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人との会話

今回から小早川 遠藤が主人公です


「どのくらいいるか分かりますか?スカイアマは」

戦況を変えるためには状況を把握しなければならない

「全然分からない。最初は人間陣営30人、スカイアマ陣営20人で戦う計画だったんだけど、、私の仲間たちが隊長もあわせて5人死んじゃって、、」

悲しそうに夏木さんは目をそらしながら言った。

それを聞いて僕は感じた。本当に戦ってるんだと。死者が両方にでる。これはお遊びではなく戦争なんだと。

「とりあえず武器はどのくらいありますか?武器が無かったら素手で戦うしかないので。そんなの勝機が無いも等しいものなんで」

夏木さんが僕の持ってる剣を指さす。

「その遠藤くんが持ってる剣一本だけ、、」

「なるほどーー、わかりました」

おおよそ理解し始めた。スカイアマ陣営の数が想像よりも多く、また一体一体の個体の強さが半端じゃなかったんだ。人間にとっては。しかし、この絶望的な状況を打開しなければならない。さもなければ、スカイアマ陣営に人間陣営が弱いという認識が大量に植え付けられ、軍に関わらない人にさえ、被害が及ぶことになることが容易に想像つくからだ。だから、勝たなければならない。この戦いには。

「人数以外にも詳細な計画を教えて貰ってもよろしいですか?」

「うん。全然大丈夫だよ。まず、今回の計画ではこの辺り一帯を支配している貴族スカイアマのヤーテンを倒すことが目標だったの。基本情報としてヤーテンは12人いる貴族スカイアマの中で順位が12位のスカイアマだね。」

「ヤーテンを倒せばこの戦いは終わるんですね。」

「そういうことにはなるね。」

「じゃあ、さっさと倒して終わりましょー」

「そんな簡単に終わるわけないでしょ、、冗談を言わないで」

怒号を浴びた。こんなに可愛い人から。

「すみませんでした。」

怖かった。何が間違ってたのか僕には分からなかったから。でも、この流れは切った方がいい。絶対

「とりあえず僕についてきてください。夏木さんを殺させませんし、この戦いを終わらせるので」

「分かった」

すごくかしこまっていた。先ほどまで情緒が不安定であったのに、それらを全て感じさせないほどしっかりしていた。まるで人格が変わったかのように

「これから戦うんですよね。それでしたらこれを使ってください。」

カプセルのようなものがポケットから出された。

「これは30分間スカイアマになれる薬です。ですがあくまで身体能力だけ。でも、オーバードースすると、完全にスカイアマになってしまうため、そこはご注意してください。」

「あ、それはご自身で身を守るために使ってください。僕は要らないので。」

夏木さんはあっけにとられた顔をしていた。

「どうしてですか?あなたが使った方が勝機はあがりますよ」

「あ、言ってませんでしたっけ。僕半分スカイアマなんです。またの名をファーアマと呼ばれるバケモノなんです。」


僕は証明するためにバサッと大きな羽を右の背中から

出した。

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