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愛しき妹を守れ(Dark 2)  作者: 赤岩実
最終決戦、そして最後の使命
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 2人は数回のデルガを使って、ジゼルに姿を現わした。

「シール、待ち伏せしているかもしれないから油断するな!」

 王家の家のある広場に向かってゆっくりと歩いていくが、敵がいる気配は感じられない。

「奴らはまだ体勢を整えることができていないのでしょうか?」

「シール、油断するな、奴らも治癒呪文を使うんだ。昨日ほとんどの兵は倒したが、何が起こるかわからない」

 しかし、待ち伏せされているようすもなく、王家の家までやってきた。

「どうやらまだ来ていないようだな、試練の間にいるレイラの様子を見てくるか」

 2人が儀式の間へ入ろうとした時、健人にはレミルの声が聞こえた。


 健人よ、お前たちを試練の間へ入れるわけにはいかぬ。


(なぜですか?シールがいるからですか?)


 違う・・・もう1人の我が子孫、ラミルの心・・・ラミルよ、聞こえているであろう


(はい・・・)


 お前はなぜ戦おうとしない?


(・・・)


 ナナを失った悲しみはわかる。

 しかし、お前はジゼルの王だ。

 同じ末裔たちが、過ちを犯していることを正そうとしないのか?


(レミル様が言っていることはわかりますが・・・)


 敵が迫っている、まもなくここへやってくる。


(やつらが・・・すでにジゼルの領域内に入っているのですか?)


 そうだ、前にも話したが、あの者たちを倒すのは、お前たちの使命だ。

 わかったな、ラミル、あの愚かな者たちを倒すのだ。


 レミルの声は聞こえなくなった。

(ラミル・・・戦えるか?)

(健人・・・僕はまだそんな気になれない・・・)

(そうか、わかったよ、もう少し時間が必要なようだな・・・)

 健人はシールを振り返った、精悍な目つきでシールを見る。

「シール、奴らはすぐそこまで来ているようだ、覚悟は良いか?」

「はい」

 シールも覚悟を決めた目でラミルを見てから自分の右拳を見つめた。

 2人は儀式の間から離れて、王家の家の前に立った。

 健人とシールが待つ目の前に、ダルガムが多くの兵士を伴ってゆっくりと近づいてきた。

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