表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界じぃじクエスト  作者: ☆さくら
_第一章_
6/36

06. 名付け親

ページを開いてくれてありがとうございます!


最後まで見てくれるととっても嬉しいです。


※ストーリーを進めたいので、情景描写など最低限にしております。時間に余裕がある時に追加を考えていますのでご了承ください。

 ここは重なり合わない外宇宙の一つ、天聖界。

 神や悪魔、天使や神使が住まう聖域である。

 時間や生死の理も違い、彼ら概念が生滅する事はなく、永遠の縛りが象を変えながら在り続けている。


 そして女神とは、生物が多く住まう星に配備され、時間の経過により分岐する平行世界を形成・破棄を促し、星単位で管理している管理者である。

 管理方法は各女神に一任されている為、アイリスの場合、生物を転生という形で時間の重要分岐点を創り、平行世界を管理しているのだ。

 時間の流れを木に例えるなら、剪定する庭師をイメージしてもらうと分かりやすいだろう。

 アイリスは普段地球の外壁に張り付いて仕事をしている。

 何か用事のない限り、この天聖界には戻らないのだ。

 今回、各星の女神が集まる会議があるため、会場のホテルに前日入りしたのだが・・・。


「アイリスさんどういう事なの?」

「お久しぶりにございます、ベイリー様。」


 出会い頭にホテルの廊下で罵声を浴びせて来るのは、1200光年先の星を担当している先輩女神ベイリー。

 その女神は長く紅い髪、両側にスリットが入ったチャイナ服に似た聖装だ。取り巻き二人も同様の聖装をしている。


「どうかされたのですか?」

「どうもこうもありません!貴女の担当から、魔王と名乗るモノ達が荒らしに来たのです!駆除はしましたが大損害よ!何とかなさい!」

 

 宇宙は繋がっているので、星間侵略は希に発生する。

 星単位の管理ゆえに起こる弊害である。

 沢山ある平行世界を管理してると、ヒイキしたくなるお気に入りの世界が自ずと出来上がって、それを愛でる気持ちは良く分かる。

 むしろ、基礎となる世界に横槍を入れられれば誰でも怒りたくなる。

 星間侵略が不自然に少ないのはこういった理由からだ。


「章造しくじったな…。」


 アイリスはボソッと呟いた。

 思いあたる節が大いにあるのですぐ頭を下げた。


「戻り次第確認し、そちらに行く前に対処します。ご迷惑おかけして申し訳ございませんでした。」

「そうして下さいませ!」


 この件はこちらの管理確認不足。

 深々と頭を下げ場を取り繕う。

 言うと取り巻きを引き連れて女神ベイリーは去って行った。


 神と言っても何でも出来るものじゃない。

 むしろ出来ない事の方が多いと思っている。

 無数に近い時間の先端を絶えず監視するのは難しい。


 帰る迄に魔王が宇宙に出ないよう考えないと。

 ってか、章造仕事(魔王討伐)しろッ!


――――

 会議も終わり帰路につく頃、あることを思い付く。


「章造くんの名前は私が付けてあげよう!別に嫌味言われた腹いせじゃ無いけど、腹の虫が治まらないからね~」

「大賢者~、魔法使い~、アニメ~、う~ん何にしようかな~。」


 何かちょっと嫌がる名前で、前世でないかな~


「サ○ーとかアッ○とか、う~ん。そうだな~」

「あ!?ミンキー○モ とか。生い立ち設定とかも似てるし~」

「じゃあ、ジジね!決定~!」

「どうせなら女の子に転生させれば良かった。」


 こうしてアイリスは、父ムリエの枕元に夜な夜な子供の名前を囁き続けるのであった。

読んで頂きありがとうございます! 


 はじめての作品なので不安はありますが、よろしければブックマーク、応援お願いいたします☆

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ