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異世界じぃじクエスト  作者: ☆さくら
_第一章_
5/36

05. 命名式 その2

ページを開いてくれてありがとうございます!


最後まで見てくれるととっても嬉しいです!


テレビ見てたら遅くなりました!いっぽーん!

 ここは屋敷の中庭、沢山の綺麗な花が咲き誇っている。

 手入れをしているものの几帳面さがうかがえる。

 萎れたものが一輪も見当たらない。

 そんな中庭にシートが敷かれ、老若男女問わず数十人が呑めや唄えや、ドンチャン騒ぎをしていた。

 皆親族らしいが誰一人として顔も知らない。

 しかも喋る事の出来ない体で楽しめるはずもなかった。


 どう見ても花見だよね?

 命名式って言うから、何かこう儀式みたいなのして、聖杯か何かの水飲んだり~とか、神託が降りました~って感じで名前発表するんじゃないかと期待していたのに…。


 誰か知らない人達に頭を撫で回され続ける始末。

 子供が酒飲み、老人が騒いで走り回っている異様な光景。

 誰だよこんなややこしい世界創ったの!


「こんばんは!」


 見た目10才位だろうか。

 白髪の女の子?この世界ではおばあちゃん?が話しかけてきた。


「誕生おめでとう!もし君が言葉が分かるなら、困った時はアタシを尋ねてくるといい。」


 そう言って手を握りしめ少女は立ち去った。

 不思議な人だった。

 他にも声をかけて来る人もいたが、ほとんどが、隣にいるリスタに話しかけていたからだ。


 だいぶ落ち着いた頃、父ムリエが一段高い所から挨拶をした。


「今宵はお忙しい中、我が子の命名式にご列席を頂きまして、誠にありがとうございます!高い所から恐縮ではございますが、挨拶をさせて頂きます。」


 屋敷の大きさの割に、(へりくだ)る言い方である。

 多分自分より高い身分の方々に配慮しての事だろう。

 どうやら命名式では、身分関係なく平等という意味で地に座り、名付ける子を敬う俗習らしい。


 母リスタと共に立つように指示がきた。

当然まだ二人は名前を知らされてないのである。


「母リスタと、神より授かりし二番目の我が子」


 二人は軽くお辞儀をする。


「子の名は『ジジ』とする」


 ムリエは巻物を取り出しそれを広げた。

 拍手喝采と歓喜の声が湧きあがる。


 って!?えーッ!?名前『ジジ!?』

 どこかの黒猫みたいな名前なん!?

 二番目って兄弟いたの!?

 元号の出し方と一緒ぉ!

 ツッコミどころ多すぎでしょッ!


「これからも、我が子共々ご教授賜りますようお願い申し上げます。今宵は大いに飲み明かして下さいませ!」


 父に文句の一つも言えぬまま宴は続き、夜が更けた。

 読んで頂きありがとうございます! 


 はじめての作品なので不安はありますが、よろしければブックマーク、応援お願いいたします☆

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