骨の右手の男の子のお話
今日は骨の右手の男の子の人体実験施設の説明がメイン。
ここは人間界。
玄武は骨の右手を持つ男の子を倒し、男の子から話しを聞いていた。
男の子は玄武に人体実験施設のことを話し始めた。
玄武は静かに聞いていることにした。
「あぁ、実はな………俺も施設で改造されたんだ。
お前も知っているように、骨の右手は人体実験施設の物じゃないと思う。
骨の右手は創造神のようにさまざまな物を作り出せたんだ。
武器、工具、家、食べ物などあげればキリがない。
俺は、右手は生まれたときからなかった。
親は事故でだいぶ前に亡くなった。
趣味が悪いと俺は思うが、さまざまな義手を右手につけて楽しく毎日過ごしていた。
ある日、児童養護施設の職員を名乗る人達が来た。
俺は、世間知らずでな。ホイホイついて行ってしまった。
だが、それが間違いだった。
俺は、施設についてから、普通の施設だと思っていたんだが、身体のことを調べると言われ眠らされた。
そして、気づけば骨の右手がついていた。
この骨の右手を見てくれ。10個のビー玉のような水晶のような物が関節の間にあるよな。関節の部分とか骨の数が人間の手より多い気がするが俺の気のせいか?
たぶん、これが何でも作り出せる秘密だろう。
それより、この右手はお前に渡しておくからあるべき場所に返しておいてくれ。
お前なら施設の人間達より、信頼できる気がするからな。
俺が本当は人体実験施設を破壊したいが破壊神と名乗るお前ならいける気がする。頼む、俺の変わりに破壊してくれるか?
囚われの人間達もいるんだ。何とかしてくれないか?俺はどうなってもいい。普通の研究者ぐらいなら左手でも戦える。」
男の子は必死にいろいろと説明した。玄武はもちろん施設をゼロ達と潰すために聞きたいことも聞けたので、
「あぁ、研究者達の件も俺が片付けるからお前は必死に見つからないようどこかに行ってくれ。」
と返した。
「ありがとな。囚われの人間達もいつまでいるか分からない。早めにお願いする。」
その時、テレパシーが玄武には聞こえた。
【玄武。赤黒い髪の男の子は逃げた。そっちはどうだ?】と朱雀から連絡が来たので、
【問題ない。】と返しておいた。
「人体実験施設は何が隠されているか分からない。破壊神。頼んだからな。じゃあな。」
と男の子は言い、どこかに行ってしまった。
玄武は骨の右手を見た。
「創造の右手、俺の破壊の左手。本当なら封印されていたんだがな。」と過去を思い出していた。
「さて、俺も帰るか」
玄武は左手で空間を裂き、死神界へ帰って行った。
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