#0 最強警察官の異世界転生! 前編
「お…い………く…」
?
「おーい……君…」
誰かの声が近づいてくるように聞こえてくる。
声の低さからして男性だろうか?
「おーい!あわ……や君!!」
俺の名前か?それより寝てる人に対してこれはあまりにも
「そろそろ起きんか!!このバカたれ!!」
その言葉が聞こえた瞬間、頭に鈍い音と共に激痛が走った。
「いっだぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
大きな呻き声とともにその場に倒れ込んだ。
「まったくこのわしの手を煩わせおって…」
「いっで!…いったいなにするの……ですか?」
突然ぶたれた事での怒りをあらわにし、頭を上げるとそこには、髭が首の下まで垂れ下がり、優しそうな顔立ちで、白髪の小さな見知らぬ老人が立っていた。見渡してみても先という先までが白い輝きを放つだけの殺風景な空間だと見てとれた。
「あなたは誰ですか?ここはどこですか?そしてもしかしてさっき俺の名前を…?」
「分かった分かった。分かったから一度質問を止めてくれ…」
疲れたように手をおでこに持ってきて
「阿波賢也君。」
「は、はい!」
何故か圧を感じた俺は無意識に寝転がっていた体を起きあがらせ、正座の体勢に入り背筋が伸びた。
「お主は死んでしまったのだよ…自分の職場の新人を庇って…」
「……」
この何もない空間に居たときから察しはついていた
~20分前~
「あそこの部屋だ。しっかり見張ってろ知也。初めての張り込みだからて気抜いてると調査対象見失うぞ。」
「大丈夫です。逆に初めての仕事が憧れのあなたとこうやって捜査できることに緊張しすぎて気なんて抜いてられません。」
「減らず口が。その口縫ってやろうか?」
「止めてくださいよ…」
俺、阿波賢也35歳は警察官をやっていた。
これでも日本では凶悪犯や殺人犯など色々な容疑者が俺を殺そうなどしてきたがこの拳でやってきたんだ…流石に拳銃とかの武器ももちろん使ってるよ!?
ただ、ほとんどそういう場面では拳などの対術でしのいできた。
自分で言うのもなんだが頭もまわる。こういうことなどから俺は日本では、歴史に名を刻んだ最強の警察官と名を馳せていたのだが…
ある日、新人の知也の初めての捜査に俺も同伴でついて行くことになった。実践教育ということなのか分からないが、内容は暴力団幹部と思わしき男の監視。怪しい動きをしだしたら即連行という流れだった。
いつもどうり俺は捜査に集中していた。
初投稿ですが、色々ビクビクしてあらすじなどの設定をしていました笑笑
何か誤字やおかしな点などありましたらご指摘をお願いします!
基本的にのんびり投稿になりますが、一週間に一度のペース(気分次第で二度などのペース)で上げていこうと思いますので、ぜひブクマや評価の方よろしくお願いします!
(後編もあります)