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異世界とゲームは違う様です。~やり込んだゲームに似た異世界で生き残りたいのだけど、ゲームと違う事が多過ぎて困っています~  作者: 下見野大
第4章 4人目の仲間編

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第157話 薬神の祠の地下一階

 主人公は、ラファエラを仲間にする為のイベントを進めている感じです。

 ラファエラを仲間にする為には、彼女ともう一人の村人を薬神の祠へと連れて行き、薬師への転職条件を得てもらい、薬師でLV11以上にして村に無事送り届ける。


 その条件を満たす為に、薬神の祠にやって来ているんだけど。


 ただ、成長の加護の存在は隠した方が良いだろうと、その機能をOFFにしておく。


 それだと、魔物を倒しても職業レベルが上がり辛くなるから、とレベルを上げておきたいラファエラ以外の3人の同行者と近接で魔物を倒すクラリッサと魔法で倒すマドリーンの5人パーティを作って貰う。


 まあ、そんなパーティ設定は必要ないのかもしれないけど、成長の加護をOFFにした状態だから、念の為に。


 薬学スキルの限定鑑定は、スキルがランク2にならないと出来ないから、最低薬師でLV11にする必要があるから、ラファエラもレベル上げをする必要はあるんだけどね。


 でも、多分LV11ならあっと言う間に可能で、出来ればラファエラ以外の3人をLV21以上にしてあげたいと言う俺の余計な考えから、そう言うパーティ編成にしておいた。


 でも実際どうなるかな、と思いつつ階段を下り、全員に魔物の説明をしておく事に。


 魔物に同行者が殺されると言った事故があっては困るからね。


 「地下一階に居るのは魔物ランクFのキラーグラス(殺人草)と、魔物ランクEのキラーローズ(殺人バラ)。

  キラーグラスは、結構大きめの草ですね。ススキって言って分かるのなら、その雑草の魔物だと思ってください。その葉に刃が付いていて、初心者の首を切り裂くくらいは出来るから、植物には近づかないでくださいね。

  キラーローズの方は、バラの魔物なんですけど、棘が付いている枝でこちらを拘束したり切ったりする攻撃をしてきます。花が咲いていたり棘が付いていたりしてキラーグラスよりは分かり易いけど、草に紛れてと言うのもあるから、注意が必要ですね」


 「こ。怖いんだね」と村長の奥さんがビビりながら言って来る。


 「ええ。でも、昨日も言いましたが、攻撃のスピードはランクに応じたスピードになりますけど、移動の動きは鈍いし擬態して動かない事が多いので、こちらが近づかなければ、それ程の脅威ではないですから」


 そう言って不安そうな人達を安心させておく。


 地下一階に到着して、ダンジョンに入ると、そこは魔法使いの映画で出て来た、植物で作られた迷路って感じだ。


 まあ、迷路の中の通路は幅10メートル以上あるし、上を見ると迷宮の天井に届く高さにまで植物の壁が伸びているし、通路の彼方此方に雑草やらバラやらが生えていると言った違いはあるか。


 先ずは、全力で感知を実行し、この階層に人を殺して財産を奪おうと言う人が居るかどうかを確認する。


 うん。


 薬草を採取しに来ている冒険者が数十組いる程度か。


 隠そうか迷ったが目の前で使う事にした格納箱から鋼鉄の槍Ⅲを取り出し、鋼鉄の剣Ⅲと盾Ⅲを格納する。


 そして皆に「ここで待っていてくださいね」と指示をしてからススキの様な草の一つに一気に近づいて、根元を横なぎに切り裂く。


 すると戦利品の魔石に変わって行くキラーグラス。


 ここのキラーグラスは魔石しか出さなかったか。


 後は、俺がそれなりのスピードで動くと反応できない様だ。


 まあ、Fランクの魔物だからね。


 次は、ゆっくりと近づいていき、同じく横なぎで切り裂く。


 う~ん。槍を伸ばして攻撃する分には射程外から攻撃できるのか。


 まあ、ゲームでも、素早さの差から一方的に倒していた魔物だけどね。


 次はわざと近づいて、向こうからの攻撃を誘い、それを避けてからまた切り裂く。


 うん。Fランクの魔物だから大丈夫そうかな。


 次は、キラーローズ。


 こちらは接近すると、まだ槍の射程外なのに枝を伸ばして攻撃して来る。


 それを槍で切り落としながら接近して、根元を横なぎに切り裂く。


 まあ、こちらもEランクの魔物だし大丈夫そうだ。


 こいつも、戦利品は魔石だけか。


 と言う事で最低限の確認をしてから皆の元に戻り「こんな感じの魔物の様です。後は、マドリーンの魔法とクラリッサの大剣で倒せばいいかな」と伝えると、4人とも驚いた表情から、流石だって感じになってくれただろうか。


 途中に生えている薬草類に接近し、スキルを使って採取しながら先に進む。


 今薬学を持っていて薬草類が分かるのは俺だけだから、皆はまっすぐ進まず草を採取しては袋に入れている俺を不思議そうに見ているが「これって薬草類なんですよ」と一応説明すると驚いている。


 それに満足しながら「地下二階の階段は、こっちです」と、俺が先導してダンジョン内を進む事に。



 感知スキルでマップを作成しながら、地下一階を奥へ奥へと進んでいる。


 うん。


 植物の壁だと、土やコンクリートの壁ほど感知スキルの感知を邪魔出来ないようで、迷宮全体を感知出来ている。


 未だに殺人者はいない様だから、強盗にはあわなくて済みそうだ。


 後は、感知した情報を元に、階段へと向かえば良いだけ。


 まあ、魔物を倒しながらだけど。


 キラーローズはEランクの魔物なので、5人で経験値を分け合っても、雑貨屋の若奥さんであるニーナさんはあっという間にレベル上限になれたようだ。


 まあ、初心者だとレベル上限はレベル10だからね。


 となるとラファエラをレベル上限にするかどうかになるか、と悩んでいると地下二階へと続く階段に到着した。

 主人公は、順調に薬神の祠の奥へと進んでいる様です。


 パソコンの調子がおかしくなりました。

 投稿の予約は3週間分してあるので投稿は行われるでしょうけど、しばらく推敲が今以上に不十分になるかもしれません。

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