雪兎と椿の花
~アイツキモいよね…~
~ほんっとどうして普通に過ごしてるのかな~
~そういえば知ってる?アイツ五組の佐野さんストーカーしたんだってぇ~
~うっわ…無いわーなんで、先生もそんな奴ほっとくかなぁ~
~噂だと呪いとか掛けられるらしいよぉ~
~こわぁ…マジ消えればいいのに…~
~やだ!そんなこと言ってると殺されちゃうよー呪いでさぁ~
クスクス……
…普段のことだって思ってるけど、聞いてていい物じゃない。
そもそも、向かう方向が一緒だっただけだろ。誰だよ。佐野とかしらねぇよ…
被害妄想とかマジで乙www呪いなんか掛けられたら今頃お前らゴキ○リに変えてるっつーの。これだから女子は嫌いなんだよ。
「ゆきとーはよー今日も根暗だなーww」
……無視してやろ
「嘘だってーWW本気にすることねーだろぉWW」
「キミハダレデスカ。ボクシリマセン」
「悪かったって!だからその宇宙人やめろーマジ泣きそう…」
「……いちいち一言多いんだよ。陽向野郎」
「確かに野郎だけど、わざわざつけんなw」
「お前次は無いかんな?」
「そう言っていっつも許してくれるゆきくん陽向だぁいすきw」
「きめぇ…」
「(泣)いーんだそんなこと言うと大切な伝言教えてやらねーんだ(ぷんぷん)」
「だからきめぇんだよ。なんだよ?伝言って」
「あー椿ちゃんが「放課後お時間あったら図書室に来てください」だって」
教えんのかよ…(汗)
「あー…今日委員会なんてあったっけ…?」
「委員会って感じじゃなかったけどよぉ?(2424)」
「…は?」
「そうだなぁ~あれは…恋する乙女の顔だっt「無いな」切るなよ!」
「なんでそんな奴が俺に用事?どうせあったとしても他の奴だろ」
「じゃあなんでお前呼び出されてんの?」
「同じ図書委員だからだろ?委員会無くても必要に応じて呼ぶだろ」
「わざわざ放課後に??」
「うるせーなお前には関係ないだろ」
「えーひなこ気になるぅ~」
「死ね」
…でも、委員会の内容なら確かに今でも良いだろうに…忙しのか?それとも周りに仲がいいと勘違いされたくないのか?まぁ…言ってみれば大方分かるか。
ー放課後の図書室ー
この時間はやっぱ人いねぇなぁーどこにいんだ?さっさと用事終わらせて帰りてぇ…
「あ…」
いた。……あの様子は、気付いてない…ぽいな。まぁ、彼女は無視とかしない人だしそのうち気付くか…にしても何読んでるんだろ?
スッ…ジッ
{その声で好きと言って?}
恋愛もの??そんなに面白いのか…ていうか…真剣すぎじゃね!?俺結構距離近いんだけど、さすがに気付くだろ…無視?いやいやいや…この顔はマジだ。ほんとおもしれーな青池さん見てて飽きないわww……いたずらしてぇw
「……(パタン)ふぅ…(満足オーラ)」
あ、読み終わった。すげー満足した感やべぇwwww
「(クルッ)!!!!????え、え(汗)おおお、大野君いつから!?」
「…(ブフッ)wwwww」
「え?え?!」
すげー驚いてるwwwwやばwwwどんだけwww
「っ~~~wwwwwww」
「わ、笑わないで教えてください!////」
「あーごめんwごめんwwそうだなぁ…{お前が好きだ}って男子が女子をからかった所からかな?」
「!?//////そんなに前からいたなら声掛けてくださいよ!」
「え?だって、あれだけ近づいて気付かなかったの青池さんでしょ?そんな人に声かけて逆に気付くの?そりゃすごいww」
「うっ…///」
図星だな。青池さんって顔に大体出るんだよなぁ
「それで?用事って?」
続く…。