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翌朝、窓から差し込んだ光に顔を照らされ、眩しさで目が覚めた。
「よし、やってやる、例え1人になってしまっても、必ず奴らを倒してレイラを守る」
健人は鎧を着けて王宮へ向かうと、すでに中庭にはシールが準備を終えて待っている。
「ラミル様・・・ナナ様のこと、何と言ったら良いかわかりません。でも、この国を救えるのは貴方様しかいません。私がどれだけ力になれるかわかりませんが、私の命はラミル様に救ってもらった命、この命はラミル様にお預けいたします」
「ありがとう、だけど僕はもう誰も死なせはしない。もちろんお前もだ、2人で奴らを倒してアルムとジゼルを守るぞ」
2人は力強く握手を交わしてデルガで移動しようとすると、ロザイルが現われた。
「ラミル、シール、本当は僕も行きたい、君たちの力になれるかどうかはわからないけれど、僕だって王宮の戦士であり、そして元聖戦士の1人だからな・・・」
「ロザイル、君の気持ちはわかっているよ、だけど君はジゼルに入ることができない、その気持ちだけで十分さ、ありがとう」
ロザイルはラミルとシールと固い握手を交わした。
「必ず帰って来いよ、妹のレイラちゃんを連れて」
「ありがとう、必ず帰ってくるよ」
シールはデルガを唱えた・・・2人の姿がロザイルの目の前から消えた。
「ラミル、シール、お前たち2人なら必ず奴らを倒せる、頼んだぞ・・・」
ロザイルはジゼルの方角を見ながら祈った。




