第135話 4つ目の始まりのダンジョンへの道行き
主人公は、始まりの村に勇者候補がいるかどうかを確認し、始まりのダンジョンを攻略しています。
それで、今は3つめの始まりのダンジョン中級の攻略を進めている様です。
始まりのダンジョン中級で宝箱を回収して回っている。
出来るだけ早く、この大陸にある全ての始まりの村と始まりのダンジョンを観て回るかどうかを決めたいので、魔物の倒し方の検証とか行わず、魔物は隠れたまま倒し、宝箱を回収するだけの作業だ。
まあ、得られるものが凄いから、それだけで楽しくはあるんだけど。
地下一階が、ミスリルの剣Ⅲ、ミスリルの槌Ⅲ、23314GAZU、魔晶石C11個、風魔法の宝玉、鑑定の宝玉、エリクサーⅡ8個。
地下2階が、ミスリルの斧Ⅲ、ミスリルの杖Ⅲ、ミスリルの槍Ⅲ、65533GAZU、魔晶石B3個、エリクサーⅢ3個、格納箱の宝玉、槍技の宝玉、槌技の宝玉、火魔法の宝玉。
地下3階が、ミスリルの杖Ⅲ、ミスリルの大剣Ⅲ、ミスリルの槌Ⅲ、152234GAZU、エリクサーⅢ4個、水魔法の宝玉、盾技の宝玉、弓技の宝玉、影魔法の宝玉、生活魔法の宝玉、
地下4階が、ミスリルの杖Ⅲ、ミスリルの弓Ⅲ及びミスリルの矢200本、ミスリルの盾Ⅲ、214434GAZU、エリクサーⅡ14本、剣技の宝玉、斧技の宝玉、格納箱の宝玉、土魔法の宝玉、風魔法の宝玉、死霊魔法の宝玉。
ボスを倒して出た宝箱からは、簡易転移の宝玉、神酒2本、魔晶石A3個、エリクサーⅣ3本、転移魔法の宝玉、体術スキルの宝玉、槌技の宝玉、火魔法の宝玉、木工の宝玉、薬学の宝玉。
これらを得て、ポイントポイントに簡易転移の『場所指定』や転移魔法の『座標刻印』をしてあることを確認し、ダンジョンの外へと出た。
時間は、もう昼過ぎになっている。
地図を思い出すと、次の始まりのダンジョンは、かなり遠くにある。
だけど進むしかないと、東へと進んだ。
実は、本来なら北に向かいたいのだけど、街道が危険地帯を避ける為に大きく迂回する形になる為、西か東に向かう街道を選択する必要がある。
なので、記憶にある地図を思い出して東を選んだ。
まあ、魔飛行船に乗り大河を超えて隣の国に行く為には本当は西の方が近かったんだけど、東の道を選ぶと建設神の祠がある都市を通る事と、その都市からは王都が近いから。
これで飛行船に乗る時間に間に合わないとかになると、微妙なんだけどね。
そう言えば、と風魔法の風操作で追い風を作り、それで高速で走ると言うのも、もう一度試してみる。
魔力操作スキルがランク3になり、自分の支配下にあり蓄えている魔力であるMPの高効率利用と、周りの魔素を自分の魔力として使う能力により、風操作で大量にMPを消費する事が避けられるのか試す為だ。
ついでに、風の護りを風防代わりにするのと、MPが減らない程度の追い風を作り走るのとでは、どちらが速く移動できるのかも確認しようかと思ったんだけど、残念ながら感覚ではどちらの方がスピードが出ているか分からなかった。
なので、風速40メートル以上の追い風で高速で走り、MPが減ってきたら風の護りで風防を作り、それなりの高速で走る、と言うのを繰り返す事に。
ランク3になった魔力操作スキルによる魔力節減の効果は、当然、常に使っている偽装スキルとか感知スキルとかにも恩恵があり、大分MPの管理が楽になったと言うか、各種スキルを常時強めの力で行使できるようになったと言うか。
MPを回復させたいとスキルの力を弱めた時にも消費MPが減っている分、MPが回復するスピードが上がるので、やっぱり魔力操作スキルはチートと言うか必要な力だと改めて実感したかな。
そんな事を考えたり実感したりしつつ、二つの村を超え、建設神の祠のある都市近辺に場所指定と座標刻印を。
更に東に走り2つ村を超えた処で、魔飛空船の発着場があるツェリ市へと到着。
近辺に空間魔法の座標刻印をしておいて、門の使用料1000GAZU払い都市に入り魔飛行船の発着場に急ぐと、もう直ぐ夕方と言った時間になってしまったけど搭乗は可能だった。
だけど、やっぱり、夜には飛んでいない様なので、後2時間遅れていたら乗れなかったようだ。
『あぶね~』と思いつつ魔飛行船の搭乗費用2万GAZUを払い、空の旅。
ここは、大分河口に近いようで、結構な川幅の様だ。
それでも、空を飛ぶスピードがそれなりなので、30分で対岸の都市、ワニス王国のネラム市へと到着した。
ネムラ市の門の使用料1000GAZUを払い都市の外へ。
ここは、料理神の祠が近くにあるらしいが、別の料理神の祠が近くにあるし、行く事は無いだろう。
そう思いつつも、場所指定と座標刻印をしておく。
ここでも北にある始まりの村に向かう道は無く、西回りでこの国の始まりの村へと行くか、東回りで始まりの村へ行くかの選択があったが、西回りは王都経由なので、そちらを選んで走り始める。
勿論、人が周りに居なくなったタイミングで、偽装スキルの隠形をしながら、風操作で追い風にして走る。
町を一つ、村を2つ越え、北に王都、西に薬神の祠のある都市への道があるナラル町へと到着した処で、座標刻印をして、一度皆の元に帰ることにした。
主人公は、高いステータスと魔法により、高速で走り、順調に移動している様です。
それでも、半日で2つしか始まりのダンジョンに行けなかった様ですが。




