#5 本領発揮
今日は午後から父との対術訓練があった。
しかし、本で読んだところ、この世界の対術は少し抜けている、いやあまいと言った方がよいのだろうか、この本の説明だと受け身もまになってなかったのだ。
ただ、この本が説明不足だけなのか分からないが、これで俺は日本で行ってきた接近戦の戦法などをそのまま異世界でも使うことにした。
すでに父にも自己流でこの先やっていきたいと伝えてある。
「さて、午後から感覚戻しのリハビリだな。」
~~午後~~
「レオンよ、どこからでもかかってきなさい。」
「はい父様…」
父とはいえ、やはり筋肉が子供の体の俺とは断然違う。日本の俺の体よりもどし桁違いだ。
(まるでプロレスラーて感じだな…)
しかし、技術では負ける自信はない…
「行きます!!」
その言葉を放った瞬間に地を蹴って父メルトに向かって一撃いれようとしたが…
「ふんっ!」
違いが弱いせいでそのまま手はじかれてしまった。
さらに少しひるんだ瞬間に腹に一発を食らってしまった、
「んぐうっ!」
「どうした!自己流とはそんなもんか?」
やはりただの力業では無理に決まってる…
じゃあ…いっちょやりますか
俺はもう一回地を蹴り、パンチの姿勢に入った
「また同じやり方か?もう少し頭をつか…!?」
パンチの姿勢から体制を戻してそのまま屈んで、父メルトの股を通り抜けた。
「な!?」
すぐさま立ち上がり、彼の脇腹に強めのチョップを入れた。
「ぐっ…お前、どこでそんなやり方を…」
「父様が力勝負なら僕は力で勝てるわけないので、技術で戦いました。」
賭けだったが小さいからこそできる技術だ。
日本では流石にこんなことしたことなかったが、アニメなど見てるとこういうのがやりたくなってしまう。
なのでこれが成功して内心とてもほっとしている。
「そんなことまで考えてるなら、私から教えることはあるまい。」
「え!?そんな…」
「勘弁してくれ…もともとこういうのは得意じゃなくてな。私は魔法専門だからな。」
ん?
今魔法て言ったか?
「すいません父様、魔法て…」
「言ってなかったか?私は若い頃、冒険者ギルドでウィザードをやっておったのだぞ?」
初耳だぞそれ…
だが身近に魔法使える人が居るのはとても好都合。
対術より魔法を…
「教えるのはまだ無理だぞ。」
「え?」
「やはり教えてもらおうと思ってたか…魔法適正がわかるのは成人の儀の日じゃないと分からないと言っただろう。それに適正以外の魔法は使えたとしても威力など格段に落ちる。魔力もそれ相応に使うから、今はしっかり物理的な手法を学ぶ事だ」
「…分かりました…でもまだて?」
「もし、できるようになったら…な?」
!?
「は…はい!」
異世界の父はやはりとても心優しい
眠気がすごい状態で書いたので、文章おかしいかもです…
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