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短編で雑記なナニか

虚なココロ

作者: トリスラスト

今の気持ちを書きなぐりました。

読まれようとは思っていませんが、書きたくて書いた文章です。

…。

何処から話せば良いのでしょう?


ごちゃごちゃした私の思考は、時系列で覚えておくことがどうやらあんまり上手くないようで。


感情だけが、いつもぽっかりと、ココロに残されています。


今の私は、そこに、感情を刺激した事象を出来るだけ肉付けして(かたち)にしようと試行錯誤を繰り返す日々が続いています。




そうするうちに、元の記憶が薄くなるのが常なのに、貴方への気持ちだけが。ふわふわ、ふわふわと、降り積もっていって。

どんどん、どんどん。

切なさに呼吸が苦しくなっていくのです。



あの日、私の安らぎは、「あの招待された世界」は、消えて無くなってしまったけれど。



思っていた以上に、あの世界にいた人達は、私の支えで。指標で。目的で。


私が私であるための、大切すぎる場所だったのだと、思い知らされます。



それ以上に。


貴方の存在が、私にとっては、特別過ぎて。


今もギュッと痛む、空っぽになったココロの真ん中で、その光を探し続けて、彷徨っているのを夢に見ます。


考えない様に日々を過ごしても。


何時も、耳の奥に、貴方の声を感じます。


実際には、一度たりとも貴方の肉声を聞いたことは無いのだけれど。


一度たりとも、貴方の姿を見たことは無いのだけれど。


本名だって、知らないけれど。


でも。でもね。


言い表せ無い位に。

私の大事な部分を、貴方が持っていってしまったの。



自分が、こんなに恋愛脳になるなんて、昔は全く思えなかったけど。


正しく失恋なんてしたことなかったから、なのかも知れないけど。


まだ、私は、私の中のあのコを分離できないでいます。



良く分からない感情に、涙が止まらない朝を、あと何回迎えたら、私はこの幸せな苦しさから、叫びそうな衝動から、解放されるのかなぁ?


物語(世界)の結末に必要だと分かっていたから、私は自分の意思で【世界の破壊】を選んだけれど。


その代償が、これ程までに、泣きたい気持ちを引き摺るものだなんて、考えていなかったのね。



貴方と過ごせて、幸せでした。


幸せ過ぎて、怖いくらい、貴方が大切でした。


過ぎた事を忘れる事は出来ないし、鮮明な位にココロに刻みこまれてしまっているから、消すことも出来ないけれど。


きっと私は、この引き攣る心の軋みを抱えて、これからを、生きていくのでしょうね。


私の心そのものだったあのコが、その存在をかけて愛していた貴方だもの。


…。仮の名でさえ。一度呼んでしまったら、彼が消えて無くなりそうで、最近は、貴方の中のあの人の名を、口にすら出せなくなっているけど。



過去に囚われる存在を、貴方が嫌いなのを知っているから。


貴方に嫌われたく無い私は、前に進もうと足掻くのでしょうね。


あの世界での、皆のお陰で、少しだけ、足掻く事を覚えてしまったし。


皆の教えてくれた「大切な事」を、無いことになんて、したくはないから。



思い出を拾い集めて、(かたち)にしていく事で、私は前に進みたいのね。


記憶の中の世界に散らばる、辛うじて残る、欠片を集めて、貴方の記憶を、残したい、私の我が儘。






海に手紙入りの瓶を流す様に、電子の海に流してみたかったんです。


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