82 貴族の依頼 一日目終了
ベアボア肉から魔力を抜く事に成功した。ただ、ベアボア肉本来の臭みが酷くて食べられたものではなかった。
そこで私は、牛乳に漬けたステーキ、赤ワインとリンゴ汁に漬けたベアボア肉を再度レジストして魔力を消し去り、食べ比べる事にした。
牛乳に漬けたステーキは既に焼いてあるのでレジストのみ。赤ワインとリンゴ汁のベアボア肉はレジストした後、塩故郷を振りかけて、焼き上げた。
さて、獣臭さは取れているだろうか?
まず、赤ワインに漬けたステーキは、ワインの風味が染み込み過ぎて、獣臭さが薄らいだと言うよりも、紛らわした感じがする。それも中途半端に獣臭さが残っているので、何とも言えない風味になってしまった。
つまり、不味い。
これは、単純に焼いただけのステーキにしたのが問題で、いっその事、ワイン煮のように煮込んでしまえば使えるかもしれない。
次にリンゴ汁であるが、これは失敗。獣臭さは全く取れない。逆にリンゴの風味と獣臭が混ざり合い、カオスな状態になってしまった。
果物の汁に漬けておくと、肉が柔らかくなるだけでなく、臭みも取れると聞いていたのだが……ベアボア肉の臭みの方が強かったみたいである。
ちなみにベアボア肉はあまり硬くないので、柔らかくする事は考えていない。
そして、本命の牛乳漬けであるが、これは成功である。
他のステーキに比べ、獣臭さは取れていた。だが、私からしたらまだ食べられる程、臭みは取れていない。私以外の三人は「結構いけるじゃん」「まぁまぁです」「ウルフ肉よりかはいけますよ」と成功印をいただいた。
「ティアは、お姫さまと一緒にいたんだよね」
「うん、いたいた。三年か四年ぐらいかな? 色々と聞きたい? あたしが王宮暮らしをしていた時の素晴らしい日々の思い出をゆっくりと語ってあげようか? まずはねー……」
ベアボアステーキを肴に赤ワインをチビチビと舐めるように飲んでいるティアが、姿勢を正して話し始めようとしたので、私はすぐに別の話題を突っ込む。
「それよりも、王族や貴族が食べている料理を教えてほしい。実際につまみ食いしたり、覗き見していたんだよね」
「つまみ食いじゃなーい! 毒見よ、ど、く、み! まぁ、覗き見はしていたけど……」
「あ、あれ、ティアさんは、お姫さまと一緒に食べていたんじゃないのですか?」
首をコテリと傾けたアナが、疑問に思った事をティアに聞いた。
「食事は別。お姫さまの食事は、家族と一緒に食べていたからあたしは部屋でお留守番よー。ほんと、ケチなんだから。ちなみに、あたしの主なご飯は、果物だったわー。お姫さまがあたしの部屋に持ってきてくれるのを食べていたわー」
お姫さまが嬉しそうに鳥かごの中に餌を入れている情景が目に浮かぶ。
友達と言うよりも飼われていたんだね。本人は認めないだろうけど……。
「それでも、調理場に行ったりしていたから、どんな料理を食べているのかは知っているんだよね」
「ええ、知っているわよ。ん? 聞きたい? ねぇ、聞きたい? どうしようかなー?」
うざい……。
「ティアねえさん、勿体ぶらずに早く教えてください。奴隷商に売り飛ばしますよ」
「はいはい、教えますよ。まったく、せっかちな妹なんだから……王宮料理はねー……」
ここでティアは目を瞑り、体を曲げて、グググーと力を溜める動作をする。
そして、凄く勿体ぶってから……。
「肉よ!」
と言うと、ドーンと言う効果音と同時にティアの背後で炎が爆発した。
爆発の炎はすぐに消え、胸を張っているティアが空中で浮いているだけになった。
うーん、変なエフェクトが見えたのだが……疲れているのかな?
「へ、へー、肉ね……他には?」
「他は肉でしょ。あとは肉ね。全部、肉」
「肉しか食べないの?」
「そうよ。朝も昼の軽食も夜も肉よ。全部、肉。焼いただけの肉。肉だらけのスープ。煮込んだ肉。全て肉料理。焼いた肉の付け合わせに刻んだ肉があったわ。サラダも一、二枚の葉の上にどっさりと肉が乗っていたわー。パンもそのまま食べるのでなく、肉を乗せて食べていたわね」
「体に悪そう」
「凄く悪いわよ。体臭は臭いし、脂でテカテカだし、肥満だし、見た目だけで酷い状態よ。それにすぐ息が上がって疲れやすそうだったわ。ほとんどの人が、どこかしら体に痛みを訴えていたわねー」
「ちなみにどんな肉を食べていたの?」
「あたしがいた国は貧しかったから、ほとんどが魔物肉。特別な日は、豚や牛、ヤギとかを丸焼きにしていたわねー。血も内臓も全部残さず食べるのよー。ゆっくりと時間をかけて焼いた牛の頭が大好評で、身分関係なく、みんなで穿りながら食べていたわー」
ああ、牛の頭ね。フランス料理でも、牛の頭を丸々焼いて出す料理がある。お洒落なイメージのあるフランス料理だけど、結構、ゲテモノ料理が存在するのを思い出した。
「さっきも言ったけど、あたしのいた国は貧しかったから、料理の量自体は大した事は無かったの。でも、他の国の王族や貴族の料理は、凄い量を作るみたい。大量に料理を作って、大量に食べ残して、大量に捨てるらしいよ。それが貴族やらの見栄の証らしいと、バッタの足を食べながらお姫さまが羨ましそうに話をしてくれたわー。懐かしい……」
バッタの足って……どんだけ、貧しかったんだ?
「金持ちは肉しか食べないか……まぁ、元々ベアボア肉を使った料理を提供する依頼だから、肉料理中心は問題なさそうだね。ただ、依頼内容がベアボア肉を使った食べられる料理というなら、今のままで良いと思うけど、美味しい料理を提供しろという依頼だから、あともう少し臭みを取り除きたいところだが……」
ベアボア肉の下処理として、私のレジスト能力で魔力を抜く、牛乳漬けで臭みと和らげる。ここまでは決定で良いだろう。
ただ、あと一個ぐらい何かないだろうか?
うーんと考えるが、プロの料理人ではなく、趣味で料理をしていた女子高生の私では、これ以上獣臭さを取り除く方法が思い浮かばない。
後は、ハーブを使ったり、調理方法で何とかするしかないかな……。
私が無い知識を漁っていると、姿勢を正したエーリカが無言で右手を挙げていた。
「はい、エーリカ君」
「わたしに案があります」
「ほう、何かな?」
「ベアボア狩りをしましょう」
「狩り? どうして?」
エーリカの提案にいまいち理解が追いつかない私は首をコテリと傾けた。
「貧民地区で売っているベアボア肉は、品質が最低です。鮮度の良い肉が手に入れば、今よりも美味しくなるのではないでしょうか?」
「さすが、先輩です。それは間違いありません」
エーリカの案にアナが同意して、補足説明をしてくれた。
冒険者の依頼には、ベアボア討伐は頻繁に行われるそうだ。
肉は食料として貧民地区に売れるし、牙は魔術の触媒に使われる。毛や皮は、そのまま毛皮としてもいけるし、羊皮紙にも使われるらしい。
ベアボア自体も温厚で行動が鈍いので、冒険者にとってベアボア討伐は、お小遣い稼ぎにちょうど良い魔物として人気があるそうだ。
ただ、食材目的で討伐する訳ではないので、殺してすぐに解体をする人は少ないらしい。
アナ曰く、動物は殺してすぐに血抜きをし、内臓を取り出さなければ、すぐに肉の味に影響が出てしまうとの事。つまり、鮮度の良いベアボア肉は、市場では売っていないに等しいと言う訳である。
「先輩が言いたいのは、私たちがベアボアを狩って、すぐに解体をすれば、貧民地区で購入したお肉よりも上質のお肉が手に入るという事ですね」
「後輩の言う通りです。どうでしょうか、ご主人さま?」
つい先日、誘拐されたベアボアを命懸けて助けたのに、今度はベアボアを狩りにいかなければいけない皮肉な現状。だが、これも依頼の為、借金返済の為、仕方が無い事である。
私はエーリカの案を採用した。
「じゃあ、狩りは……明日だね」
外を見ると、すでに日は傾きつつあった。今から狩りに行くには、さすがに無理がある。それに今日は色々とあり過ぎて疲れているので、もうアナの家でゆっくりと過ごしたい。
そういう事で、本日の活動は終了し、昨日と同じ様に夕飯を作ったり、お風呂を沸かしたりして過ごす事にした。
ちなみに、先程まで騒がしかったティアが大人しくしていると思ったら、机の上で「くかーくかー」といびきをかきながら眠っていた。それもワインの瓶を抱かえながら……。
私が起こしてあげようと手を伸ばしたら、エーリカが無言で引き留めて、首をフルフルと横に振る。
気持ち良さそうに寝ている姉を眠らせてあげようという妹心の行動ではなく、起こすと煩いからこのまま眠らせておこうという合図である。
私も同意し、ティアはそのまま寝かせておき、私は夕飯の準備をした。
本日の献立はホーンラビットの骨から出汁を取った鍋にしてみようかと思う。
出汁を取るのに時間が掛かりそうだが、夜はやる事がないので、調理に時間を掛けても良いだろうと判断した。
それに、ティアにホーンラビットの料理を食べさせると言ったし、今朝の朝食でホーンラビットの骨で出汁を取りたいと思ったばかりなので挑戦してみる。
ちなみに、私は鶏ガラや豚骨でスープを作った事はない。ただ、テレビでラーメン屋のドキュメンタリーを見た事があるので、作り方は何となく分かる。失敗するかもしれないが、料理はチャレンジ精神が大事なので頑張って作っていこう。
エーリカから残りのホーンラビットの肉を取り出してもらい、アナに肉と骨とを切り分けてもらった。
ティアが気持ち良さそうに寝ている姿を見ながら、私は竈に火を付けてお湯を沸かし始める。
綺麗に肉と骨に切り分けたアナは、私と一緒に料理をしたがっていたが、クロたちの世話をしなければいけないので、渋々外へと出て行った。
エーリカには、別の大鍋でお風呂用のお湯を沸かす係に任命する。
先に沸かしておいたお湯が出来たので、水場に置いたホーンラビットの骨にお湯をゆっくりとかけて、湯引きする。そして、水で冷やしてから血合いや汚れを指で綺麗に取っていく。
綺麗になったホーンラビットのガラを水の張った鍋に入れて竈に設置する。
鍋の中に臭み取り用にネギを入れたかったが、残念ながらネギが手に入らなかったので、セロリっぽい香りの強い野菜を入れた。あとは生姜と野菜屑――葉のついた人参の頭や玉ねぎの端など――を入れて、煮込んでいく。
あとは、灰汁を取り続けながら弱火でゆっくりと煮込むだけなので、正直、やる事が無くなってしまった。
私は、鍋の中身を見る。
ホーンラビットの肉団子を入れた熱々の鍋を皆で取り合いながら食べようと考えていたのだが、沢山の野菜屑が浮かんだ鍋を見ると、出汁作りというよりもブイヨン作りになってしまっている。
そうなると、鍋ではなく、別の料理に変更になりそうだ。まぁ、スープの出来を見て考えよう。
弱火でコトコトと煮込んでいる出汁の灰汁を丁寧に取りつつ、木製のまな板にホーンラビットのお肉を乗せる。そして、なるべく肉を細かく切ってから、二本の包丁を両手に持って、トントントンとまな板の上で叩き切っていった。
肉の量が多いので、根気と手間が掛かりそうだ。それでも、美味しい料理を食べる為に頑張ってミンチ肉を作っていく。
たまに、出汁の灰汁を取りながら、肉をトントントンと叩いては、まな板に広がった肉を中央へ集めては、また叩き続ける。
飽きてきた頃、アナが戻ってきたので、アナにも手伝ってもらった。
肉を叩く振動で、目を覚ましたティアが「あたしもー、あたしもー」と元気良く手伝いを申し込み、包丁を両手で持って、アナと一緒に楽しそうに肉を叩き出した。
そんな二人を眺めていたお風呂当番をしているエーリカが、私と一緒に叩きたいと申し込んできたので、アナやティアと交代し、エーリカと一緒にお肉を叩く事になった。
こうして、お風呂当番と灰汁取り当番とミンチ肉当番を交代でやる事になった。
意外な事に、ティアは文句も言わずに働いてくれる。
落ち着きなく飛び回っては無駄口を発しているが、働く事に対して「面倒臭い」とか、「やりたくない」などの愚痴は一切言わない。逆に誰よりも率先して動いてくれていた。お風呂のお湯を沸かしている大鍋を、小さい体にも関わらず、危なげなく浴室へ飛びながら運んでくれる。どこからそんな力が湧いてくるのか不思議で仕方がない。
彼女は、体と口が常に動いているだけで、根は真面目な性格のようで感心した。
「あと二回ぐらいでお風呂に入れるわよ」
ティアの報告を聞いて、私はホーンラビットの出汁を濾す事にした。
本当はあと数時間は煮込んでいきたいのだが、さすがにそこまで時間をかける訳にもいかないので、目の粗いザルを重ねた鍋にホーンラビットの骨で作ったスープを移す。
骨と野菜屑を取り除いたスープは、薄い琥珀色をしていた。香りはほんのりとコンソメ風味。薄味であるが、肉や野菜から取れた複雑な深みが味わえた。
どうやら、上手くいったみたいで胸を撫で下ろす。
エーリカ、アナ、ティアも興味があるみたいなので味見をしてもらったら、何度もお代わりをされてスープが無くなりそうになった。
スープを取り上げた私は、代わりに出汁を取ったホーンラビットのガラをあげたら、ティアは嬉しそうに骨にこびり付いている僅かな肉を穿って食べ始めた。
何とも逞しい妖精である。
美味しそうに骨をしゃぶっている姉の姿を見て、我慢できなくなったエーリカも姉妹仲良く骨を食べだした。
見た目も服装も華麗で美しい二人が、出汁を取ったホーンラビットの骨を丁寧に食べている図がシュール過ぎて目を逸らしてしまう。
ちなみに、アナも交じりたそうにしていたので、優しく背中を押してあげたら、骨をしゃぶる女性が三人に増えた。
出汁を利かせたスープは完成したが、これはまだ準備段階。これからが本番である。
ゾンビのように無言で骨を食べている三人を横目で見ながら、私はジャガイモ、玉ねぎ、人参を大きめなサイズに切り、スープに入れて煮込む。
四人で叩いたホーンラビットのミンチ肉に、生姜のすりおろし、塩胡椒、卵の白身、小麦粉少々を入れて、練り込む。ちなみに余った卵の黄身はスープへ投入。一人だけ卵の黄身を引き当てる事が出来るおまけである。
粘りが出たミンチ肉を適度なサイズに丸めてスープの中に入れていく。
ローリエを一枚入れた後は、野菜に火が通るまで煮込めば完成である。
「お風呂、入れるよー」
ホーンラビットの骨を食べていたティアから報告が入る。
相談した結果、先に私とエーリカが入り、その後にアナとティアが入る事になった。
アナにスープを見ていてもらうようにお願いし、私たちはカモミールの香りがする浴室へ入って行く。
昨日と同じ、すのこの上で丹念に体を洗い、樽のような浴槽へ浸かる。足の隙間にエーリカが座り、二人でゆっくりとお風呂を楽しんだ。
借金持ちで新人の冒険者である私が、毎日お風呂に入れるなんて、他の街人が知ったら、さぞや驚くだろう。
凄く贅沢な事であるが仕方が無い。現代日本で生活していた私だ。毎日、お風呂かシャワーを使わないと満足できないのだ。一日の疲れと汚れはその日の内に洗い落とす事は、体と心の平穏に欠かせない。特に今はおっさんの姿である。二、三日、お風呂に入らなければ、体臭が凄い事になる。自分も周りも迷惑になるので、手間とお金は掛かるが、お風呂は絶対に入らなければいけないのだ。
そんな事を考えなら、ゆっくりとエーリカとお風呂に浸かり、体が温まったところで浴室から出る。
その後、アナとティアが代わりに入り、私はスープの様子を見ながらエーリカをブラッシングしてあげる。
程よく、エーリカの髪が乾いた頃、アナとティアがホクホク顔で出てきた。
アナ曰く、ティアはスッポンポンではなく、ワンピースの水着みたいな物を着用して入るとの事。
ちなみに、アナと一緒の浴槽でなく、手桶にお湯を入れて、そこを独占して浸かったらしい。
なお、羽はお湯に浸けても問題ないらしく、肩までお湯に浸かり、のんびりまったりとお風呂を楽しんだと教えてくれた。
コトコトと煮込まれたスープを完成させる事にする。
虫や虫の糞が付いていない、なるべく綺麗なキャベツの葉を適度に切り、スープに入れる。あと、美味しそうなキノコも適当に入れてから、塩胡椒で味を整えた。
完成!
洋風鍋……もとい、肉団子入りポトフである。
調理をする前は、日本の鍋みたいに皆で取り合う料理を作ろうと思ったが、豆腐も白菜もないので、結局、ポトフになりました。
ただ、今回はホーンラビットのガラで出汁を取ったので、異世界風ポトフであり、どう仕上がっているのか、期待と不安が入り乱れている。
一皿づつポトフを移し替える。ティア用に小さめの皿に入れようとしたら、皆と一緒で構わないと言われた。その体で食べられるのだろうか?
そして、皿に移したポトフと温めたパンを食卓へ運び、食事を始めた。
皆、無言でスプーンを動かしている。
エーリカはいつも通り、優雅な仕草で、スプーンを凄い速さで動かして口に運んでいる。
アナはスープを口に入れる度に、顔がとろけそうな顔をしていた。
ティアは、大きく切った野菜を口を大きく開けて、バクバクと食べている。体格以上の野菜とスープがお腹に入っていくのが不思議でたまらない。さすが、姉妹。自動人形の体は、どうなっているのだろうか?
皆、料理に満足してくれている。
私も皆に負けじと、料理を味わう。
薄かったホーンラビットの出汁もポトフ用に煮込んだ野菜や肉団子の旨味が出て、良い塩梅に濃くなっていた。
大きく煮込んだ野菜もホクホクで美味しい。
癖の少ないホーンラビットの肉団子も出汁が染み込んでおり、肉とスープが絡まり、幸せな味が口に広がる。
硬いパンをスープで柔らかくして食べるのも美味しかった。
時間を掛けて作って良かった。
卵の黄身は、アナが引き当てて、エーリカとティアが恨めしそうな目でアナを見ていた。
私とエーリカとアナは二皿目をお代わりして、スープ以外の具材は全て食べきった。
スープは明日の朝食用で残しておく。
ちなみに、ティアは一皿分を完食。絵に描いたような膨れたお腹になり、満足そうに机に倒れている。
こうして、美味しく楽しい夕飯は終わった。
その後、少し食後のお茶を楽しんでから就寝した。
私とエーリカは一緒のベッドで寝るのは昨日と同じ。
ティアはアナと一緒の部屋で寝ると言うので別れた。
お互いにコンビが出来つつある。
こうして、色々とあった一日が幕を閉じた。
ようやく、一日が終了しました。
ベアボア狩りをする事になりました。




