表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/48

第七章(0) 本当のお飾り妻

夜、一人になった私は、不安でなかなか眠れませんでした。

今まで、『終わり』があったから様々なことに取り組むことができていたのだと、実感したのです。『死んでしまう前に』と、『どうせ死んでしまうのだから』と、諦めてしまっていたこともあったのだと。

けれど、急に『終わり』がなくなってしまった今、私はどうしたらいいのか、わからなくなってしまったのです。

諦めていたことをやる気には、どうしてもなれませんでした。けれど、だからといって、カフェで働くということも、許されません。


私は本当に、ただのお飾り妻になってしまった。


その事を、あの日以降、実感させられました。自分はお飾り妻なのだと、そう思えば思うほど、私はここにいるのが申し訳なくなってしまいました。

そして、ドレスを着ることも、ドレスをリメイクして作品を作ることも、最終的には食事も取れなくなってしまったのでした。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ