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玄武の左手の秘密1

今日は玄武の左手の秘密を書きました。

ここは死神界。 

死神大王様のお屋敷。


玄武は、人間界から帰ってきてすぐゼロを呼び、パンドラの部屋に一緒に行った。


コンコンとゼロがノックして

「パンドラ、入るぞ。」と言った。


ジャラジャラジャラと中から鎖の音がして、扉があいた。


パンドラはベッドにいて、鎖を動かし開けたようだ。大きな鎖はヘビを思わせる。


「パンドラ、玄武が話しがあるってよ。」とゼロがパンドラに説明した。


玄武がベッドにいるパンドラに話し始めた。


「パンドラ。創造の右手をやっと見つけたぞ。いつかは忘れたがすまなかったな。」と言って玄武は骨の右手を出した。


「!!!」パンドラはおどろいた顔をした。


「創造の右手か。本物か?」とゼロもおどろいた。


パンドラは玄武から受け取り、骨の右手をまじまじと見た。そしてゼロにうなずいた。


「玄武、覚えてるか?パンドラが封印した物を解いた時のこと。」とゼロが聞いた。


「あぁ。」と玄武が頷いた。

玄武ははるかかなたの過去のことを思い出していた。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

玄武達がまだ幼かった時。


玄武はパンドラが黒い機械のような左手とビー玉のような物がたくさん付いた骨の右手を部屋に向かって運んでいた。


玄武は左手がとても黒くて、輝いて見えた。


欲しくなったためパンドラに近づき、

「パンドラ。その左手、俺にくれないか?」と聞いた。


パンドラは首を横にブンブンとふり、部屋に入って行った。


玄武は力ずくで取ろうかとも考えたがやめて、パンドラの行動を見ることにした。


そーっと扉を開けると、パンドラはゴソゴソと何かをしていた。


よく見てみると、骨の右手と黒い機械のような左手を黒い鎖でグルグルにしていた。玄武はよほど取られたくないのか?と思っていた。


パンドラはそれに紙をていねいに貼った。そしてガラスケースに入れて黒い鎖をさらにまいて黒い箱に入れた。


そしてパンドラは拷問器具がたくさんある部屋に行った。


パンドラが拷問器具部屋から出て、どこかへ行くのを見とどけて、玄武はササッと部屋に入った。

拷問器具部屋のすみに置いてある黒い箱を見つけ、急いで自分の部屋に戻った。


玄武は黒い箱を開けようとしたが、硬く閉じられていて開かず、よく見てみると金属のようだった。


朱雀を呼び、箱の一部を溶かしてもらい無理矢理こじ開けた。


とても熱かったが、朱雀が溶かしていた時の部屋の暑さよりはマシだった。


玄武は朱雀を部屋から追い出し、ガラスケースは人間界の強化ガラスより硬かったが、ハンマーで何十回も叩き粉々にした。


黒い鎖に貼ってあった紙は【封印】と書かれていたが玄武は読めずはがした。


黒い鎖は硬く、南京錠がついていた。


玄武は、どうにか取れないかと四苦八苦していたが、10分後にはイライラしてきた。


そして、玄武はあろうことか黒い鎖を引きちぎった。

南京錠はとれなかったが黒い鎖はとることができた。


黒い機械のような左手から、先にさっきと同じ紙を取り

骨の右手も一応、紙を取って捨てた。


黒い機械のような左手を玄武は左手につけてみた。とてもきれいで自分だけしか、この左手は似合わないとも思っていた。


玄武は左手がズキッと痛くなった。


その時、パンドラの持っている鎖の音が廊下から聞こえた。


朱雀の部屋まで死神の力で壁を抜け、黒い鎖や黒い金属の箱だった物を捨て、急いで自分の部屋に戻り、左手を隠しながら何食わぬ顔でいた。


パンドラは部屋に来ず、玄武は安堵した。もう夜だったため、寝ることにした。













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