第12話 取得するスキルと最強への道
主人公は戦士LV11で槍技スキルを取得したようです。
ゴブリンやスケルトンを倒していると、戦士職でLV11になり新しいスキルの取得が可能になった。
それで槍技スキルを取得しランク1に。
更に、レベル上限が20である2級職だから、LV11で2級職での一人前となり転職も可能になった。
なので、『転職』と念じて転職する事に。
次は、魔法攻撃力を上げようと魔法使いになる事にする。
すると、また次のメッセージが目の前に表示される。
『スキルを取得します。
取得可能スキルは、火魔法、風魔法、水魔法、土魔法、杖技スキルです。
一つ選択してください』
このメッセージを無視して視野の片隅に置きっぱなしにも出来るんだけど、強くなる為に、ここでは火魔法を選択する。
すると『火魔法がランク2になりました』、『火弾魔法が多弾頭化しました』、『思念誘導可能で自動追尾型の火矢魔法が使用可能となりました』等とメッセージが目の前に表示されつつ、音声みたいな感じで頭の中に響いて来る。
これで、火魔法がランク2。
ランク2になると火矢と言う、ロックオンした相手を自動で追尾したり、思念で操作したりできる火の矢の攻撃魔法が使える様になる。
ゲームだと、火弾より火矢の方が与えるダメージが増加していたんだけど、スキルからの説明だと威力は同じと言う事。
確実に急所に命中するからゲームでは与えるダメージが多い事になっていた、なんて言うのがゲームだとダメージ量が多かった理由なのだろうか。
そもそもゲームと違い、火弾は現実だと命中させ難いモノだから、その辺が考慮されているのかな。
まあ、でも、その辺を考えてもしょうがないか。
なお、火矢もランク2でグレードが上がれば多弾頭化するし、ランク2で鍛え切ればランク3で取得する火槍と言う火矢の攻撃力をアップさせた魔法も使える様になる筈。
だから、既に持っている火魔法の取得を選択しランク2にした。
でも、この選択には賛否両論あるけどね。
と言うのも、火魔法だけに頼ると、火に耐性のある魔物とかと戦う時に困るから。
まあ、幸い始まりのダンジョンの初級や中級では、そう言う敵は出てこない。
なので、LV11になったら、もう一度火魔法を選択しランク3にするつもり。
現実での火弾の使い勝手の悪さに辟易したと言うのもあるし、強力な攻撃手段が欲しいと言うのもあるし。
なので、そう決断したのは良いんだけど、魔物の持つ耐性以外にも、ある大きな問題がある事を思い出してしまう。
それは、職業に就きレベル上げをした事によって取得出来るスキルを、全て高ランクに出来るかと言う事だ。
と言うのも、職業に就きレベルを上げる事により取得出来るスキルの種類は多く、全ての職業でレベル上限又はLV100以上になったとしても、全てのスキルを最大限に鍛え切ったランク5.99どころかランク5の状態にする事も出来ない仕様になっていた。
一度その職業とそのレベルでスキルを取得した場合、転職を繰り返してもその職業とレベルではスキルの再取得は出来ないから。
なので、多くのスキルをランク5以上にする為にどうするかと言うと、先ずは錬金術師に転職し錬金術スキルをランク5にする。
そして、馬鹿みたいに強い魔物を倒して原料となる魔石を手に入れたり、その魔石を錬金術スキルで魔晶石に加工したりする。
更に、その魔石・魔晶石を原料にスキル追加の宝珠を錬金術で作成し、作った宝玉を自分で使い、各種スキルのランクを上げる、と言う手法が最強への道となっていた。
でも、錬金術で造れるスキル追加の宝玉は、その錬金術を使う者が取得しているスキルのみ。
なので、ランク1でも良いから、多くのスキルと言うか、職業に就く及びレベルが上がる事で取得できるスキルは全て取得しておくと後で後悔しなくてすむし、時間を掛ければラスボスの魔皇帝すら雑魚となる程強くなれる。
職業に就き一定のレベルになる事で取得出来たスキルには、役に立たないネタスキルはあまり無かったしね。
逆の視点から言うと、一つのスキル、特定のスキルだけを強くしその分野で圧倒的な力を手にする事に固執していたのでは、それが通じない相手に遭遇すると弱かった。
最後の方に出て来る強い魔物達・魔族達には、こちらの特定のスキルを無効にしてくる奴はいるし、馬鹿みたいに倒す事になる竜なんて種類ごとに違う弱点をつかないと強力な攻撃で全滅させられる危険もあったしね。
なので、特定の力だけ伸ばすのは、俺のプレイスタイルでは無かった。
だから、色々な力を取得していきたい処だけど、今なら特定の力を強くした方が、一気に強くなれる。
そう考えて、唯一持つ攻撃魔法の火魔法スキルをランク3まで上げるつもり。
幸い火魔法を含む4元素魔法は得られる職業が多いし、始まりのダンジョン初級で必ず火魔法スキルの宝玉が1個手に入るので、とりあえず火魔法をランク3にする程度ならその後に後悔するような事は無かったはず。
だけど、一応この段階で改めて注意すべき事として思い出し、この異世界の現実で致命的なミスにならないか改めて確認してみた訳だけど。
……。
ゲームと違い、時間をかけて俺なりの最強への道を選んだ場合、魔皇帝だってその分強くなるのだから、最強への道が正しいくない可能性が高いのか。
他にも、ゲームと異世界の現実の違いを全て把握できていないんだから、やっぱり正解は分からないよな。
なら、どうすべきなのだろう。
立ち止まってその辺を考える事に時間を費やすのも正解では無いだろう。
情報が無さすぎる上に、ゲーム内で幾つかあった時間経過で起きるイベント・クエストに間に合わなくなる可能性があるから。
だから、現状でのベターな選択と言っても、それすら分からないんだよな。
……。
スキルを取得すると、そのスキルに色々と教われるのはゲームのHELP機能より便利で有用な機能だ。
ゲームと異世界の現実では、スキルの能力が微妙に又は大きく違っていたりしている事は格納箱スキルや火魔法スキル等で既に確認しているのだから、これからもある事だろう。
だから、それを確認していく事は有用で必要な事と言う可能性が高そうだろうから、やはり一通りスキルを取得していく事にしよう。
また、まだ先の話だけど、錬金術スキルを使いスキル追加の宝玉を作る強化方法は、時間をかけ過ぎず臨機応変にと言う事にしておこう。
後は、スキルを高ランクにする為のもう一つの手段であるダンジョンの宝箱から出るスキル追加の宝玉に期待すると言うのもあったか。
でも、内容物が宝箱を開けるタイミングで決まる宝箱の処で、セーブ、宝箱を空ける、駄目ならロードし直すって作業が出来ないからな。
どうなる事やら。
幸運ステータス初期値を300にした事に期待かな。
そんな事を思い出しながら、スケルトンやゴブリンに火矢を撃ち込んでいく。
うん。
自動追尾型で、しかも思念で誘導も出来るから楽勝だ。
スキルからの説明だと、威力は火弾と同じだったはず。
だけど、火魔法スキルのランクが上がったし、魔法使いは職業補正で知力ステータスが高いから、威力も上がっている感じだけどね。
検証したい気もするが、今は少しでも早く強くなろう。
その為には、出来るだけ早くボス戦をしなければ。
でも、焦って死んだら意味がない。
今は基本4職全てでLV11を目指そう。
主人公は、便利なロックオン自動追尾型の火矢と言う魔法を手に入れた様です。
戦闘は楽になりそうですね。




