表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
第51回衆議院議員総選挙の議席予測  作者: 高卒弱者男性三十三歳
3/4

予想結果と実際の結果2

【チームみらい議席増の要因】

基本的に維新系や旧立憲右派の支持者の比例受け皿になったのだと思われる。


維新は関西以外では票が取りにくい関係から、各地に散らばる維新支持者の受け皿として評価された可能性が高い。


党年齢が若く、昨年からの参政党旋風に乗れなかった若手票がそこそこ流れたとも思われる。


また自民党が経済政策をほぼ曖昧、他政党が減税路線のため相対的にマシな経済政策を出していた部分もある。



【共産党社民党れいわの激減要因】

単純に党寿命に加え、国防関連の施策が惰弱という従来イメージと経済政策が根本的に時代に則してなかった部分が大きい。


リベラル路線だが弱者系の福祉政策(訴えてない訳ではないが)が中道含め左派政党はハッキリしておらず、選挙争点を改憲関連(それも9条ばかり)に注力し過ぎた部分も致命的だ。


共産に関しては前回衆議院選挙では各地に案山子を立ててた割に、今回は中途半端に共闘時代に協力的だった旧立憲系に票を流したため実質比例を更に減らしたとも言えそう。


政党体力が既に弱い事を多くの有権者は把握しており、弱い政党=弱者側であるという無慈悲な勘定から余力のある有権者は無視し、弱者側は棄権か消去法で自民参政という形になったと考えられる。


れいわに関しては元々支持層がリフレ政策支持のため、現高市政権と相性が良く野党側でも類似の右派である参政党があるため支持層がガッツリ離れたと思われる。


根本的な問題として比較的基盤が残っている共産党も最近は地方議会で議員数を減らしつつある事や、組織力の弱体化が著しい。


更に致命的なのはこうした政党群は本来ボトムアップを上手くこなせる強烈な人材……本来は一党体制型なので強力なリーダーカリスマを必要とするのだが、いずれも不在でありれいわも山本太郎辞職で完全にそうした求心力を失っている。  


結果、分かりやすいトップダウン型のリーダーである高市自民党や神谷参政党に群衆は求心力を求める形となり敗北するしかなかったのだろう。



【中道化した公明党】

実質中道は公明党……と言わざる得ず、立憲民主党は事実上の解党と言っていい。


元々斎藤氏は公明党としてはタカ派であり、連立時代は旧立憲系議員に対する風当たりが強めだった。


そういう意味では旧立憲を撃滅した手柄で今後の自民党との連立を視野にも入れやすくはなったと思うが、この結果は旧立憲支持層は勿論、支持母体の創価学会の層からも好感が良くないだろう。


自民党自体も公明党無しで史上最多の議席を獲得出来てしまった今、中道公明党にどこまで融和対応するかは未知数だ。


おそらく中道としては連立解除で喪失した国交相ポストの奪還を図ると思われるが、少子高齢化に円安(円高に触れても120円台まで戻るかは未知数)での資材調達の高騰、インフラそのものに対する政策は国防路線を強化する上では切り捨てざる得ず、そういう意味では中道が国交相ポストを奪還するのは困難か未知数かも知れない。




【ある意味では大政翼賛会の終焉】

今回の選挙はある意味で大戦から続いていた翼賛体制の終焉と言える。


自民党以外の野党は既に政策提案や提出出来る体力(ついでに大した質疑応答時間も)無いため、自民党はほぼ全ての政策を修正版無しで通せるだろう。


国民投票が必要な改憲よりこちらの方が強力。


改憲に関しても自民党の創案をほぼ要求通り通せる上、反対リスクのあるのは共産れいわのみ。


中道は一部自民党の比例漏れを貰ってる形で議席を増してる上に残留議員はほぼ改憲派だったりするため反対する事は(公明系含めて)まず無い。


分かりやすい反対票は実質五議席しかないため、非常に簡単だろう。


最も高市政権としてはそれより先にスパイ防止法や緊急事態条項……緊急事態条項の方は憲法改正の必要性から先にスパイ防止法を通す形になると思われる。


こちらも実質反対政党が衆議院参議院共にほぼ残っておらず、早ければ今年の夏辺りに通る可能性も高い。



【リベラル路線や左派の施策の今後】

最も経済リベラルや穏健派も残留した事を踏まえると、自民党がリベラル系で最大政党となっている。


ただし米国の防衛費要求や台湾有事関連の対応から、自民党では比較的強めだった経済面でのリベラル路線もかなり縮小を強いられるだろう。


仮に自民党に対抗する左派政党として再起する場合、日米同盟前提に国防体制や太平洋エリアの地域政策を示せる事が前提となる。


根本的には官僚軸の政治のため、自民党レベルに官僚側とコネクションを持てる政党になるしか無いが、これは既に困難レベルに等しい。


更に具体性な理屈を示せるかという強固なリーダー格を作る必要があり、これも困難を極める。


現時点では高市色がハッキリしないため断定しにくく、活動していた時期の時流も全く異なるためいかんともし難いが、高市自民党の執政は間違いなく安倍政権の雰囲気を模倣しつつも全く別物になるだろう。


それこそ左派側は安倍晋三型のバランスに統制経済や強硬なタカ派路線を持っていた祖父岸信介の特色を複合させた様な、強い気質や政策軸を逆輸入する必要があると思われる。


次書くなら説明するが、日本という国は根本的には戦時体制国家が戦後GHQの解体によって転換されただけに過ぎず、本質的には戦時国家の延長線上にある。


高齢者すら何故か勘違いしてるが、高市政権で大政翼賛会化したのではなく、大政翼賛会に近い日本の政党構造が今回の選挙によって事実上一党体制化しただけに過ぎないのだ。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ