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アケミおじさん奮闘記  作者: 庚サツキ
第一部 魔術人形と新人冒険者

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35 リンゴパイとジャム作り その2

 アップルパイの作り方を思い出してみた。

 リンゴを甘く煮る、パイ生地を作る、パイ生地にリンゴの甘煮を包む、そして焼く。

 分量など細かい事は覚えていないので、その辺は適当だ。私の料理経験では、適当に作っても食べられない程の失敗は起きないだろうと高を括る。



「では、まずパイ生地を作りましょう」


 パイ生地は休ませる工程があるので時間が掛かる。先に済ませた方が効率的だと判断した。

 前回のピザ作りのように、カルラは私の横で観察し、カリーナは木札でメモ係をしている。旦那のブルーノとエーリカは邪魔にならないように壁際で待機していた。


「パイ生地に必要な物は、小麦粉とバターと水です。なるべく気温の低い場所で作業をしてください。バターが溶けていたら駄目です」


 バターも値段が高いが、砂糖ほどではないので、我慢してもらおう。

 ちなみに薄力粉や強力粉といった種類は存在しない。あったとしても、私は薄力粉と強力粉の違いを知らないので、使い分けは出来ないけどね。

 

 では、パイ生地作りの始まりです。

 専用の粉ふるい器は無いので、大きなボウルに水切りようの網で小麦粉をふるう。

 量は適当。試作品なので、最低ここに居る五人分だけ作れれば良い。

 ふるいにかけた小麦粉に、角切りにしたバターを入れる。そして、木べらでバターを崩すように小麦粉と混ぜていく。


「手でこねないのかい?」


 パン屋なだけあって、小麦粉を混ぜる時は手でこねたいみたいだ。


「はい、パンではないので、このように切るように混ぜてください」


 あのサクサクとしたパイ生地の食感は、小麦粉をこねてしまうと出来ないのだろう。だぶん、知らんけど……。


「バターが小さくなったら、冷水を入れ、再度切っていきます」


 水の量も適当。確か、ボソボソぐらいがちょうど良いはずなので、少しづつ水を入れながら様子を見る。

 一人暮らしで作ったパイ生地を思い出しながら、木べらで小麦粉を切っていく。


「このぐらいで、終わります」

「ん? まだ、ボソボソの状態だけど?」

「ええ、このボソボソの状態で大丈夫です。バターの粒を残しておいてください」


 ボソボソのパイ生地を押し付けるようにまとめる。


「なるべく気温の低い場所で寝かせます」


 ボウルの上に布をかけて、部屋の隅の冷たい場所へ置いた。



 パイ生地を寝かせている間にリンゴの甘煮を作る事にする。

 どうせ甘煮を作るのだからと、ついでにジャムも一緒に作る事にした。

 いつも、硬いパンをスープで柔らかくして食べているので、たまにはジャムを付けて食べたい。


 こけしの置物みたいに静かに立たずんでいるブルーノに竈の用意をしてもらう。

 ブルーノが竈に火を付けている間、私とカルラでリンゴを切る。

 エーリカに何個かリンゴを取り出してもらい、作業台へ乗せてもらう。

 小ぶりのリンゴを掴んで、スルスルと皮を剥いていく。丸裸になったリンゴを四等分に切り、芯を切っていく。そして、小さくいちょう切りにして、切ったリンゴを塩水へ漬けておく。私のはリンゴジャム用である。

 カルラは、四等分にしたリンゴを薄く切ってもらっている。こちらがリンゴパイ用だ。


「この塩水は何か意味があるのかい?」


 ご尤もな意見です。


「塩水に漬けておくとリンゴが変色しなくなるんです。変色をすると見た目が悪いですし、若干、味も変わります。ちなみに、塩水でなく、レモン、蜂蜜、砂糖でも変色防止は出来ます、まぁ、この後、煮込んでしまうので、変色防止はあまり意味が無いかもしれませんが……」


「へー、知らなかったよ」と、カルラが感心する。


 ある程度、リンゴを切り終わったので、ジャム用とアップルパイ用の鍋を用意して、水を切ったリンゴを鍋に入れる。

 そして、砂糖を入れるのだが……。


「砂糖を入れますが、確かリンゴの量に対して四割か三割ぐらいを入れるはずです。ただ、今回は甘さ控えめの砂糖大根の砂糖ですから、リンゴの五割を入れてしまいましょう」

「結構入れるんだね」

「甘煮ですからね」


 私は壺に入っている砂糖を目分量でドバドバと入れていく。そして、台所からレモンを貰い、レモン汁を少し加えた。


「じゃあ、エーリカ。鍋を混ぜる作業は任せた」


 火の付いた竈に鍋を設置して、腕まくりしたエーリカに代わる。


「水分が出てきますので、灰汁を取りながら煮詰めていきます。時間は……水分が無くなればいいです。エーリカ、焦げないように注意してね」


 エーリカが鍋を見てくれている間、カルラにはジャムを保存する物を探してもらう。さすがにガラス瓶は無かったので、小さな陶器の入れ物を用意してもらった。

 もう一つ鍋を用意して、水を張り、綺麗に洗った陶器を鍋に入れて、空いている竈に設置し、熱湯で殺菌消毒をする。


「長期保存をする為、この様に入れ物も熱湯で殺菌してください」

「さっきん?」

「えーと……目に見えない小さな菌……生物です。食べ物を長い間、置いておくと白いものや青いものが付着している事はありませんか?」

「ああ、あれね」

「そう、あれです。あれを食べると腹を壊します。だから、菌……カビというんですが、そのカビが生えないようにお湯に付けて綺麗にします」


 ……と言ってから気が付いた。

 この世界には冷蔵庫が無い。さらに、ジャムを入れる陶器は完全に蓋が閉まらないので、長期保存は難しそうだ。だから、先程の言葉は撤回して、早めに食べてくださいと訂正した。

 食中毒でも起こしたら、営業の危機だしね。


 パン生地は休ませている途中だし、リンゴの甘煮は煮始めたばかりなので、やる事がなくなってしまった。そこで私は、時間潰しに余っているリンゴを洗って、ウサギの形へと切っていく。


「うわー、何それ!?」


 興味深そうに私の手元を見ていたカリーナが叫ぶ。


「ウサギリンゴです。どうぞ……」


 みんなの分を切り終えた私は、ウサギリンゴをみんなに配る。エーリカも鍋から離れて、リンゴを食べようとしたので、私の手から直接食べさせた。

 その後、ウサギリンゴを気に入ったカリーナに作り方を教えたりして時間を潰した。



 その後、ジャムを入れる容器を熱湯から取り出して水気を切ったり、シナモンスティックを粉にして、リンゴパイの甘煮に入れた。


「この薬草……シナモンと私は言っていますが、これを入れる事で味に深みが生まれます。隠し味です」

「変わった香りがするね」

「何か癖になりそう」


 思い思い、シナモンスティックを嗅いで、楽しんでいる。


「ご主人さま、そろそろ水分が無くなりそうです」


 根気よく鍋をかき混ぜていたエーリカの元へ行き、鍋の中身を確認する。

 茶色に煮込まれたリンゴから、甘く美味しい匂いが漂っているので、鍋を火から退けて冷ました。



「パイ生地はまだ寝かせておきたいので、先にジャムの試食をしましょう」


 私の提案に皆は賛同する。

 カルラは、朝焼いたパンの余りを火で軽く炙ってくれる。

 私はお湯を沸かし、お茶の用意をした。

 甘いものにはやっぱりお茶だよね。持っているのはミント茶だけど……。

 ジャムを保存する入れ物は、まだ水気が残っているので、鍋ごと机に置き、スプーンで直接取るようにした。

 熱いお茶も温めたパンも用意し、各々机に座り、パンの切れ端にジャムを付けて食べていく。


「うわっ、美味しい!? 凄く美味しいよ、おじさん!」


 目を見開いて「美味しい、美味しい」とカリーナが連呼する。


「本当だね。砂糖の甘さだけでなく、リンゴの甘さも消えてない。それに良い香りがする。これだけで、パンがいくらでも食べられるよ」


 カルラにも好評のようで安心した。

 ブルーノやエーリカは一言も話さず、黙々とジャムとパンを平らげていく。

 私もパンを取ってジャムを塗り、一口食べる。


 うん、美味しい。


 甘さが控えめな分、リンゴの旨味が口の中に広がる。

 うろ覚えで思い出したレシピの割りに上手くいってホッとした。


「ジャムに関しては、冷ましてからの方が美味しいです。それと、今回はリンゴを使いましたが、別にリンゴだけでなく、別の果物も同じ方法でジャムを作る事は出来ます。お勧めは、イチゴ、オレンジ、ブルーベリーですね。柑橘系は大体合います。その時は皮も入れてください」


 イチゴ? オレンジ? と首を傾げられた。

 もしかして、この街にイチゴとオレンジって無いの!? ……残念、無念。


「うげー、何この飲み物!?」


 ミント茶を飲んだカリーナが、口を開けて、ヒーヒー言っている。


「個性的だけど、慣れると美味しいよ。甘い物を食べた後に飲むと、さっぱりして良いね」


 ミント茶は、カリーナには不評だったが、カルラには好評のようだ。

 私はもう一つ、パンを貰い、ジャムに手を伸ばすと……すでに空だった。


 あっれー、結構な量を作った気がしたのだが……。


 周りを見ると、エーリカとブルーノが満足顔でミント茶を啜っていた。

 ……ジャムを保存する容器が無駄になってしまった。



 カリーナがジャムを全部食べてしまったブルーノにブーブーと文句を言っているのを無視して、作業を再開する事にした。


「少し早いですが、パイ生地を完成させましょう。ブルーノさん、パイ生地が完成したら焼き上げますので、パン釜に火を付けておいてください」


 私のお願いを聞いたブルーノは、カリーナの言葉攻めからススっと脱出して、パン釜に火を付け始めた。

 私はパイ生地を持ってきて、パンをこねる台に打ち粉をしてから乗せる。

 丸めてるパイ生地を正方形の形に押し付けてから麺棒で伸ばしていく。伸びきったら、折り畳んで、また伸ばしていく。その繰り返しである。


「こうやって、伸ばしては折り畳んでを繰り返します。だいたい五、六回ぐらいですかね。注意ですが、決して生地を練らない事。もう一つは、生地が硬いままで伸ばす事です。生地が熱で柔らかくなっていたら、冷やしてください」


 伸ばして、折り畳む。伸ばして、折り畳む。伸ばして……。


 良い感じに仕上がったので、最後に底が破けない厚みに平ぺったく伸ばしていく。

 そして、五人分のリンゴパイを作れるように包丁で切る。

 長方形の形になったパイ生地にリンゴの甘煮を乗せて、その上に被さるように生地を重ねて、端を潰すようにくっ付けていく。

 生地の間にリンゴの甘煮が入った、餃子風リンゴパイになった。

 本当は、リンゴパイの上部分を網目状に作りたかったのだが、面倒臭くて止めた。

 カルラにも手伝ってもらい、五個の餃子風リンゴパイが完成した。


「これから焼き上げますが、最後に卵黄を塗ってお終いです」


 卵を貰い、黄身と白身に分けて、卵黄を全体に塗っていく。


「では、これをパン釜で焼いてください。焼き時間はお任せします」


 焼き加減はプロにお任せする。

 後は焼きあがるのを待つだけ。

 これで私の仕事はお終い。

 ふー、疲れたね。



 卵の黄身だけ使ったので、残った白身をどうするか悩む。

 メレンゲでも作るか?

 いや、メレンゲを作ると、別のお菓子を作り始めたくなるので却下。


「余った白身は、夕飯にでも使ってください」


 考えるのが面倒臭くなったので、カルラに丸投げした。

 パイ生地が焼きあがるまで、後片付けをしたりして時間を潰す。

 焼きあがるのをずっと観察していたブルーノがパン釜の蓋を開けた。

 様子を見に行くと、リンゴパイが綺麗なキツネ色へと焼きあがっている。さすがプロの職人さんである。


「うわー、綺麗に焼けたね。とても美味しそう」


 カリーナの喉がゴクリと鳴る。

 エーリカはコクコクと頷いている。

 ジャムと同じように焼きあがったリンゴパイを机に並べ、ミント茶を入れ直した。


「では、頂きましょう」


 私の合図で、皆が熱々のリンゴパイをフォークで食べ始めた。


「えっ? 皮がボロボロと崩れるけど……」


 パン生地と同じだと思っていたカリーナが、パリパリと崩れるパイ皮に驚いている。


「これがパイ生地だよ。パリパリの皮とリンゴの甘煮が合わさって、味だけでなく、食感も楽しめるお菓子。上手く出来て良かった」


 分量は適当で、工程もうろ覚えだったので、上手く出来て安堵する。

 パリパリと崩れる皮と酸味と甘みが上手く混ざりあったリンゴが口の中に広がり、口と心が満たされていく。


「不思議な食感だね。でも、面白いよ、これ。うん、リンゴともよく合う。凄く美味しい」


 カルラはリンゴパイを一口食べてはミント茶で口直しをしていく。


「ああ、食べ終わっちゃったよ。もっと作るべきだったね、おじさん」


 カリーナがレモンジュースを飲みながら、空になった皿を残念そうに眺めている。

 ブルーノとエーリカもすでに食べ終わっていた。

 エーリカに至っては、半分以上ある私のリンゴパイを(まばた)き一つせず見ている。

 私はリンゴパイを半分まで食べて、エーリカとカリーナに食べかけのリンゴパイを差し出した。

 二人は、仲良く二等分してから瞬殺で食べてしまった。


「もう少し、シナモンを入れても良かったですね」


 薬として売っていたシナモンは、日本で売られているシナモンに比べ、香りが薄い。人にもよるが、私はシナモンを利かせた方が好みである。


「ああ、それは私も思ったよ。パイ生地に味が無い分、中身のリンゴにもっと癖をつけた方が良さそうだね」


 カルラも同意してくれた。

 アップルパイの形や中身について、ミント茶を飲みながら、反省点や改善点を話し合っていく。


「リンゴパイの形は網目状にすれば特別感がでます。ただ、沢山のお客に売るとなると手間が掛かるので難しいかもしれません。中身もリンゴにこだわる事はありません。他の果物でも良いです。そうそう、お肉もありです」

「肉を入れるのかい?」

「肉の場合、細かく切った肉をトマトソースで煮込んで入れるだけです。これをミートパイと呼んでます」


 正式なミートパイではないが、許容範囲内だ。


「それで、どうですか? 売れそうですか?」

「ああ、売れるね。すごい騒ぎになるよ」

「それは良かった」

「ただ……」


 カルラはそこで口を閉ざす。


「問題は砂糖ですかね?」

「そうだね。作る事自体は何とかなると思う。パイ生地は、パンと一緒に作れるし、リンゴの甘煮もトマトソースと一緒にやれば手間はかからない。けど、材料の砂糖を確保するには……まだ、考え中だね」


 砂糖大根の砂糖を使うにしても、生産者のリーゲン村と交渉しなければいけない。

 個人で使う分ならまだしも、毎日沢山の砂糖を使うとなれば、簡単には手に入らないだろう。


「だから、実際に販売するのはまだ先。その間、色々と試作したり、作業工程を見直したりするかね」

「試作の味見は任せてください」


 エーリカが言うと、カリーナが「私も私も」と手を上げる。


「それでだ、クズノハさん」


 カルラが真剣な目で私を見つめる。

 私は背筋を伸ばして、カルラの言葉を待つ。


「リンゴパイだけでなくジャムも教えてもらったし、宿泊代は借金返済日まで無料でいいよ」

「えっ!? 良いんですか!?」


 宿泊代七日分が借金返済の二十一日分へ化けた。

 何という太っ腹。……体格の事じゃないよ。


「ピザの時もそうだけど、長い目で考えると、私たちが貰い過ぎている。とはいえ、今後も色々と相談を聞いて貰ったり、手を貸して貰うかもしれない。あと、食事とお風呂代は別料金だよ。大飯食らいがいるからね」


 そう言って、カルラはエーリカを見つめる。

 当のエーリカは、素知らぬ顔をしてミント茶を飲んでいた。


「こちらこそ、有り難い提案です。ぜひ、お願いします」


 借金返済で節約をしなければいけない矢先、宿泊代が借金返済日まで無料になった。

 やったね。


「それでは、早速、リンゴパイの絵を描いておくれ」


 今後売りに出す予定のリンゴパイも新しい看板に付け加えるつもりだそうだ。

 嬉しさに浮かれた私は、ノリノリでリンゴパイを描いていく。

 ついでにパン屋なので、パンの絵も数種類描く。

 おまけにブルーノ、カルラ、カリーナの似顔絵も描いてしまう。

 大盤振る舞いである。

 


 木箱に入っている余ったリンゴは、自分たちの分を残して、カルラにあげた。

 砂糖大根の砂糖も、ジャムやリンゴパイの試作の為、半分を提供した。

 もしかしたら、食事の時に試作で作ったジャムやパイが出てくるかもしれないしね。

 こうして、リンゴパイとジャム作りは無事に終わった。


 その後、私たちは部屋に移動する。


 外は生憎の雨。

 筋トレが出来ないので、私はエーリカに異世界の文字や数字を教えてもらう事にした。

 なぜか途中でカリーナも加わった事で、中年のおっさんが少女二人に挟まれながら必死に勉強をする図が出来てしまった。


 ちなみに、夕飯に黄身のない白身だけの卵焼きがおまけでついてきた。


リンゴパイとジャムを作りました。

そのおかげで、宿泊代が無料のなりました。

カルラさんたちとは、持ちつ持たれつの関係に成っています。

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― 新着の感想 ―
[一言] カリーナには不評だったミントもどき茶。そういえば、以前スライムとの死闘を繰り広げたときにも子供たちからは「まずい」と言われていましたし、子どもは苦手な味なのかもしれませんね。 ……もしかし…
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