表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
月の滴  作者: あれっきーの
袖の触れあいは一期一会
48/136

048 冒険者登録 その1




 昨夜の万屋(マガズィーン)の話を参考に、朝の準備を終えて冒険者ギルドに行くことにした。


「いい加減に起きようよ。」


「んー。もうちょっと。ダーシャ君も同じ同じお布団に着ていいからぁ。」


 布団から手が伸びて俺を探している。つかまったら布団まで連れ込まれて抱き枕にされるのは相棒(バディ)が経験済みだ。起きてしまえば豪快なお姉さんだが、朝の寝起きはめっぽう弱い。しかし、俺だって毎日の戦いだ。この状況を打破する手段の一つは持っている。


「結構です。早く起きないと、ご飯食べそびれますよ。」


 この状況に唯一勝てる魔法の単語を使う。本当に手段が一つしかないのだが・・・。


「ご飯!!」


 さっきまでのグダグダした反応が嘘のように布団から飛び出した。しかし、時間は10時を回っている。宿の食事時間はちょうど終了してたばかりだ。


「ほら、食べそびれた。」


 自分の寝起きの悪さが原因と分かっているので文句は言わないが、明らかに不機嫌そうな顔をしている。


「ギルドに行く途中の屋台で食べましょうか。」


 『ご飯』と言う前に考えていた逃げ道を提示してこの場を誤魔化した。


「そうね。」


 宿のご飯は食べそびれたが、ちゃんと朝食を食べれると分かると上機嫌に準備をした。

 サヤーニャが服を着替え(当然部屋からでてました)、身支度を整えると10時半を回っていた。女性の準備は何かと時間がかかるが、これに文句を言うと大変と昔ナーシャが言ってたなぁ。


「お待たせ。」


「いえいえ、それじゃぁ行きましょうか。」


 万屋(マガズィーン)に聞いた場所へ2人と1匹で仲良く歩きだした。大通りを選んで歩くと、小さな屋台が良い匂いを放っていた。

 焼き鳥だ。味付けを買えるように、タレ付きと塩だけの焙りとなかなかこだわりを感じる。サヤーニャと目が合うと『ココにしよう』と訴えていた。


「お、そこのイカスカップルのお二人さん。小腹の足しに買ってかないかい。」


 俺たちの気配に気がついたのか、威勢のいい声が飛んでくる。


「あら、おじちゃんお久しぶり。」


 側まで行くと、どうやら知り合いの店だったらしい。


「おぉ、嬢ちゃん! 嬢ちゃんじゃないか! 久しぶりって、何年振りだ? 生きてたのか。それなら、たまには顔を出せよ。」


 最低でも5年ぶりの再会だ。店主が感極まっていた。


「久しぶりぶ、おじちゃんの食べたいな。」


「はっはっは。嬉しい事言ってくれるな。よし、温めなおしじゃなくて、今から焼くから待ってろよ。」


「お腹空いてるから、早い方がいい。」


 そう言うと、炭火の上で焼かれていた塩串をひったくると一口で全部頬張った。


「焼きたての方が美味いんだけどな。」


 呆れ顔の店主だが、声は笑っている。


「ほへは、ははってるへど、おなはへってるはら、ほっひのがいいほ。」


「まあ、いくらでも焼くから、落ち着いて食いな。」


 サヤーニャのお腹が落ち着くまで食べ続け、俺と相棒(バディ)の分を合わせて銅貨50枚を支払った。みんな満腹で幸せいっぱいって顔をしている。


「お待たせ。それじゃぁ、改めて冒険者ギルドに行こうかしら。」


「あぁ。」


次は何の障害もなく、目指す建物に向かうことができた。


登場人物の割合でオッサン分が多い気がする・・・。

本当はバディみたいなもふもふ要員をたくさん増やしたいのに・・・。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
このランキングタグは表示できません。
ランキングタグに使用できない文字列が含まれるため、非表示にしています。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ