表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界とゲームは違う様です。~やり込んだゲームに似た異世界で生き残りたいのだけど、ゲームと違う事が多過ぎて困っています~  作者: 下見野大
第4章 4人目の仲間編

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

156/283

第156話 薬神の祠へ

 主人公は、4人目の仲間を得る為のイベントを進めています。

 そんな状況でも、自分の強化はするようで、深夜に出かけるようです。

 昨日は早めに寝たので、深夜に目が覚めた。


 一応、ここから消えたとバレない様に、ベッドの俺の位置に俺が居る様に偽装を施し、更に偽装スキルの隠形を俺に使って隠れた上で、転移で昨日行ったタニバル王国のムルラド町へ。


 ここから、北西へと行けば王都ラルムドだ。


 と言う事で王都方面に向かう。


 偽装スキルの隠形により隠れたまま風魔法の風操作により追い風を造り、可能な限り高速で走り続ける。


 真っ暗な中を。


 まあ、月明かりと言うか星明りはあるが。


 王都の近くで簡易転移の場所指定と転移魔法の座標刻印をして、王都から西に進む。


 国境の都市オラル市に着き、ここでは座標刻印を。


 まだ真っ暗で、国から出る為の門は開いていない。


 まあ、城壁を隠れたまま飛翔スキルで超えて行けば良いだけなんだけど。


 この世界で、何の手続きもせず国境を超える事は違法であり罪となるか。


 ゲームでは、主人公が簡易転移や転移魔法、自己所有の魔飛行船で移動しまくる事からも分かる通り、国境を超えるのに特別な手続きは必要ない。


 異世界の現実では、と思い出してみると特に違法・罪と言う知識はない。


 国境にある城壁の門を使用するのに門の使用料を払う及びステータスウィンドウを見せる、と言う制度だから。


 そして、その制度に従わなくても、世界の理で管理される罪になるかと言うと、ならないんだよね。


 門の使用料は税金なんだけど、税の不払いで世界の理による罪にならないのは、国境を越え縦横無尽に動き回れるゲームに似た世界だからなのか。


 それとも、国が決める門の使用料が不適正であった場合に罪とすべきかと言った問題があるからだろうか。


 何にせよ、飛翔スキルや転移などで国境を超える事は、ステータスウィンドウの賞罰欄に乗る罪ではないので、無視できる。


 と言う事で、深夜だから開いていない門を横目に念の為に影魔法の影隠しで更に存在を隠し、飛翔スキルでタニバル王国側の城壁と、レニング王国側の城壁を超える。


 それで到着したのはレニング王国側の国境の都市であるヤラル市なので、座標刻印だけをしておいて、王都方面の西に向かう。


 この国は、魔族と国境を接しているからか、ゲームのスタート地点となる国ではなく、始まりのダンジョンは無いので、さっさと通り過ぎよう。


 それとも、俺が知らないだけで始まりのダンジョンは有るのだろうか。


 でも、有ったとして現状では探し出す時間がないと思いつつ、それでもそれらしい風景がないか意識しながらの移動。

 

 辿り着いた王都マラル近くで場所指定と座標刻印はしておく。


 王都の神殿の利用しに来るかもしれないしね。


 その王都から西に向かい、突き当りを北へと進み、国境の都市ゴーブル市へと。


 レニング王国とソルバド王国の国境は、大河で区切られているので、魔飛行船の発着場があるパターンだ。


 空が少し明るくなってきた処で、1000GAZU支払って都市へと入り、魔飛行船の発着場へと行って10000GAZU払い、隣のソルバド王国へ。


 ソルバド王国の国境の都市エリアス市から門の使用料1000GAZU払って出た処で、感知し辛い上に周りから見えない場所に座標刻印をして皆の居る宿に転移で戻った。



 「えっ。ヨシマサちゃん。起こしても起きないから変だとは思ったけど」と、転移で戻ると驚いているマドリーン達。


 「ああ。それは念の為に偽装スキルで造った俺だね。ひょっとして、もう出発時間?」


 「未だだけど。そっか。触っても分からない偽装なんだ」


 「そこまですると、それなりにMPが必要だけどね。じゃあ、朝食を食べて出発しようか」


 そう言いつつ、偽装してある俺を消して、皆で食事へと向かった。


 8人での食事を終えて、メルを捕まえたマドリーンがメルに食事を与えてから、8人で薬神の祠へと向かう。


 都市からは、数キロ以上離れているので、また分担して背負っての移動だ。


 祠であり、ダンジョンでもある巨大な岩山の真ん中にある入口へと到着したところで、パーティ分けをする事に。


 「え~と、初心者でレベル上限になっていない人は」と聞くと雑貨屋の若奥さんであるニーナさんとラファエラが手をあげる。


 う~ん。


 「となると、確実に村に残りそうな3人のレベル上げを優先したいから、3人にマドリーンとクラリッサを加えた5人でパーティを組むか」


 「私は別なんですね」と、ラファエラが聞いて来る。


 「君は、俺と一緒に村から出る事になるかもしれないから、レベル上げの優先順位は低いでしょ。

  ここの魔物で、皆さんのレベルがどの程度上げられるか分からないからね。

  後は、魔法で安全に倒す事でラファエラ以外の3人のレベルを出来るだけ上げる事にすると、魔法で大量に魔物を倒せるマドリーンだけ加えた4人でパーティを組んで魔物を倒してもらう事も考えているけどね。職業経験値はパーティの人数で均等に分けられるから」


 「そう言う考え方なんですね」とラファエラには理解してもらえたようだけど、それが正解かどうかは微妙だよな。


 「まあ、祠内で戦ってみて、ニーナさんの職業レベルがどうなるか見て考えよう」


 そう言いつつ、俺は成長の加護の力をステータスウィンドウから選択できる成長の加護メニューの中でOFFに指定。


 ラファエラを仲間に入れ、クラリッサとマドリーンをパーティから外し、向こうでパーティを組んでもらう。


 「さて。行こう」と、薬神の祠の地下一階へと向かった。

 主人公は、薬神の祠に辿り着きました。

 無事、薬師への転職条件を得られるでしょうか。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ