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クラスメイトなメイド  作者: 神無桂花
愛おしいメイドに。
184/186

メイドとラジオの真似事をします。第七回上

 「さて……ん? 僕の台詞がスピーカー越しに聞こえるぞ……」

「相馬君。もう収録は始まっていますよ」

「えっ? えぇ? なんで僕がラジオしているのさ。僕は窓越しにこの光景を眺める立場じゃ……」

「最終回くらい、主人公出ましょうよ。主人公」

「むっ……やるしかないの?」

「当然です。大丈夫です。ラジオ慣れしている私が、ちゃんとリードしてあげますから」

「僕がいないと地の文がほぼ消え失せるよ」

「それは、まぁ、作者さんの腕の見せ所という事で」

 




 「さて、質問コーナーですね。今回受け取りました質問。なろうネーム33Rさんです。狂犬物語を書き直す予定はあるのか。黒井会長の世界征服はどうなるか、とのことです」

「なるほど。うーん、どうなんだろうね、これ」

「どうなんだろうねって……答えてくださいよ。相馬君が」

「なんで僕?」

「最終ラジオ回なのですから。主人公が目立たないと駄目じゃないですか」

「陽菜が目立ちなよ。ヒロイン。男が目立つなんて、あまり需要ないでしょ」

「一応、ヒロイン三人でやるという案もあったのですけど、混沌とするからなくなったらしいです。それに、相馬君をここで出すことは決定事項でしたので、諦めてくださいね」

「はい」

「そういうわけで、相馬君。お答えください」

「おっけ。それじゃあ、一問目から。これに関しては、まぁ、やりたいよね」

「やりたいですか?」

「やりたいです。やるとは言い切れません。別のサイトでリライトをしようとプロット練り直し中ですが、もしかしたら狂犬物語が不要なものとして削られる可能性がありますし。可能性は低いですけど。とても物語全体として大事なものでしたから」

「私と相馬君が一度別れたのも、それがきっかけでしたからね」

「うん。あのシーン。本当はもっと悲痛なものだったんだよ。何か明るく別れているけど」

「そういう事は言わないでください」

「ごめんなさい。怒らないで」

「怒っていませんよ。相馬君の時折見受けられるデリカシーの無い発言はもう慣れました」

「慣れてしまう程度には言ってしまっているのね。重ねてごめんなさい」




 「では、二番目の質問に参りましょう」

「会長の世界征服か」

「結構良い所までいきますよね」

「うん」

「国連が無視できないレベルになるとかならないとか。国三つ、落としたんですけど、扱いはテロリストですからね。軍を差し向けられるのですよね」

「逃げ切ってゲリラ戦仕掛けけて、撤退まで追い込むけどね。どのルートもエピローグ時点では一つ取り返されて、徹底抗戦中だとか」

「はぁ」

「陽菜、嫌いでは無かったでしょ」

「まぁ、苦手ではありましたよ、会長の事は。嫌いでは無いのはその通りです」

「未だに、何で僕が誘われたのかさっぱりだよ」

「私にもわかりませんね。相馬君は人を殺めることができない人だと思います。冷徹に振舞っても甘さが出るタイプですね」

「まぁ、そうだと思う。多分。僕には向いてないよ。戦争なんて」

「その後、どうなるのですか? 会長」

「その後は……やっぱり兵力の差ってでかいねって。そこまでは知恵を振り絞ってどうにかしてきたけど。それでも限界はあるよ。一時期は基地を襲って装備を奪ったりもしていたけどさ」

「そうですか」

「多分あいつも、後悔はしていないんじゃないかな」





 「質問コーナーはこんな感じでしょうか」

「そうだね」

「では、次回は下として、陽菜√の解説をしようと思います」

「この文章量なら統合しても良くない?」

「しっ、ですよ、相馬君。作者さんはもっと来ると思っていたのですから」

「はい」





 








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