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アケミおじさん奮闘記  作者: 庚サツキ
第一部 魔術人形と新人冒険者
25/326

25 ミミズ退治 その後

 緊張から解放された私は、大ミミズの血と体液の交じった匂いが鼻を襲い、胃液がこみ上げてくる。喉まで逆流してきた胃液は、(せき)を切ったように口に溜まり、地面にぶちまけた。


「うおろろぉぉ……」


 ビシャビシャとアップルパイもどきが混じった胃液が、大ミミズの血と肉と体液で汚れた地面に混ざり合う。


「ご主人さま、大変でしたね」


 ゲエゲエと嘔吐する私の姿を見ながらエーリカは、いつも通りの平坦な声で心配してくれる。

 まったく、誰の所為で、あんなにも心配したと思っているのか。

 逆立ちしたって何も出てこなくなるまで吐きつくした私は、汚れた裾で口元を拭い、エーリカの元へドスドスと音を立てながら近づいた。

 エーリカは眠たそうな目で私を見上げる。

 インドアで、友達ゼロで、他人にあまり興味のない私をあそこまで心配させたんだ。

 エーリカに一言言ってやるつもりだったが……。


「ご主人さま、どうしました、急に抱き着いて? もしかして、大ミミズの体液に塗れたわたしの姿に興奮しましたか?」


 説教でも嫌味でも苦言でも文句でも、何でもいいから一言を言うつもりだったのだが、エーリカの無事な顔を見たら何も言えず、代わりに抱きしめていた。

 ギュッとエーリカの小さな体を抱くと、エーリカも私の体に手を回してくれる。

 大ミミズの体液で汚れまくった中年のおっさんと可愛い少女が抱き合っている図は、さながらラットモンキーに噛まれた母親を倒したライオネルとパキータの図だろう。


「まったく、心配させて……」

「心配は無用です。わたしには案がありました」


 エーリカがそう言うと、私の背後からキュイーンと音が鳴る。

 私はエーリカから離れると、エーリカの左手に装着している三角錐の物体を観察した。


「何それ?」

「ドリルです」


 やはりドリルなんだ。


「土を掘ったり、物を壊したり、魔物を攻撃する便利な道具です。わたし専用の武器です」

「そんな便利な物があったのなら、初めから使ってくれれば楽だったのに……」


 今回の騒動を思い出し肩を落とすと、エーリカの否定の言葉が返ってきた。


「これを魔物に使うと、ご覧の通り、辺り一面グログロの惨殺現場に成ってしまいます。これは最終手段です」


 エーリカが両手を広げて、血まみれの姿を私に見せる。

 地面も酷い状況だ。確かに最終手段だな。いや、最終手段にもしたくない攻撃だ。


「ちなみに、他の武器もあるの? サイコガンみたいなのもあるの?」


 昔見た漫画を思い出してワクワクする。

 いや、エーリカの魔力弾が既にサイコガンみたいなものか……。


「色々とありますが、それは秘密です。わたしの事はゆっくりと時間をかけて教えてあげます」


 どこでそんな技を覚えたのか、エーリカは人差し指を口元へ持っていき、小悪魔スマイルで私の疑問を流してしまう。笑っていないけど……。


「それにしてもデカいな」

「これ、どうするんだ?」

「冒険者ギルドが何とかしてくれるさ」


 村長たちが私たちの元まで来た。


「冒険者さん、無事で……?」


 村長たちは私たちの姿を見て、歩みを止める。そして、距離を開けた場所で私たちに言い直した。


「えーと……大分、凄い恰好ですが……無事ですかね?」


 大ミミズの血と肉と体液で汚れた私たちに近づこうとしない。

 まぁ、逆の立場なら私もそうするから文句は言わない。


「こんな姿ですが、二人とも大した怪我も無く、無事でした」


 私と村長が安否の確認をしていると、エーリカは私が斬り殺した大ミミズまで歩いて行く。


「エーリカ、どうしたの?」

「わたしの左手を取ってきます」


 そう言って、エーリカは大ミミズの口を開けて、中へ入って行った。

 私や村長たちはその姿を見て、茫然と立ち尽くす。


 そんなコンビニへ行くみたいに、大ミミズの腹の中へ行かなくても!


 しばらくすると、私が斬ったお腹の断面からエーリカが戻ってきた。

 左手はドリルから通常の手が装着されている。そして、右手には焼け焦げた二羽の鶏が握られていた。


「大ミミズに食べられた鶏です。わたしの魔法で焼かれて死んでいます。折角なので、わたしが責任をもって、食べたいと思います」


 大ミミズの腹の中で焼かれた鶏を見ながら、エーリカはお腹を鳴らす。

 私は、大ミミズの体液で味付けされたローストチキンを見て、空っぽの胃が再び伸縮し吐きそうになった。



 リンゴ園を超えた先に湖がある。

 さんさんと照らす太陽の光が水面を魚鱗のように反射する、澄み切った静かな湖だ。

 馬車で向かった時には気が付かなかったが、この湖はそれなりに大きく、湖の周りに三つほどの村が存在する。その一つが、今いるリーゲン村で、この湖の水でリンゴや他の野菜を育てて生計を立てているそうだ。

 そんな湖の浅瀬で、私とエーリカは石鹸を使って、汚れた体や服を丹念に洗っている。

 私たち二人だけなので、服は一切着ていない。真っ裸である。

 太陽に照らされる外気温は暑いぐらいなのに、水温は冷たい。

 そのギャップが気持ち良く、ちょっと泳ぎたくなってきた。


「ご主人さま、湖の中央へは行ってはいけませんよ」


 村長曰く、湖の中央には魔物が生息しているそうだ。

 その事を思い出し、泳ぐのを止めて、エーリカを眺める。

 エーリカは、ドリルの隙間に大ミミズの肉が入り込んでいるようで、水の中で回転させたりして肉片を落としている。

 そのドリルの水飛沫が太陽の光で反射し、裸の少女を包むように光り輝かせていた。

 汚れの知らない白い肌、抱きしめれば折れてしまいそうな華奢な体、水滴が滴り落ちる光り輝く金髪、絵画のように整った顔。

 エメラルドグリーンの水面に佇むエーリカは、中身が女である私でも見惚れるほど綺麗で美しかった。

 少女趣味も無いし、同性愛者でもないのに、なぜかドキドキしてしまう。


 エーリカには、エロスはない。

 ただただ、美しいだけ。

 だが、その美しさの中に背徳的な部分が存在する。


 その胸、何なの!?


 人形ならペッタンコで良いのに、エーリカの胸は年相応のちっぱい膨らみがある。

 エーリカを作った何とか博士の(こだわ)りを垣間見る。

 絶対、その博士は変態だ。うん、間違いない。

 私がまじまじと観察している事に気が付いたエーリカは私の方を向く。


「どうしました、ご主人さま? もしかして、欲情しましたか?」


 恥ずかしげもなく私の方へ振り向くエーリカは、私の下の部分をジロジロと眺める。


「ち、違う! 私はノンケだ!」


 冷たい水で委縮している異物を両手で隠し、水の中へ入り、ごまかすように汚れた服を洗い出す。

 その後、「青空の下というのも解放感があって良いですね」「冷えた体を温め合うには、裸で抱き合うのが良いと聞きました」「わたしはいつでもオーケーです」と訳の分からない事を言うエーリカを無視して、体と服を洗い終える。

 そして、エーリカの収納魔術から取り出した新しい服に着がえて、ようやく人心地ついたのであった。



 村へ戻って来たら、避難していた村人たちが、大ミミズの死骸に集まっていた。

 そんな中、見知った三人組を発見する。

 小剣と盾を携えた男性、腰にナイフを差している男性、白いロープを着た女性。

 たしか、川掃除をしていた時、化けネズミを退治した後に出会った青銅等級冒険者だ。

 名前は確か……忘れた。


「やっぱり、君たちだったか」


 冒険者三人組は私たちに気が付き、近づいてきた。


「見習い冒険者が向かった村で大ミミズが現れたと聞いた時、もしかしてと思ったら、やっぱり地下水路で会ったあなたたちだったのね」


 白いロープを着た女性は、私たちが怪我がない事を知り、安堵の微笑みを浮かべる。


「もしかして、助けに来てくれたんですか?」


 私が尋ねると、「そうだ」と返ってきた。


「冒険者ギルドで完了の報告をしていたら、ここの村人が慌てて入って来て、大ミミズが現れたから何とかしてくれと頼まれたんだ」


 私が住んでいる街とこのリーゲン村は馬車で一時間は掛かる。それが、短時間で助けに来てくれたのだ。相当、馬を飛ばしたのだろうと想像が出来る。


「あの時は参ったぜ。大ミミズだぜ。銅等級冒険者以上じゃなければ対応出来ない魔物だ。それもやり手の魔法使いがいるという条件付き」


 ナイフ使いの男性の言葉を聞いて、私の顔は青褪める。

 そんなにも危ない魔物だったのか。

 よく生きて退治できたものだ。


「私たちは青銅等級冒険者で魔法使いはいないの。切羽詰まっているのは分かるけど、力不足で一度断ったのよ。でも、何度も何度もお願いされて……」


 白いロープを着た女性が申し訳なさそうな顔をする。

 人情では受けたかったけど、勢いで行って、ミイラ取りがミイラになってしまっては元も子もない。


「ここにいるという事は、結局は助けに来てくれたんですよね」


 この場を見れば分かるが、一応確認してみた。


「冒険者ギルドには俺たちしかいなかったから、受付の人とどうしようかと顔を合わせていたんだ。そしたら、奥の部屋からギルマスが現れ、俺たちの首根っこ掴んで、無理矢理連れて来られたのが正解だ」


 ギルマス……ギルド・マスターの事か。

 やはり、そういう役職の人がいるんだね。

 さすが異世界。


「あの時のサシャの顔ったら、倒れるんじゃないかって思う程、青褪めていたわ」

「マリアンネだって、人の事が言えるか。泣きそう顔をしていた癖に……」

「どっちもどっちだ」


 冒険者三人組は顔を合わせて笑ってる。

 ああ、思い出した。

 小剣の人がヴェンデル、ナイフの人がサシャ、白のロープの人がマリアンネだった。


「そして、馬を走らせ、死ぬ覚悟で村についたら、既に大ミミズが退治してあった」

「それも二体」

「倒したのが見習い冒険者だって聞いて、さらに驚いたわ」


 三人が私とエーリカをジロジロと見つめる。


「私たちの力だけじゃありません。村長たちが手伝ってくれたから、運良く、何とか倒せたんです」


 私が恥ずかしそうに真実を話すと、冒険者三人組は私の肩を叩きながら、笑いかけてくる。


謙遜(けんそん)するな。村長たちの話は既に聞いている」

「身振り手振りで、お前たちの活躍を報告していたぞ」

「凄い新人が現れたわね」


 うーむ、どうなんだろう?

 大ミミズとの闘いは、逃げてばかりのイメージしか思い浮かばない。

 確かに、一匹は私が仕留めたが、それもエーリカがダメージを与えて、苦しんでいる所を横から斬ったに過ぎない。巨大大ミミズに関しては、完全にエーリカの手柄だ。

 凄いのはエーリカなのだ。

 私がエーリカを見ると、視線に気が付いたエーリカは眠そうな目で、首を傾げた。


 冒険者三人組と話していると、村人の間隙(かんげき)を縫うように背の高い短髪のおじさんが、私たちの元へやってきた。

 歳は五十歳前後であるが、鍛え抜かれた体から英気が(みなぎ)っている。

 日に焼けた金髪を短く刈り上げている為、爽やかな印象である。

 だが、その瞳は威圧感があるが、不思議と怖さは感じない。


「よう、新入り。ずいぶんと活躍したみたいだな」


 使い込まれた銀色の鎧を着たおじさんは、私には持つことも出来ない大きな剣を背中に吊るしている。その事から鑑みて、彼が先ほど話に出てきたギルマスであろう。


「会うのは初めてだな。俺は冒険者ギルドの代表ヘルマンだ。よろしくな、アケミ・クズノハ。そして、エーリカ嬢」


 ギルマスのヘルマンは、私たちを眺め、ニヤリと笑った。


「見習い程度の私たちの事、知っているんですか?」


 冒険者ギルドには、沢山の冒険者が在籍している。

 担当職員ならいざ知らず、ギルドをまとめているギルマスが、たかだが冒険者見習いの名前まで知っているのは驚きだ。


「当たり前だ。俺はギルマスだぞ。冒険者全員の事を知っている。特に新しく入った新入りは、逐一報告するように指示してある。これでも客商売だからな」


 レナが口を酸っぱく言っていたのを思い出す。

 冒険者ギルドは冒険者を管理する義務がある。もし、依頼主や住民に対して、犯罪や不適切な対応をすると、冒険者ギルドの監督不届きとして責任問題になってしまう。その為、何も情報のない新入りについて、余計に目を光らせているらしい。


 それよりも、レナが私たちについて、変な事を報告していないか気になる。

 女言葉を話すハゲのおっさんと冒険者には似つかわしくない場違いな少女の二人組だ。

 特に私は、幼女趣味だとか、借金持ちだとか、同性愛疑惑とか、色々と誤解を招く恐れがある。


「安心しろ。お前たちの評価はすこぶる良いぞ」


 考えていた事が顔に出ていたのだろう、ギルマスは私の背中をバシバシと叩きながら大きな口を開けて笑う。……というか、痛い。強く叩き過ぎだ。私がレベル三なのも知っていてほしい。


「雑務の依頼でも顔色変えずに受ける。文句も愚痴もない。仕事は完璧。窓口相手の対応も問題なし。さらに、依頼以外のトラブルも解決できるときた」


 そう言って、ギルマスは大ミミズを眺める。

 トラブルと言うのは、馬糞回収時の恐喝犯、川掃除の化けネズミ、そして今回の大ミミズの事だろう。


「そういう訳で、これからも宜しく頼むぞ、新入り」


 ギルマスが手を差し出してきたので、「こちらこそお願いします」と私も返答し、握手を交わした。

 ギルマスの手は大きく、ゴツゴツして厚い。引退した歴戦の冒険者の手で、私の形だけの柔い手ではなかった。

 エーリカとも握手を交わしたギルマスは、コホンと一つ咳払いを済ませると私の方を向いた。

 今までフレンドリーだったギルマスの表情が真剣な顔へと変わる。

 エサを探す猛禽類の目をしたギルマスに睨まれ、私は急いで背筋を伸ばした。


「それで、一つ確認なんだが……」

「ああ、この大ミミズについての報告ですね」


 レナが何度も何度もホウレンソウが大事だと言っていたのを思い出す。

 私はまだ、ギルマスに大ミミズ騒動について、報告をしていなかった事に気がついた。


「いや、報告は村長や村人から詳しく聞いた。俺たちは応援に来ただけだから、この場でお前たちからの報告はいい。街に戻ってから、依頼完了の報告と合わせて伝えてくれ」


 ギルマスなのに、それで良いの?


「そうですか……では、何ですか?」

「この大ミミズは、どうするつもりだ?」

「えーと、どうするとはどういう意味ですか?」 


 言っている意味が分からないので、疑問形の応酬に成ってしまった。

 理解していない私に対して、ギルマスは説明をしてくれた。


「村長は、この大ミミズを仕留めたのはお前たちだから、この大ミミズの所有者はお前たちである。自分たちが所有するのはおかしいと辞退したんだ」


 つまり、このバカでかいミミズを私たちが責任を持って処理しろという事だろう。

 魔石は売れるから嬉しいが、このデカい死骸はどう処分すればいいんだ?

 バラバラにして燃やして埋めるのか?

 凄く時間の掛かる作業でゾッとする。


 村長めー、厄介物を押し付けたな!


「お前、何か勘違いしてないか?」


 私の顔色を見て、ギルマスが追加で説明してくれた。


「大ミミズの死骸は利用価値があって高く売れる。これは財産だ」


 えっ、売れるの? デカいミミズだよ?

 ゴメン、村長。勘違いして悪人扱いをしてしまった。


「もしかして、食べるの?」


 私は大ミミズを見る。

 百歩譲って、鰻や穴子に見えなくもない。かば焼きにすれば、食べられるかも……と思っていると、隣のエーリカは首を振っている。


「あー、一応食べられる。貧民地区の連中ぐらいしか食わないが……。それよりも、薬や魔術の触媒に使われる」


 魔術の触媒は分からないが、薬については分かる。

 私の住んでいた世界でも、干からびたミミズを漢方薬として売っている国がある。

 どんな効能かは知らないが……。


「それでだ。お前たちが良ければ、冒険者ギルドに売ってくれないか? 魔石も含め、言い値で買うぞ」


 商人や販売元と繋がりのない私たちにとっても有り難い話だったので、即座に了解した。

 それを聞いたギルマスは、真剣な表情が崩れ、満面の笑顔に変わる。

 もしかして、このミミズ、凄く高いの? と思い、聞いてみた。


「この辺では希少な魔物で、なかなか市場に出回らない。このサイズで、さらに二匹だ。ダムルブールの街だけでなく、他の村や街でも売り捌けば、良い利益になるだろう。さっきも言ったように言い値で買い取るから安心しろ」


 未来の事を考え、ギルマスがホクホク顔になっている。


「それなら、買い取り金額の一部をこの村へあげてください。今回の騒動で、壊れた家や犠牲になった家畜もいます。お金は必要でしょう」


 仕留めたのは私とエーリカだが、その過程で村長や村人が手伝ってくれた。

 私が全部貰ってしまうと罪悪感で潰れてしまう。

 私は生粋の日本人だ。損な性格である。


「とんでもないお人好しだな」


 ギルマスが呆れている。

 とは言っても、完全に善意であげる訳ではない。

 私にも考えがある。

 これは投資なのだ。

 今後、良いお付き合いが出来るようにする未来の投資である。

 何て言ったって、この村には砂糖大根があるのだから……。


「それなら、村長には俺から話しておく」


 話が終わったギルマスと冒険者三人組は、さっそく大ミミズを解体し始めた。

 


 ちなみに余談だが、村人の一人が解体をしている光景を見ながら恐ろしい事を呟いた。

 この村を襲う前に、旅人や商人、行方不明のばあさんが食われて、大ミミズの腹の中で溶けているかもしれない。

 それを聞いた村人たちは戦々恐々しながら解体作業を見守っていた。

 そして、ギルマスが大ミミズの腹を裂いた時、土と岩と木の根っこしか出てこなかったので、皆、安堵する。

 恐ろしい事を呟いた村人は、知り合いに頭を小突かれていた。


ギルマス登場。

大ミミズがお金に代わりました。

借金持ちのアケミおじさんにとって、有り難い結果になりました。

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