャしているけど、こちらを見つけられない様だ。
Eランクだし、元々感知能力が高い生物でもないからか。
いや。
カブトムシの感知能力なんて知らないけど、樹液の匂いとかには敏感だったはずだし、複眼も持っていたか。
まあ、『見つかりさえしなければ、どうとでもなる』とノーマル火槍を頭部に打ち込むとやっと倒せる。
Eランクで大量に居る魔物に火槍レベルの魔法が必要になるのか。
まあ、しょうがない。
と言うか、何か違和感があった。
俺の攻撃を受けて戦闘態勢になった途端、頑丈さが上がったような。
次は9匹のグループへと向かい、8匹に火槍を撃ち込み、一匹だけ爆裂火矢を頭部に命中させると、火槍を撃ち込んだビッグビートルは倒せたんだけど、爆裂火矢を撃ち込んだビッグビートルが戦闘態勢になる。
今度は、感知スキルの探索でしっかりと感知していたんだけど、魔力を甲殻に流している。
いや。
戦闘態勢になると同時に防御力をアップさせているのか。
魔物だってスキルを使うのだから、スキルを使って自分を強化する魔物が居るのも当然か。
幸い、防御力アップはたいしたことが無いようで火槍で倒せているが、注意しておくべきかも、とステータスウィンドウのメモ帳に記録しておく。
と言う事で、次は一匹残しで近接戦を試してみる事に。
Eランクなのに結構なスピードで、角で突きさそうと突っ込んでくる。
それを避けつつ、首の根元にミスリルの槍を打ち込むと、戦利品に代わる。
う~ん。
次の一匹残しでは、試しに槍を角に撃ち込んでみたが弾かれ、横っ飛びで避ける。
まあ、奴を地面に叩き落とす事は出来たけどね。
体の継ぎ目以外の体の硬い部分にもミスリルの槍を打ち込んでみるが、弾かれたり、少し食い込んだり程度。
結構やばい魔物かもしれない。
と言うか、これより2ランクアップしたリーサルビートルなんだよな。
このダンジョンのボスが。
それに嫌な予感を覚えながら、色々な魔法や武器を試す。
甲殻には斧系を打ち込んで叩き割るのが良い感じ。
魔法については、氷槍や石槍といった質量攻撃の側面がある攻撃の方が良さそうかな。
硬い甲殻を持っていても、空を飛べる重さ程度なので、そこまで硬い感じでも無いし。
次は、ビッグビートルに火嵐を使うと、甲殻の継ぎ目にダメージを与えている様だけど、致命傷にならない。
威力を上げた高温火嵐やランク5の業火を使うと戦利品に。
Eランクの魔物なんだけどな。
と言う事で一通りの検証を終え、次は女性陣に戦ってもらう事にしたのだけど。
主人公は、女性達にも戦ってもらう事にしたようです。
大丈夫なのでしょうか。




