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第1話 序章

 新作の投稿を始めました。

 目の前に居るのは巨大な魔物であるキメラだ。


 この異世界の現実及び前世でやり込んだゲームでは、頭と上半身がライオン。


 下半身がヤギ。


 尻尾が毒蛇。


 翼が蝙蝠と言う魔物だ。


 前世のライオンより2周りは大きいし、火を吐くし、魔法まで使って来る。


 隠れて接近し魔法で奇襲をして一気に終わらすつもりだったけど、火魔法の広域攻撃魔法を撃ち込むと同時に感知され、火魔法を回避されてしまった。


 まあ、強い魔物は感知能力も高いから、予想していた事ではある。


 しかし、俺の後ろにいる6人の仲間達が問題だ。


 強い魔物との戦闘時には遠くに隠れていて欲しいのに、真面目だからか俺だけに任せてくれなかったり、心配だからか近くで観ようとしたりする。


 今も心配そうな気配を纏い俺の戦いを見ている6人は、大切に思っている仲間であり、恋人であり、将来の嫁になってもらう予定の人達。


 ん。


 未だ恋人とすら断言できない人も居るけどね。


 でも、俺が守ると決めている人達。


 前世でやり込んだゲームで、よく仲間にしていたキャラ達に似た人達だ。


 まだ、ゲームの時に仲間にしていた人達全員が仲間になった訳では無い。


 その人達の事を思い出すと仲間にしたいと思うけど、仲間にして死なれる位ならと思う部分もあるし。


 でも、既に仲間にしたこの6人は、この異世界の現実で共に生きて行く事を選択してしまった人達だ。


 今の俺なんかでは『絶対に守る』とは言えないけど『絶対に守りたい』人達。


 ゲームとは違い、悲惨な事・死んだ事をなかった事に出来るセーブ・ロードなんて無い異世界で、愛おしく思っている人達なんだから。


 そんな事も考えながら皆から距離を取りつつ槍の様な炎の魔法で攻撃したのだけど、簡単に魔法の壁に防がれ、その間に体勢を整えたキメラが口から巨大な火球を打ち出し攻撃してくる。


 それを自分の魔法でつくった障壁で弾きながら、魔法的金属で出来たアダマンタイトの槍を持って奴に突っ込んでいく。


 『身体強化』、『覚醒』、『限界突破』スキルにより既に上がっているステータスにプラスして、『聖の祝福』、『明鏡止水』と念じた事により更に爆発的に俺のステータスは上がる。


 これで、目の前のキメラには勝てるだろう。


 だけど、もっと強くて厄介な連中が必ずやってくるのだろう。


 俺を殺し、力を奪う為に。


 彼女達の話が本当ならば、だけど。


 今の処、彼女達の話を否定する事実は何も出て来ていないし、それが正しいのだと思ってしまっている。


 死にたくない。


 愛するモノ達を失いたくない。


 難しいかもしれないけど。


 可能性は殆ど無いのかもしれないけど。


 だとしたら、クソみたいな世界だ。


 なんで、こんな事になったのかは分からない。


 だけど、どうしようもない。


 今、目の前にある現実に立ち向かうしかない。


 『魔王の狂乱』と呼ばれる時代を生き抜いて彼女達と幸せになる為に、今は魔物との戦いに挑み強くなる努力を続けるしかない。


 そう改めて決断し、キメラに立ち向う事にした。

 トラブルが無い限り、年内は一日一話投稿する予定です。


参考資料:一部のスキルについて

 身体強化スキルとは、異世界の理で採用されているステータス制の内、筋力・耐久を上げ、更に器用・俊敏を少し上げるスキル。

 覚醒スキルとは、知力・精神ステータスを上げ、更に器用・俊敏ステータスを少し上げるスキル。

 限界突破スキルとは、HP、MP、筋力、耐久、知力、精神、器用、俊敏ステータスを少し上げてくれるスキル。

 明鏡止水スキルとは、スキルの効果を少しだけ上げてくれるスキル。


参考資料:魔法について。

 この異世界では、魔法もスキルの中に内包されている力となる。

 火魔法だと、『火槍』と言う炎の槍や『業火』と言う広い範囲を超高温にする広域攻撃魔法等がある。

 聖魔法だと、『聖の祝福』と言うHPとMPと幸運以外のステータスを一定時間上げてくれる魔法、聖魔障壁と言う魔法や物理攻撃を防いでくれる障壁を張る魔法等がある。


 詳細は、本文の中に順次掲載。

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