第109話 毒持ち魔物との近接戦闘
主人公は、治療が出来る仲間がいると言う事で、毒持ちの魔物と近接戦闘を試している様です。
大丈夫なのでしょうか。
ビッグビーとの近接戦闘。
背中に張り付かれ毒針を革鎧に撃ち込まれたりしたけど、なんとか勝ったと言うか、戦闘訓練を行えた。
次は、ポイズンモスだけど、これも酷かった。
『接近戦の訓練を』と俺だけ姿を現し接近しようとすると、床から舞い上がったポイズンモスの毒の鱗粉が飛んでくる。
目に見える其れは避けるんだけど、結局空気中にそれなりに舞っている様で、目と喉をやられてしまい、聖魔障壁を張り治療後に強化火矢で倒す。
ゲームだと、毒状態でもHPが0になる迄は普通に戦えたんだけどな。
まあ、目が見えなくても感知スキルで位置は分かるから武器での攻撃も可能ではあるんだけど。
ならばと試しに聖魔障壁を頭だけをカバーする様にして接近戦を挑んだのだけど、今度は皮膚が爛れ、皮膚から毒を吸収して全身がだるくなってしまうと言う。
聖魔法の状態異常耐性向上を使ってみた処、目が開けられなくなる程でなくなり、皮膚も焼けただれる程にはならなかったが、痛いのは痛かったか。
ステータスウィンドウのHPを見ると減っていたし、状態は毒になっていたしね。
結局、聖魔障壁を自分及び自分のモノ並びにパーティメンバー及びパーティメンバーのモノを透過に設定して戦ってみたら、それだとOKだったけど。
でも、何も通さないって言う設定に比べると、かなり聖魔障壁が脆くなるから、他の強力な攻撃を受ける可能性がある時は使えない設定になるかもしれないし。
試しにマドリーンに風魔法の風の護りをかけてもらい接近戦を挑むと、護りの風が鱗粉を保護対象に近づけない様にしてくれるらしく、簡単に倒せた。
魔力操作スキルが無くても出来る魔法の設定で毒の鱗粉を避けられるのは、流石風を制御する風魔法なのだろうか。
マドリーンとアリーサが、俺が自分を実験台にするような戦闘に呆れて、その後怒り始めた処で地下2階の探索を終える。
ビッグビーが235匹、ポイズンモスが221匹倒せた。
結果、マドリーンは、3級職の神官でLV30になり異常治療魔法を取りランク3に。
大神官LV1で、傷治療魔法、異常治療魔法、杖技、精神異常耐性、生活魔法、聖魔法、から聖魔法を。
LV11で、傷治療魔法を取得しランク2に。
LV21で、異常治療魔法を取得してランク4にした。
大神官LV27になったマドリーンに「聖魔法はランクアップさせないんだ」と聞くと、それはアリーサに頼むと不機嫌そうに言って来た。
そのアリーサは、魔導士LV30でまた土魔法を取得してランク3に。
次に魔究師に転職しLV1で4元素魔法、杖技、幻影魔法、生活魔法、爆裂魔法の中から、爆裂魔法を取得した。
LV11では、かなり迷った感じ。
ポイズンモスの毒の鱗粉を見て風魔法に魅力を感じたからだそうだ。
もう、一通り四元素魔法スキルを取っているので、伸ばしたいものを伸ばせばいいのだけど、それが悩ましいよね。
結局、風魔法はマドリーンに任せ、土魔法を取得してランク4に。
LV21でも土魔法を取得してランク4.5にした。
クラリッサは、重戦士でLV30になり、斧技を取得。
その後、神官に転職しLV1で傷治療魔法、異常治療魔法、杖技、生活魔法、精神異常耐性の中から、皆と同じく精神異常耐性を取得。
前衛が精神異常になるのも怖いしね。
でも、全員がランク3になるのもどうなのだろう。
他に取得すべきスキルは無いのか、等と思っていたが、LV11でランク2に、LV21でランク3にしたそうだ。
まあ、ランク3では魅了、支配の精神異常に強くなるから、全員に必須と言う事でいいのかな。
神官LV27で、地下3階へと向かう事に。
順調に、皆強くなっている様です。
でも、マドリーンとアリーサが怒っている様なのが気になりますが。




