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01 七月二十五日 遠海駅

 国営東部臨海線は、首都圏の外側を走る路線で、中央臨海線延伸計画のひとつだ。もともと車庫線だった路線を旅客として整備したもので、新大海(しんおおみ)駅から大海駅まで八駅。大海駅からは直通で中央臨海線へ接続している。

 東京臨海部の再開発地域に合わせて開通し、通勤通学客が利用者の九割を占める、典型的な郊外路線である。ピークは七時から八時。それ以外の利用者は数えるほどしかいない。


 新大海駅の隣にある遠海(とおみ)駅は、各駅停車しか停まらないため、特に利用者が少ない。

 七月二十五日。早朝。ホーム上の時計は五時八分を示していた。

 朝霞ミツルは改札を通り、遠海駅のホームに着いた。始発は四時台。次に来る電車は、急行が一本の通過した後に来る五時三十八分だ。相対式のホームには、向かいのホームに男が一人、ベンチに座っていた。

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