#4 剣の訓練
七歳になった
七歳になると剣や対術といった訓練が本格的に始まった。
剣は家庭教師を雇い入れ、対術は父が見てくれる事となった。
「リトさん!今日もよろしくお願いします!!」
「はい!よろしくお願いしますレオン様。」
家庭教師の名はリトと言い、一見黒髪の童顔で身長160前ぐらいの小柄な少年なのだがすでに25歳…
ショタコンのお姉さんが居たら一瞬で心が打たれてそうだ。
すでに俺も男ながら心を打たれている。
「いきます!…ヤーー!」
キンッ!キンッ!
剣の混じる音が外に響き渡る。
~一時間後~
「ハーハー、レオン様流石です。訓練して間もないのにもう僕と互角とは…はーはー」
「ハーハー、あ…ありがとうございます…ハー」
俺とリトは息切れの状態になるまで一時間本気で剣を交えていた。
剣はコツさえ覚えれば後は応用していくだけだった。
前にも言ったが隠れて筋トレもしているため、体も七歳とは思えないほど筋肉がついた
「これでも僕はAランク冒険者です。もっと力が上の人も居ますが、七歳の子、はたまた訓練始めたばっかでここまでとは…才能の塊です…」
「褒めすぎですよ。ここまで上達したのはリトさんの的確な指示があってこそです。本当に感謝してますよ?」
「恐縮です。」
「そんなにかしこまらなくても、年からしてリトさんの方が断然上なのですし、タメ口でもよいのですよ?」
「いえいえ、貴族様に向かってそんな態度取れません!それにレオン様の方こそ貴族なのですから…」
この世界は日本とは違って貴族が上の立場なのか…
前々から思っていたが目上を敬うのは当たり前で社会の常識だ。
なのにこの世界では年上より身分か…随分差別されてるのだろうか…
「レオン様?聞いてます?」
「へ?…あ、あーすいません…聞いてませんでした。」
「もう、ですから…」
「レオン様ー!リト様ー!お食事の用意が整いましたー!」
「…」
不運なリトさんに幸運あれ…
女の子ばっかでて来ていましたが、この回から男のキャラクター増えます!!
可愛い大人?リト君(25歳)登場!!
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