「鎌倉殿の13人」の感想文
さてさて今回は、大河ドラマの感想文です。
( ̄▽ ̄)//まずは総評から行きましょうか。
凄くよかったです。
全体を通しての完成度が非常に高く、流石は三谷幸喜の脚本と言ったところでしょうか。
私が参加しているネットの歴オタコミュニティーでも、高い評価が出ていましたね。
足利が出てこないとかの小さな不満はありましたが、歴史考察に関しましてもおおむね好評でした。
本当に最近の大河は、歴オタから見てもレベルが高いっす。
役者陣も豪華で、有名どころから個性派俳優まで幅広いラインナップだと感じました。
主役の北条義時を張った小栗旬の評価も、私の中で爆上がりです。
そもそも、彼が出てくるドラマでまともに見たのが今回の大河が初でした。
前半の朴訥とした青年時代から、後半の権力者としての義時を見事に演じ切りました。
大泉洋は安定の演技力で、見ていて安心感がありました。あの人は何をやらせても、そつなくこなす感があります。
彼が中心となって前半を引っ張ってくれたので、この大河に非常に乗りやすかったです。
山本耕史の三浦義村もよかったですね。
味付けがいかにも三谷キャラって感じで、面白かったです。
ラストの「俺の方が男前」発言はワロタ。山本耕史が小栗旬に向かって言っている思うと尚更でした。
菅田将暉の義経公もヤバかった。
サイコパス全開で、義経を貴公子としてイメージしている人たちからの反発が心配になるレベルでした。
でも、天才軍略家としての義経像は、存分に発揮されておりました。
最後に中村獅童演じる梶原景時に、鎌倉攻略戦の作戦案を手紙で送るとこなんて、いかにも稀代の軍略家って感じです。
私的に前半のハイライトは、佐藤浩市演じる上総介広常の粛清シーンでしたね。
あれは涙なしでは見られなかった。(/ω\)。
いや、ほんと良かったよ。上総介広常。
都に上るため、書道の手習いをしているシーンが実によい。あれのおかげで、より人物像が深く表現されておりました。一表現者としても、見習いたい演出でした。
男前で言えば、中川大志演じる畠山重忠が断トツでしょう。
( ゜Д゜)//異論は認めない。
最後の一騎打ちは、いかにも坂東武士って感じで、興奮いたしました。
北条家の面々もよかった。
お父さんの政時、すぐに死んじゃうお兄ちゃんの宗時。次世代の希望の星の泰時。
独特の存在感を出した、りく殿。
みんな良かった。
いやー。宮沢りえって、少女時代からこの歳に至るまで、ずっーとお綺麗ですね。何を食べたらああなるのやら。
この北条一門の中でも私の一押しは、義時の弟の時房でしたね。瀬戸康史、いい演技でした。
暴走する兄貴をなんとか抑えようとする辺りが特にお気に入りです。
北条政子を演じた小池栄子は、個人的には苦手な女優さんですが、演技力はさすがの一言。
私の中での北条政子は、小池栄子で確定です。
オリキャラ最凶の善児も外せません。
( ゜Д゜)//強すぎんだろ。
あんなのに狙われたら、そりゃ死ぬわ。
そして。群雄ひしめく俳優さんの中で、私が一番に押したいのが、比企能員を演じた佐藤二朗。
いやー。良かったですよ。
三谷節を全開に表現してくれる演技でした。
敵役なのに、あのあふれる愛嬌。
最高です。
それにしても流石は三谷幸喜。
お見事な脚本でした。
前の真田丸もよかったけど、今回の鎌倉殿の13人はそれを上回る出来でしたね。
後半、登場人物が次々と退場していくのが辛かったけど、最後は綺麗に〆てくれました。
本当に脚本家として尊敬いたします。
ただ、歴オタの一人として、承久の乱はもう少し尺を取ってほしかった。
あと、四話ぐらい何とかなりませんかね。
歴史的意義から見れば、承久の乱は源平合戦よりも大きな事件です。
ガチの朝敵が勝っちゃうなんて前代未聞すぎる。
しっかし、今回の大河は捨て回が見当たらないので、どこを削ればいいのか皆目見当がつかぬ。
ぐぬぬぬ。
こうなったら、一年を四百日にするしかねぇ。
終わり
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